こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です

医師偏在対策として現在は規制的な手段とインセンティブ手段などが検討されており議論がかなり本格化していますが、現場の医学生、研修医の先生は自身の進路に関してどのように考え、行動しているのでしょうか？

今後の医師偏在対策を考える上でも上記をきちんと理解しておくことは重要かと今井は考えていますが、１０月２４日に厚生省から令和６年度の医師臨床研修マッチング結果が公開されました。資料としてきちんと読んでおきたいと思います。興味ある方は一読してみてください↓

• 研修医マッチングの結果　

• 

上記を見る限りでは６都府県以外でマッチングする医師数が増えているのが理解できます。また他の資料では↓

他にも資料あるんですが全部掲載するのめんどくなったので以下から各自が確認ください!(^^)!

• 　１．令和６年度結果
• 　２．自大学出身者の比率
• 　３．プログラム毎のマッチ率

結果として資料を読むことで理解できることは

①研修医の先生の大学病院離れが加速（大学病院が研修医療機関として不適切と判断している）

②特にその流れが地方ほど顕著（地方ほど民間病院の比率が高い）

というのが見て取れます。

これが意味することは何か・・・地方の民間病院で研修した医師はそのまま民間病院メインで歩き回り、決して自分にとって不利益となるような就職先は選択しない、ということかなと今井は考えます。

なので国が今後いくら規制的手段で医師の偏在対策をすすめようと、ある一定の効果はあるのかもしれませんが、大きく医師の偏在対策として成功するかと言われればかなり効果は限定的になるだろうなと言わざるをえません。

やはり長期的に医師の偏在対策を成功させるためには規制的手段ではなく医師個人にとってメリットの高い、インセンティブ制度をメインとして制度構築していくべきではないのかなと今井は今回のマッチングの結果を通して考えましたよ・・・どうでしょう？？

今後この流れがさらに加速した時にどうなるか・・・それを踏まえたうえで法人の舵取りをしていきたいと思います!(^^)!未来を正確に予測することは難しいですが、社会保障分野に関しては日本では公的資料でかなりの部分が公開されています。読み込むことである程度は予測できるのではないかと考えていますよ。

上記資料を読んで皆さんは何を考えますか？良ければ教えてくださいね！

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