公開日：2022年02月15日

私たちは未来を植民地化している？～＜「長期思考」は未来を変える＞から～

こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

長期スパンでの社会保障制度の行く末を考えるときに何か参考になる資料はないかと探していた時にとても面白い資料を見つけました。NIRA総合研究開発機構さんのものです。

一見医療とはあまり関係ないように思えますが、根底には長期スパンで物事を考えるときに何を重視すべきか、我々は何を意識すべきか、という思考が理解できる資料かなと感じましたので、時間の長軸に沿って物事（自分の場合は医療制度ですが）を考えるべき時の指標、参考としてとても役立つと思います。

人は「自分という存在を超えたもの」の価値をどう考えるべきでしょうか？興味ある方は（そんなにいないかもしれませんが）是非一読してみてください。自分は１００年続く医療機関、組織を作るときに何をどう考えるべきなのか、少しヒントをもらった気がしますよ。

「長期思考」は未来を変える

PDFはこちらです。

一部引用します。

「・・・未来について確実なことは言えないが、自分の人生を超えた時間軸で物事を捉えなければ、多くの課題が解決できなくなっている。人類は100年先を想像する能力がある。その年月は、祖父母から孫までの5世代に相当し、未知の時間軸ではない。戦前は、開発援助という発想は一般的ではなかったが、今では当たり前であり、世界に広がった。今、それを時間軸で拡大する。そうすることで、私たちは「良き祖先」となることができる。」

皆さんは「良き祖先」となるための準備はできていますか？