在宅緩和ケア専門、というのは今一つしっくりこないのは自分だけでしょうか?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

札幌にも随分在宅緩和ケア専門に取り組む医師が増えましたね。また看護師さんの中にも在宅緩和ケア専門で働きたい希望をもつ看護師さんが増えてきたり、緩和ケアが専門、というステーションさんができてきたのを皆さんもご存じかと思います。

在宅緩和ケア専門に活動している医師や看護師さんは本当に志が高く活動されているので決してその活動を否定する訳ではないですが、個人的には在宅医療の中でさらに診療や看護を細分化して、さらに緩和ケアに特化して診療や看護をすることには少し違和感が拭えません。

そもそも一般的に緩和ケアにおける診療や看護に求められることって、身体的,心理的,社会的,スピリチュアルかつ実際的な問題な問題に対してどれだけ質の高いケアや医療を提供でき安楽に生きていってもらうのか、ってことだと思うんです。ただこれらのことってほぼほぼ全て在宅医療の現場で考えて対応しなければならないことなので、

在宅医療のスペシャリスト=緩和ケアのスペシャリスト

ではないかなと思います。

この図でいったら在宅医療のスペシャリストになることは1,2、3の緩和ケア的関わりは8割方はできるような気がします。

 

 

病院での医療は別として、在宅医療のフィールドに関しては専門特化した診療や看護というのは馴染まないのではないかと個人的には考えています。トータルで患者さんを診る、ケアする、認知症への対応もしながら家族のケアもする、脳梗塞後のリハビリをする、予防医療を提供する、患者さんや家族をみながら介護保険の調整を考える、行きたい旅行へ行けるようにお手伝いをする、などなど在宅医療に関わる全てが緩和ケアに通じる道だと思いませんか?

 

 

ということでもし在宅での緩和ケアを真剣にやりたいと思っている看護師さんや医師がいるなら、緩和ケアに特化して診療や看護を行うのではなくなんでも対応する在宅医療の現場で働くことを強くお勧めします。結果としてそれは100%緩和ケアが必要な患者さんに対応していくときに生きる経験になりますので。当院での診療や看護に興味ある方いましたら是非ご連絡くださいね。今も医師と看護師さんは募集中です!!

 

 

2020年上半期の当院の診療実績→こちらをどうぞ!

2020年5月から北区、手稲区でも訪問診療開始しています→興味ある方はこちらこちらをどうぞ!

おすすめ過去ブログのまとめをみたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらこちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらこちらをどうぞ!

当院の診療所、もしくは法人内の訪問看護ステーションで働きたい看護師さんも随時募集しています→こちらをみてご連絡ください!

札幌で訪問看護ステーションを起業したい看護師さん→こちらをどうぞ!

医師の仕事に興味ある中学生、高校生の方、診療所見学しませんか?→こちらを確認してみてください!

 

 


日々の生活の延長上に自宅での看取りがある

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

在宅医療を行う上で避けては通れない”看取り”ですが、今年に入って当院と分院のさっぽろみなみホームケアクリニックの2か所で100人近くの患者さんのお看取りをしています。看取りの数自体を活動目標とすることはないですが、真摯に在宅医療に取り組んでいると自然と看取りの件数は増えるので、そういった意味ではクリニックの活動性の指標としての”看取り件数”は重要視しています。

臨床上では看取りをするために医療を行う、という考えはなく、あくまでいい生活を最後までしてもらう、いいケアを継続してその人の人生を支える、それを目標として在宅医療を行い、結果としてその延長線上で看取りがあればいいのかな・・・いい暮らしをしてもらうため、いい時間を過ごしてもらうために何をすべきか、日々医師と看護師で考えながら一人一人の患者さんに診療を行っています。

 

コロナの影響もあり自宅に帰りたい、帰ってくる患者さんが増えています。これなら最後まで自宅で暮らしていけるな、暮らしていきたいなと思えるような医療、ケアを継続して提供していきたいなと考えていますよ。一緒に活動してみたい、仕事したいと思う看護師さん、医師は随時募集しています。興味ある方はまずはご連絡ください。

 

2020年5月から北区、手稲区でも訪問診療開始しています→興味ある方はこちらこちらをどうぞ!

