公開日:2025年03月18日

医師確保だけの問題ではないんですよね【県立木曽病院 お産の受け入れ取りやめ 木曽町で初の説明会】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

NHKの記事で気になるものを見つけましたのでシェアします。3月17日の記事です。

県立木曽病院 お産の受け入れ取りやめ 木曽町で初の説明会

気になった部分を赤文字にしています。

「木曽地域で唯一お産に対応している県立木曽病院は、医師不足などを背景に来年4月からお産の受け入れを取りやめる方針です。
16日は木曽町で住民説明会が初めて開かれ、お産ができる医療体制の維持を求める意見が出されました。

県立木曽病院は、緊急の帝王切開などに24時間態勢で対応できる麻酔科医が確保できないとして、来年4月からお産の受け入れを取りやめる方針です。
16日は木曽町で住民説明会が初めて開かれ、地域の人たちおよそ90人が参加しました。
はじめに濱野英明院長が、1人しかいない麻酔科医が70歳になることや新たな医師確保の見通しが立たず「安全なお産が行えなくなる」などと方針決定の理由を説明しました。
そのうえで病院の運営側は、出産前の検診や産後のケアを継続するほか、お産ができる施設に移る場合の交通費や宿泊費の一部を助成する制度などを充実させていくとして理解を求めました。
これに対して地域の人たちは「『子どもを産むな』と言っているようにしか聞こえない。お産ができる医療体制を維持してほしい」とか「医師確保に継続して取り組むことが必要だ」などと訴えました。
病院の運営側は今後も各地で説明会を開き理解を求めていきたいとしています。」

 

 

正直医師確保だけの問題ではなく地域全体の問題なんですが・・・昭和~平成の医療提供体制を継続することはシュリンクしていく令和の時代には無理なんです。厳しい言い方ですが人口減少地域に住む、地方に住むということは、上記のようなこともひっくるめて自己責任、自己判断にある程度ならざるを得ないということを理解しなければいけないのかなと。

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