公開日:2025年03月12日

地域の病院は壊滅寸前・・・いつまで、どこまで支えられるのか?【沖縄の県立6病院、過去最大の102億円赤字に 24年度決算見込み コロナ後の患者減など響く】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

沖縄の県立病院の赤字額が結構な金額になっていますね。以下3月11日のヤフーニュースより

沖縄の県立6病院、過去最大の102億円赤字に 24年度決算見込み コロナ後の患者減など響く

ちなみにNHKの記事はこちらです↓

ヤフーの記事の文中では

「・・・同局は赤字の圧縮を強化するとし、2025年度予算の赤字額は82億円と見込んでいる。」

とありますが、自分から見る限りこれはかなり厳しいのではないでしょうか?消耗品や光熱費などのコストは上がり続けており診療報酬は横ばい、となると削れる経費は人件費しかないですが、それに手をつけるのは本当に最後の最後にやるべきことですよね。

しかもNHKの記事では「看護師などの人材を確保するために賃上げを行った結果、人件費が昨年度より17億円余り増えたことに加え、物価の上昇の影響で支出が増えた一方、収入の柱である診療報酬は決まっているため病院の判断で物価上昇分の経費を上乗せできないことなどが主な要因だということです。」と書いていますし、人件費率あげているからそこいきなり下げるなんてできないでしょうし・・・赤字圧縮なんて夢のまた夢なんじゃないかと思いますがいかが??

高額療養費制度改正の話もそうですが、既存のシステムは基本的にはもう大きく時代にそぐわなくなってきます。フリーアクセスを制限する、社会保障制度の給付範囲を制限する、自己負担をある程度一律にする、最低限このくらいやらなければ今のシステムのままそこで働く人や企業のみに負担を押し付けても医療者が現場からいなくなるのみです。経験のある医療者を育てるのに何年の月日と努力、お金が必要なのか・・・・このまま離職がトレンドになってしまったら本当にもったいないなと考えていますよ。(ブログで病院赤字の記事ばかり書いていますが、別にそういう記事ばかり恣意的に取り上げている訳ではありません!(^^)!現実がそうなっているっていうことを皆さんに知っておいてもらいたいなとおもっているだけですよ。)
地域の病院は壊滅寸前・・・いつまで、どこまで支えられるのか?皆さんのお住まいの近くの公的、準公的病院、経営はいかがですか?少し興味をもって調べて、考えてみてくださいね。

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