公開日:2025年03月20日

室蘭の医療提供体制はこれで方向性が決定的になりましたね【製鉄室蘭病院、常勤医6科各1人増 25年度 乳腺外科新設、高機能手術室運用も】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

地域医療構想のちょうどいいサイズ、モデルとして今井は室蘭に注目していました。研修医の時(20年近く前ですが)に働いていたという土地勘もあること、公的病院含めメジャーな病院が3病院と比較的サイズ感が小さいこと、大都市(札幌)に近い人口減少地域であること、などから今後日本全国でおきる地域医療構想を考える上で勉強になるなと。

この3病院の行方、昨年11月のブログで製鉄記念病院さんが高度急性期を引き受けるよ~となったとお伝えしました。

室蘭の病院再編、方向性が決まったようですね【急性期医療 製鉄記念で 室蘭病院再編 日鋼、市立は回復・慢性期】

この動きがきちんと行動に移されるようです。3月19日の北海道新聞さんの記事です↓

製鉄室蘭病院、常勤医6科各1人増 25年度 乳腺外科新設、高機能手術室運用も

ということで今後は市立病院→慢性期医療&そのバックアップ、日鋼記念病院はおそらく回復期、という形に落ち着くのかなと思います。

そうなるとやっぱり市立病院のサイズ感が大きすぎますね・・・・職員の給与を減らしているのも適正な職員数になるまでは継続していくんでしょう。ただそうなると本当にいてほしい、できる人から辞めていくとなってしまい病院としてはかなり厳しくなりそうですね。

医局からの医師の派遣も待遇悪化に伴い先細りしていくでしょうし、病院の今後の方向性は決まりましたが、それが実際の地域の医療としてどうなっていくのか、継続して定点観測していきたいと思います。

 

ただ行政は色々考えているでしょうが、医療者は決して馬鹿ではありません。コントロールできると思っていても、思わぬ形で問題が起きてしまい、起きた時にはもう取り返しのつかない状況になっている、ということも十分に考えられるかなと上記の記事を読んで今井は思いましたよ。

 

皆さんの地域の病院の統廃合、いかがですか?

 

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