市立札幌病院の赤字をどう考える?【市立札幌病院 25年度14億円赤字見通し 経営改善、見えぬ抜本策】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
北海道新聞で気になる記事を見つけましたのでシェアします。3月11日の記事です。
市立札幌病院 25年度14億円赤字見通し 経営改善、見えぬ抜本策
「 赤字経営が続く市立札幌病院(札幌市中央区)は、改善への道筋が不透明な状況が続いている。新型コロナウイルス禍で一般患者の受け入れを制限した影響が現在も続き、新年度の病院事業会計予算案では14億円の赤字を見込む。市は次期中期経営計画の骨子案をまとめ、デジタル技術を活用した業務効率化などに取り組む予定だが、抜本的な解決策は見いだせていない。…」
当該する関連札幌市のHPではこうなっています↓
令和7年度予算の概要
ちなみに2023年の赤字額は14億4000万円の赤字、2024年はまだ公開されていませんが、市内の病院の経営状況、コスト増を考えると18~20億円近い赤字になっているでしょうから、正直2025年の赤字額、上記では14億といっていますが、今井個人の考えでは、倍まではいかなくても1.5倍近い赤字(20~25億)になっても不思議ではないかなと思います。
そうなるとどうなるか・・・間違いなく人件費の削減となるでしょうね。
今井は正直市立札幌病院のスタッフの皆さんには大きくお世話になっているので、この国が決めた診療報酬下での赤字に関しては札幌市全体で被る必要があるのかなと思っています。病院単体だけの責任にはしてはいけないかなと。当然業務改善や経営改善は必須でしょうが、頑張っているスタッフの給与や待遇だけは維持してあげてほしいなと。
いずれにせよ国がそろそろ病院の診療報酬を抜本的に改革する&外来含めた医療提供体制を再構築、保険給付の範囲の制限などの聖域ない改革を進めるべきです。それをしなければ公的病院が担う生命に直結する医療が継続提供が難しくなってしまう・・・札幌市民の皆さんもそう思いませんか?上記について何を考えますか??
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