施設系在宅医療の今後・・・激震が走る２０２６年以降はどうなるんでしょうか？

こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です

精神科訪問看護などもそうですが、今後ホスピス住宅や神経難病系住宅における訪問看護は状況が劇的に変化することが予測されます。さながらかつて２０１４年に施設系在宅医療の診療報酬改定が、在宅医の施設からの撤退＆逆に薄利多売の施設専門在宅医の誕生（１日１００人くらいて〇とーに診察するやつです。）を招いたのと同じような状況が訪問看護でもおきるでしょう。

その時に何が起きるのか・・・・医療ニーズの高い在宅患者さんにとっては入所先がサ高住ではなく長期療養病院や有料診療所、介護医療院となるかもしれませんし（つまり患者さんの流れが変わる）、住宅における医療の質もどの程度かはわかりませんが間違いなく下がるでしょう。（診療報酬がつかなくなれば今までのようになんでもかんでもするような住宅はなくなりますよね）

かといってでは居宅の在宅が充実するのか、と言われれば、居宅系の訪問介護事業所が壊滅状況にある現状を見るとそうとも思えず・・・結局は厳しい状況の中で生活する患者さんが増加することになることを今井は予測していますよ。

個人的には在宅医療の制度をシンプルにして

①訪問看護は医療保険でまとめ医師の指示を徹底する

②医師には監査、厳罰化含めて適正利用を指導する

③訪問診療も看護もマルメの点数にする

というのがもっともわかりやすい対応かと考えていますが・・・まぁ今とは全く違う制度になるのでまず間違いなく難しいでしょうね!(^^)!ただその方が運用にかかわる間接コストもさがるし何よりシンプルに、また適正利用も推進されると思いますよ。

皆さんは今後の在宅医療の提供体制はどうなるべきと思いますか？そしてそのコンテクストの中で次回の診療報酬改定も語られるべきだとは思いませんか？？今のように小手先だけの対応でいいのでしょうか？ご意見はいかが？？

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