おすすめ過去ブログのまとめをみたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらこちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらこちらをどうぞ!

当院の診療所、もしくは法人内の訪問看護ステーションで働きたい看護師さんも随時募集しています→こちらをみてご連絡ください!

医師の仕事に興味ある中学生、高校生の方、診療所見学しませんか?→こちらを確認してみてください!


外来でのグリーフケア~MSWと共に

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

自分の外来に来る患者さん、患者さんを看取った後のご家族が定期的に外来受診されている方そこそこいます。看取った後しばらくの間は、ご家族と亡くなった患者さんのことを振り返り、グリーフケアをしながら診察しています。

グリーフケアが必要な期間は3か月程度か・・・これは個人差がありますね。中には2年近く悲嘆を訴えられる家族の方もいます。

そんなグリーフケアですがもちろん医師だけでする訳ではありません。一緒に同行した外来の看護師さん、みなしの訪問看護を行った看護師さんもしていきますし、場合によってはMSWさんも一緒に外来でグリーフケアを行ってもらっています。

家族の希望をよく聞いた上での入退院の調整、在宅での支援、在宅を仮に離れても当院の担当者として入院先の医療機関との定期的なコンタクト、場合によっては入院中の相談などもMSWさんはしてくれています。そんなコマめな調整をしていると、家族にとってはMSWと話すことが一番のグリーフケアとなる、そんなこともままあります。

 

グリーフケアは多職種で行い悲しみを全員で分かち合う、そして次の患者さんのために頑張っていく、そんなことも外来診療の合間に行っています。皆さんの病院のMSWさん、グリーフケアしてますか?MSWの業務じゃない、なーんてことは言わないで意識してケアに参加するといいと思いますよ。

 

 

2020年5月から北区、手稲区でも訪問診療開始しています→興味ある方はこちらこちらをどうぞ!

おすすめ過去ブログのまとめをみたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらこちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらこちらをどうぞ!

当院の診療所、もしくは法人内の訪問看護ステーションで働きたい看護師さんも随時募集しています→こちらをみてご連絡ください!

医師の仕事に興味ある中学生、高校生の方、診療所見学しませんか?→こちらを確認してみてください!


サ高住、賃貸マンションでは看取りはできない?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

最近在宅医療の需要もかなり増え、結果として看取りの患者さんも例年より多くなってきています。できる限り最後まで自宅で過ごせるように支援はしていますが、それでも最後の最後になってやっぱり入院、となる患者さんも少なからずいらっしゃいます。

家族の方の疲労や介護上の問題が原因での入院であれば、個人的には医療者や介護者はもっと支援ができたのでないか?と深く自省しますが、ここ最近「このマンションでは看取ってほしくないと大家さんに言われた」とか「入居しているサ高住では看取りができない。かりに心臓が止まっていたら救急車呼びます」と言われて最後に入院して亡くなってしまった患者さんがいました。

もちろん住宅側やマンションの大家さんに事故物件にならないことや看取りの対応は医師や外部の訪問看護師がきちんとやりますよ、と説明はしているのですが、そこのところの問題はなかなか医療者では改善はできませんね。

ただ100歩譲ってマンションは仕方ないとしても、要介護度の高い高齢者を受け入れるサ高住が看取りは外部の協力があってもしない、っていうのはどうなんでしょうか?やっぱり終の棲家だと思っている入居者さんに対して最後の最後でその対応はあまりにもかわいそうかと思いますが・・どうでしょうかね。

札幌で在宅看取り(在宅医療や緩和ケアもそうですが)がもっと一般的になるためには住宅側の問題は今後もっとクローズアップされるべきかなと個人的には考えていますが皆さんはそう思いませんか?

 

 

2020年上半期の当院の診療実績→こちらをどうぞ!

2020年5月から北区、手稲区でも訪問診療開始しています→興味ある方はこちらこちらをどうぞ!

おすすめ過去ブログのまとめをみたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらこちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらこちらをどうぞ!

当院の診療所、もしくは法人内の訪問看護ステーションで働きたい看護師さんも随時募集しています→こちらをみてご連絡ください!

医師の仕事に興味ある中学生、高校生の方、診療所見学しませんか?→こちらを確認してみてください!


