「医師偏在の是正に向けた総合的な対策パッケージ」を読んで・・・地方へ行く医師のメリットは??
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。
厚生省から12月25日に医師偏在対策への政策が公開されました。医療者なら、医師なら一度は読んでおくべき資料かと思われましたので取り上げますね。以下どうぞ
概要はこちら、全ての資料はこちらです。大事なので以下に貼っておきます。
今井個人の感想は当然ですがこの案では医師偏在の解消は難しいだろうな、ということですね。正直医師個人への経済的メリットが少なすぎます。
現状地域で勤務する=キャリアの選択が狭くなる、家庭としても子供の教育の選択肢があまりない、給与も高くない(地方ほど病院経営が厳しく、都市部と比較して医師の給与は上がらない構造が定着しつつあります)という状況があるにも関わらず、上記は医師個人にとってのメリットがほぼない政策となっています。この政策ではまぁまず無理ですね。でも厚生省もそれはわかってこの案だしているんでしょうね。それはなぜか・・・・
国(というか厚生省)は地方の医療状況の悪化が5年10年で劇的に悪化することを折り込んでいるのでしょう。今回案をひとまず出す→状況改善しない→しかしその頃にはもう支えるべき地域医療の状況が劇的に変わっており、都市部集約型の医療にある程度移行する、地方の医療はあまり考えなくてもいい形となる・・・そういうことまで考えた上での案なのかなと今井は考えましたよ。
どう考えても患者数が少ない地域に医師を多数配置する施策ってアンバランスですからね。2040年、50年を見据えた時にそこまでの余力はないので、今回医師偏在対策を形だけでもとりやっているアピールをするのが目的かなと。医療界に協力をお願いします、とかいって責任転嫁もしやすいですし。
今井が危惧するのは現在の医学生~研修医の人達、本当に地域に長期間派遣されてしまう医師のこと・・・スキルアップの機会も奪われるでしょうし、2030年以降、ある程度の年齢になった段階では医師少数地域から多数地域への移動も制限され難しくなっているでしょう。
その時に困らないためにどうすべきか・・・・今からきちんと考えておくべきかと今井は思いますよ。
資料を読めば国の考えと未来がある程度予測できますね。是非是非皆さんも自分で読んでいってくださいね。
*ちなみにNHKの上記関連の記事はこちらです↓
「医師の偏在」対策で新パッケージを策定 厚労省
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