診療報酬を削る→開業医がpublic jobをする時間がなくなりつつある
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
ちょっとだけ気になる記事を見つけたので皆さんとシェアします。5月6日の朝日新聞の記事です↓
学校医が足りない――崩れゆく健診体制で医師が悲鳴 脱衣問題も“断る要因”に 揺らぐ地域医療の現場
皆さん医師、特に開業医についてどう考えているでしょうか?一般的には勤務医→現場で頑張る人、開業医→楽して金儲けしている人っていうイメージあると思いますが、それは正直人それぞれです。自分のことしか考えていない開業医の先生もたくさんいますが、多くの医師は多かれ少なかれ自分以外のこと、つまり地域のことを考えて仕事をしたり公的業務を請け負っていたりします。
現在診療報酬がかなり厳しい状況になりつつありますが、今後も同様のトレンドが継続すると地域の医師が医師の責任と考え(お金がほとんどでないで)担ってきたpublic jobはどうなるのかも考える必要があります。
ちなみに当院が(損得抜きで)担っている地域のための業務をいくつか挙げると以下になります。
1:かかりつけ医としての土日診療
2:感染症流行期でも診療
3:学校医
4:介護保険関連の
もう少し考えればもっとでてくるでしょうが、まぁこんなものでしょうか?先生によっては医師会の幹事として週2桁時間以上の時間を自分のクリニック以外の業務に割いている先生もいらっしゃいます。また土日や祝日の救急外来診療も担っている先生もいます。ある程度余力がないとこれらの公的な仕事の継続は今後は難しくなっていくでしょうね。
昭和~平成と医療制度は大きくメスを入れずになんとか微調整でごまかして運営していくことができていました。ただ令和の今はもう限界です。もっと根本から社会保障制度を変えないといけない、そのために国には早く大きな決断をしてもらいたいと切に願っています。現場の医療者を絞れば(&被保険者からお金毟れば)それで終了、なんて改善は改善とは言えない案ですよね。皆さんもそう思いませんか??
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