病院では緩和ケアの患者さんも週1,2回しか面会できないかも・・・それでも入院したいですか?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

コロナ感染症拡大に伴い各札幌市内の病院さんはかなり厳重に面会制限や受診制限を行っていますね。コロナの院内への持ち込みや職員への院内感染のことを考えると絶対必要だと思いますし、やむを得ない状況かと思います。

さてそんな中で最近当院への訪問診療依頼の理由に「病院で面会制限があり終末期なのにほとんど会えない」とか「GHに入居しているけれど面会全くできずどんな状態かわからないので連れて帰りたい」というのが目立つようになってきました。

確かに緩和ケア病棟勤務の方の話を聞いても現状では面会制限を結構厳密にやっているようですし、スマホやタブレットを用いて画面越しに面会、なーんて手段もしているようですがやっぱり同じ空間で時間を過ごすこととはかなり違いますよね。

現在自宅で診ている患者さんにも自分は最近は「入院してできる治療は○○であったり××であったりあることはあります。ただ在宅では▼▼の治療があって全くできないことはないです。あと入院したら家族の方の面会はしばらくの間かなり厳しい状況ですが、それでも入院希望されますか?」と聞いていますが、高齢者の方や家族を親身になって看てあげているご家族程「それならできる範囲で自宅で一緒に過ごしたいです。」という方が増えていますね。

 

感染リスクの面から考えても不特定多数が勤務、出入りする病院より自宅のほうが安全と言えば安全です。

 

現在治療中であったりホスピス入院なども考えている患者さんや家族がいましたら入院後の生活についても想像してみてください。家族と会えないなら入院しない、自宅で最期まで過ごしたい、そんな方いましたらまずは相談だけでもいいので当院に連絡くださいね。

 

2019年の当院の診療実績→こちらをどうぞ!

2020年5月から北区、手稲区でも訪問診療開始します→こちらをどうぞ!

おすすめ過去ブログのまとめをみたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらこちらをどうぞ!

当院の診療所、もしくは法人内の訪問看護ステーションで働きたい看護師さんも随時募集しています→こちらをみてご連絡ください!

在宅医療の現場で働きたい、患者さんに関ってみたいと考えている方募集しています。資格は問いません。→こちらをどうぞ!

 

 

 

 


在宅緩和ケアQ&A

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

当院は外来でも在宅でも疾患を問わず診療していますし、緩和ケアは高齢者医療には切っても切り離せない関係ですので必然的に緩和ケアを提供することは当たり前の環境となっています。

自分は緩和ケア専門医ではないのですが町医者の立場から在宅緩和ケアに関してのQ&Aをお答えしてみたいと思います。札幌で外来での緩和ケア、在宅での緩和ケアが必要な患者さんや家族の方の参考になればと思いますよ。

ではいきましょう!

 

外来や在宅での緩和ケアはいつから受けられますか?

外来診療での緩和ケアはいつでも来てくれた時から診察することはできます。多くのかかりつけで通ってくれている患者さんは病院での治療と並行して色々な苦悩や身体面での問題を当院外来では相談してくれています。なのでいつもで受診し緩和ケアを受けることは外来では可能です。

在宅での緩和ケアに関しては外来とは少し適応が違います。基本的には医師による在宅緩和ケアは「通院が困難な方」に限られますのでそのような患者さんを対象に緩和ケアを提供していくことになります。

ただこれも訪問看護師による緩和ケアは少し違いますのでお困りの方がいたらまずは相談してみるのがいいのでしょう。

輸血や点滴などは何もしてくれないのですか?

緩和ケア、と聞くと積極的な医療は行わず、というイメージはあるかもしれませんがそれは違います。在宅でも外来でも症状緩和のためであったり一時的に回復が見込める病態であれば加療はきちんとします。ただ在宅や外来でどこまでの医療処置を行うのか、に関しては診療所毎に異なりますのできちんと確認しておくことをお勧めします。

ずっと付き添いはしないといけないのですか?

病状の重い方が在宅で過ごす時に家族の方が心配することは「片時も目を離してはいけないのではないか」ということです。全くそんな必要はありません。普通に自宅で生活しているように関わる時はかかわってもらった方がいいですが、関わらないお互いの時間ももちろん必要だと思います。ずっと付き添う必要性、全くありません。

食事はどうしたらいいですか?

