公開日:2024年10月01日

地方も都会も病院経営は本当に難しい時代に・・・【救急病院が診療報酬不正疑い保険医療機関指定取消決定 野田】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

NHKのニュースで医療機関経営に関して気になる記事が出ていたのでご紹介します。9月30日のものです↓

救急病院が診療報酬不正疑い保険医療機関指定取消決定 野田

「千葉県野田市にある救急病院が、勤務する看護師の人数を水増しするなどして診療報酬5億円あまりを不正に受け取っていたとして、関東信越厚生局は、保険医療機関としての指定を来年4月付けで取り消す処分を決めました。
病院側は別の医療法人に事業を譲渡する予定だとしています。

保険医療機関としての指定が取り消されるのは、医療法人「圭春会」が運営する千葉県野田市の「小張総合病院」です。
厚生労働省関東信越厚生局によりますと、この病院は、2014年から2019年にかけて、入院病棟に勤務する看護師の人数を実際より多く届け出るなどして、あわせて少なくとも5億7000万円あまりの診療報酬を不正に受け取っていたということです。
このため厚生局は30日、保険医療機関としての指定を来年4月1日付けで取り消す処分を決めるとともに、不正に受け取った診療報酬を返還するよう求めています。
県によりますと「小張総合病院」には消化器内科や小児科など28の診療科と、350の病床があり、2次救急の指定医療機関になっています。
病院側は、「皆様方に多大なご心配をおかけしますことを深くおわび申し上げます」としたうえで、ほかの医療法人に事業を譲渡する予定で、今後も、診療は続けるとしたコメントを発表しました。」

 

診療報酬不正が決していいことだと思いませんし、処罰は処罰として必要だとは思いますが、こうなってしまった背景(人手不足、地域の救急体制の維持、診療報酬の改定)までを考えると、担当者もこんなことは絶対したくないと思いつつもやらざるを得なかったんだろうな、と悲しくなりますね。

地方の病院では医療職が都会にどんどん流出しますし、都会は都会で高騰する物価や人件費で頭が痛む状況となっており、本当に地方でも都会でも病院経営は厳しい時代になってきたなと感じています。(できないとは言いません。厳しいと言うだけです)

 

まぁちょっと話は逸れますが、で院の不正=一発免停なのに対し、株式会社が運営する施設系での不正請求や障害者GHでの不正運用については相対的に罰則が緩いと感じています。左記の事業所に関しても医療機関と同様にかなり重い罰則を適応すべきとも思いますが・・・どうでしょうかね?

 

コロナ禍の補助金で潤っていた状況は終了しました。これから札幌でも無計画に運営している病院、医療機関はどんどん淘汰されていくでしょう。たとえそれがどんなに規模が大きくても・・・・2,3の病院は既に危険水域に入っていると聞いていますが、今後紙面に上がるタイミングで色々なことを話ができたらなぁと考えていますよ!(^^)!

 

皆さんの周囲の病院、大丈夫ですか??

 

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