話を聞くことが大事だと感じたお話①

川端です。久しぶりの投稿になってしまいました・・。

今回は私が医師になってから患者さんの話を聞くうえでターニングポイントとなったお話をさせていただきます。

1つ目は初期研修医としてお世話になった病院でのお話です。私が医学部を卒業した当初は子供を診る専門の医師を志していましたが、その病院で総合内科の研修を受けたことが大きく影響を受けました。

当時の指導医からは、とにかく患者さんの症状に関して細かく病歴を聞き、診察も丁寧に行うように指導されました。具体的には症状の始まりはいつからなのか、どのような経過なのか、訴え以外の症状はないのかなどです。また、入院するきっかけとなった病気以外に過去にかかった病気に関して、自分がその病気を診療したことが無ければ、その当時どのような症状があったのかまで聞くように指導されました。この経験は今の自分の診療において重要な基礎を固めてくれたと感じています。

2つ目は診療所で短期研修を行ったときの話です。その診療所で風邪症状の患者さんを診察しました。その診療に関して指導医と話になった時に、「どうしてその患者さんは受診したんだろうね」と尋ねられました。当時の私はその質問にピンと来ませんでした。「どうしてって風邪で困ったから来たのではないですか」と答えたのだろうと思いますが、その指導医が私に伝えたかったことは同じ病気でも患者さん毎に受診する目的が違うと言うことです。風邪をひいて咳がでて夜眠れなくて困っている方、学校の試験があるので早く治したい方、小さな子供がいるのでインフルエンザにかかっていないか心配な方。それぞれの患者さんの真の受診目的を知ることで満足のいくケアにつながると言うことです。

②に続きます。