その方の病状と予後的な部分に影響を受けますので一般論として語ることは難しいですが、家族や患者さんにとって不安、負担のないような内容や提供方法を一緒に考えることはできます。当院は4月から栄養士も入職しますので専門的な要望にも応えられるような体制になりますよ。

ただ食事は楽しみですのであんまりストレスなく楽しくとれるようにしていきたいなとはどのスタッフも考えていることだとは思います。

民間療法はしてもらえますか?

丸山ワクチンの対応は可能ですが、それ以外のものに関しては要相談です。これもクリニックによってはかなりばらつきのある答えになりますので一般論として語るのは少し難しいかもしれません。もし民間療法を検討されているのであれば事前にきちんとクリニックやステーションに相談しておくほうがいいでしょう。

在宅で緩和ケアを受けていたらずっと最後まで在宅なんですか?

そんなことはありません。できる限り自宅で過ごして最後は入院して過ごしたい、という患者さんもいますのでそこは患者さんと家族の方の要望次第です。

ただできるなら家族の方と一緒に長く時間を過ごしたいな、と思っている方であれば最後まで在宅で緩和ケアを受けるのは悪くないと個人的には考えていますよ。

支払いは医療保険のみですか?

診療や看護は医療保険を使用することが多いのですが、ベットや福祉用具の準備、住宅改修、ヘルパーさんの使用などは介護保険を利用することがあります。なので介護保険の支払いが発生することもあり得ます。

ただ高額医療費や高額介護療養費などもMSWがいればきちんと説明を受けること、利用することは可能ですので迷ったら医療者側に色々金銭的な面も相談することがいいでしょう。

かかる費用で自費はありますか?

診療に伴う交通費やステーション看護の夜間休日の自己負担代などは自費で発生する可能性があります。ただこれは事業所毎の設定になっているため事前に確認することは可能です。きちんと事前に確認することをお勧めします。

がん以外の病気でも対応可能ですか?

可能です。心不全、肺炎、ALSなどの難病、そのほか度の疾患でも緩和ケアを受ける対象となりえます。ホスピス緩和ケア病棟に関しては疾患適応が決まっていますが、在宅や外来ではそんなことはあり得ません。安心して利用してください。

緩和ケアチームのメンバーはどうなっていますか?

これは状況にもよりますが、一般的には医師、看護師、リハセラピスト、MSW、ケアマネ、ヘルパーさんなどで構成されると思いますよ。ただ在宅や外来での緩和ケアの主軸となるのは訪問看護師さんであることはまず間違いないかと思います。

いい訪問看護師さんを選ぶこと、これがいい外来&在宅緩和ケアを受けるコツだと思います。

どのくらいの頻度で診察はありますか?

これは診療所の考え方や病状によりまちまちです。診療報酬上のこともあり絶対看護週3、診療週1は受けてもらう、というところもあれば診療は隔週で看護も週1,2くらいから、というところもあります。かなり診療所や事業所によって考えは違いますので病状も鑑みてよく相談されることをお勧めします。

 

以上簡単ですが外来や在宅での緩和ケアについてQ&Aで答えてみましたよ。他に何か知りたい方いましたら是非ご連絡くださいね~

 

2019年の当院の診療実績→こちらをどうぞ!

2020年5月から北区、手稲区でも訪問診療開始します→こちらをどうぞ!

おすすめ過去ブログのまとめをみたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらこちらをどうぞ!

当院の診療所、もしくは法人内の訪問看護ステーションで働きたい看護師さんも随時募集しています→こちらをみてご連絡ください!

在宅医療の現場で働きたい、患者さんに関ってみたいと考えている方募集しています。資格は問いません。→こちらをどうぞ!

 

 


「がんだから入院」ではなく「がんだから自宅で」と考えてみませんか?

