公開日:2019年04月17日

開業医の先生からの往診依頼は断らずに対応するのが在宅療養支援診療所の役割かなと考えています

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

在宅医療がどんどん推進されている時代ですが、やはり地域の中には色々なクリニックや先生がいらっしゃいます。

呼吸器や糖尿病専門であったり、皮膚科や耳鼻科、小児科のクリニックであったり、はたまた総合内科ではあるけれど医者の人員の関係で往診対応はしていないところなどなど・・・そんなクリニックの先生から、普段その先生が診ている患者さんが体調不良で動けないので往診してくれませんか?と電話があった場合は基本断らずに往診対応しています。

理由としてはいくつかありますがやはり自分は下記のように考えています。

①地域の中では診療所にそれぞれ役割があって、当院は在宅医療を担う医療機関として公的な責任があるから

②短期間でも在宅で対応してあげれば入院せずに済む患者さんが一定数いるので、当院が対応することが患者さんや家族にとっても、また入院先となりうる病院にとっても負担減につながるから

③開業医の先生が依頼してくるってことは、助けて欲しいということなのでそれは絶対断りたくないから

④在宅医療を知ってほしいから

いかがでしょうか?

肺炎になったみたいだから少し在宅で治療してくれ、って依頼をしてくれる開業医の先生ってとても素晴らしい先生だと思っています。入院させない方がこの患者さん家族にとっても絶対いいということがわかっている証拠ですし、実践はしなくても在宅医療という手段があることをきちんと理解してくれている先生だからです。そんな先生からの依頼断れないですよね?

 

当院は在宅療養支援診療所として、地域の中で他の診療所のお手伝いもさせて頂きながら診療していきたいと思っています。お互い診療所同士が助け合いながら地域を支えていければいいですね。皆さんはどう考えますか?

 

 

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