相次ぐ医療機関の過大請求・・・・複雑怪奇な診療報酬制度をシンプルにすべく見直すべきでは?
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
この1週間程医療機関、特に病院の診療報酬請求での過大請求→返還の記事をよく読むなぁと感じたため、最近どの程度あったか調べてみましたがかなりありましたね。ぱっとみみつけたものだけでも以下に↓
和歌山の医療センターで診療報酬約6200万円を過大請求 自主返還へ 診療報酬加算の施設基準を満たさず
京都の総合医療センター、診療報酬6810万円過大請求…放射線治療などで7000人超に
診療報酬3億1294万円返還 森町国保病院 受給基準満たさず
市立病院で診療報酬3億円余過大受給 大阪 枚方
これは個々の病院の経営、事務だけの問題なのでしょうか?今井はそうは思いません。2年毎の改定の度に医療機関を誘導しようと診療報酬制度をもって国は医療提供体制を誘導してきましたが、そのために毎回毎回制度が複雑化、そのために施設要件を間違えてしまったというのが根本的な原因だと思います。
ベースにあるのは”誰も全てを理解していない診療報酬制度の複雑化”これに尽きると思います。医療事務さん出ない限り診療報酬の白本と言われるマニュアルを見る人はいないと思いますが、皆さん一度見てみてください。
解釈も含めると2000P近いルールになっているんですよ??こんなの全て頭に入れながら現場の事務がきちんとチェックできると思いますか?絶対に上記のような事件が起きてしまいます。
2016年くらいからこんこで言っているような気もしますが、
診療報酬の制度は簡素化すべき、またそれをするために大前提として社会保障制度自体もシンプルにすべき
と今井は考えていますが皆さんはいかがでしょうか?
2026年もさらに制度が追加される、28年も、30年もってなったら誰がついていけるんでしょうか?シンプルこそが全てのシステムの理想だと国にはよく理解してもらって一から社会保障制度を構築するくらいの変化をもたらしてほしいと考えています。皆さんのお考えはいかがですか?
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