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

がんの患者さんは外来でも在宅でも診療はさせてもらっていますが、療養の場の選択は本当に患者さんや家族の方の考え一つで大きくかわりますね。

 

自分の実感としては患者さん家族のうち

2割:自分の意思で方針を決められる

6割:自分も家族もどう決めたらいいかわからない

2割:家族の方の意思で方針が決まる

のような感じで最後の療養の場が選択されていくような印象です。

大抵病状が進行してくると、多くの患者さんや家族の方が「がんだからそろそろ入院して・・・」とか「不安だからもう入院する時期かなと思います・・・」って話を一度はしてくることはあるんですが、そこはやっぱり在宅医や訪問看護師が「がんだからこそ自宅で過ごしていいんですよ」とか「不安は入院したら解消されますか?」とか色々掘り下げて問うことで、「最後はどこで過ごしたいか」という問題をきちんと考えていけるようになると考えています。

 

在宅医や訪問看護師さんの中には在宅での療養や在宅医療をあまり強く勧めないで入院希望があれば入院を優先、という風にニュートラルに考えている方結構いますが、自分は入院か在宅かを迷っている患者さんや家族の方がいた場合は積極的に「自宅での療養のほうがいいですよ」とお伝えしています。なぜかって?それは経験上在宅で看取った患者さんの最後の満足した表情や家族の方が「療養の場を在宅にしてよかったです」といった声を多く聞いているからです。少なくとも病院に行くよりは圧倒的に満足している患者さんや家族の方が在宅のほうが多いって実感しています。

 

「がんだから入院」ではなく、「がんだから自宅で」と考えてみませんか?そのお手伝いはいくらでもしたいと思っていますよ!!

 

2019年の当院の診療実績→こちらをどうぞ!

2020年5月から北区、手稲区でも訪問診療開始します→こちらをどうぞ!

おすすめ過去ブログのまとめをみたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらこちらをどうぞ!

当院の診療所、もしくは法人内の訪問看護ステーションで働きたい看護師さんも随時募集しています→こちらをみてご連絡ください!

在宅医療の現場で働きたい、患者さんに関ってみたいと考えている方募集しています。資格は問いません。→こちらをどうぞ!

 


<末期がんの男性を自宅に放置 妻と子逮捕>・・・医療者の関わりはどうだったのでしょうか??

こんにちは、札幌のかかりつけ医&緩和ケア医@今井です。

 

昨日悲しい記事を見つけました。以下ヤフーニュースさんからどうぞ

末期がんの男性を自宅に放置 妻と子逮捕 保護責任者遺棄の疑い〈仙台

末期がんで寝たきりの状態だった78歳の男性を仙台市内の自宅に放置したとして、69歳の妻と43歳の息子が逮捕されました。

保護責任者遺棄の疑いで逮捕されたのは、青葉区北根1丁目の無職・佐藤みどり容疑者(69)と、息子で会社員の和宏容疑者(43)です。
警察によりますと、2人は、自宅で末期がんで寝たきりの和彦さん(78)が、介護を必要としていたにも関わらず2月2日ごろから放置した疑いが持たれています。
2月3日午前2時ごろ、みどり容疑者から「自宅にいる夫が動けない状態なので、様子を見に行ってほしい」と119番通報があり、救急隊が駆け付けたところ、寝室の布団の上で横になっている和彦さんを見つけました。
和彦さんは病院に搬送されましたが、翌日死亡しました。
4日午後5時ごろ、東松島市内の駐車場で、車の中にいたみどり容疑者と、和宏容疑者を警察官が見つけ逮捕しました。
2人は車中泊をしながら県内を転々としていたとみられ、警察の調べに対して「介護に疲れていた。死にたい」などと、話しているということです。

 

 

在宅医療者の一人として悲しい気持ちになりますね。現実的にホスピスへの入院にも期間のしばりや待機の問題もありますので、望んでも望まなくても今後しばらくの間末期のがん患者さんが自宅で過ごす機会はおそらくどんどん増えてくると思います。

その時に医療介護者がどのようにかかわっていくのか・・・今回の一件は在宅医療者であれば無視はすることができないケースだと個人的には考えています。

自分がこの件に関して知りたいことは以下のようなことでしょうかね。

①治療していた病院はどのような関わりをしていたのか。

②在宅医療者(訪問医や訪問看護師)やかかりつけ医が関わっていたのかどうか。

③自宅での緩和ケアはどうなっていたのか

④ケアマネはついていたのかいなかったのか。ついていたなら介入できなかったのか

⑤本人の意思はどうだったのか?自宅で死にたい、何もしてくれるな、入院したかった、などなど・・・

⑥家族がその訴えを外部に訴えることはなかったのか

⑥再発防止のためにどうすべきか

 

今後がんに限らず非がんの患者さんでも、望まなかったとしても医療資源的、金銭的、地域的な問題により自宅で過ごすことになる方はどんどんでてくることは間違いないと思います。今回のケースを他山の石にすることなく自分の地域の問題として捉えて考えていきたいですね。皆さんは何か思うことはありますか?

 

2019年の当院の診療実績→こちらをどうぞ!

2020年5月から北区、手稲区でも訪問診療開始します→こちらをどうぞ!

おすすめ過去ブログのまとめをみたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらこちらをどうぞ!

当院の診療所、もしくは法人内の訪問看護ステーションで働きたい看護師さんも随時募集しています→こちらをみてご連絡ください!

在宅医療の現場で働きたい、患者さんに関ってみたいと考えている方募集しています。資格は問いません。→こちらをどうぞ!

 


「がんとの共生のあり方に関する検討会」の資料を読んで感じること

こんにちは、札幌の在宅医&在宅緩和ケア医@今井です。

 

1月29日に厚生労働省の健康局がん・疾病対策課が主催した「第4回がんとの共生のあり方に関する検討会」の資料がHP上で公開されていました。興味のある方は是非一読してみてください。

ちなみに過去の議論のまとめはこちらです。

2019年3月の第一回目のまとめ

同年7月の2回目のまとめ

同年10月の3回目まとめ

そして1月29日に開催された第4回会議ではがん患者さんの自殺について議論されています(これはHPから資料各自見てみてください、資料の一部の表紙のみ提示します)

ということで色々議論がなされていますが、大まかな流れとしては「「がんとの共生のあり方に関する検討会」は今後このような流れで議論をし2020年中に何らかの方針を示すようですね。

 

 

議論の資料を読んでみるとわかるのですが、基本的には国の施策だけあって拠点病院の整備に重点が置かれ、拠点病院の重点支援による波及効果によって地域の緩和ケアやがん支援体制の整備をすすめよう、という視点だなという風に自分には感じられましたよ。

ただ現場の1臨床医の視点で話をすると、病院での緩和ケアを充実させる、病院でのがん診療機能をあげることより、もっと地域や生活に密着したレベルでの緩和ケア、がん患者さん支援のための環境整備をしていかないと効果的に支援にはつながらないのではないかなと思っています。

これからはがんだけでなく、がん×認知症、がん×独居、がん×生活困窮者、などの疾病や生活環境要因まで含めたうえでの生活に密着した上での緩和ケア提供が望まれると思いますが皆さんはいかがでしょうか?それって拠点病院中心の整備で追いつくの?と思いませんか?よければご意見くださいね。

地域で緩和ケア実践したい医師や看護師さん募集していますよ!興味あれば下記から連絡お待ちしていまーす

 

2019年の当院の診療実績→こちらをどうぞ!

2020年5月から北区、手稲区でも訪問診療開始します→こちらをどうぞ!

おすすめ過去ブログのまとめをみたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらこちらをどうぞ!

当院の診療所、もしくは法人内の訪問看護ステーションで働きたい看護師さんも随時募集しています→こちらをみてご連絡ください!

在宅医療の現場で働きたい、患者さんに関ってみたいと考えている方募集しています。資格は問いません。→こちらをどうぞ!

 


”時間が傷を癒してくれる”のは本当ですが、必要な時間は人それぞれ違います・・・

こんにちは、札幌の在宅医&かかりつけ医@今井です。

 

当院の外来診療は「疾患を診るのではなく人を診る」ことをしたいので、疾患により受け入れの可否を決めることはありません。なので外来では色々な患者さんを診させてもらっています。疾患も年齢もまちまちですができる限りの努力をして診療継続しています。

さてそんな外来診療ですが、ご家族を当院で看取らせてもらった方も通院してくれています。毎回の外来診療がグリーフケアの大事な場・・・・外来で泣きながら夫を看取った時の経験を語ってくれた奥さんも、今ではつらい感情を乗り越えて通院してくれていますし、妻を看取った夫が1年たっても立ち直れなくて外出もほぼほぼできていない状況・・そんなことも経験します。

お子さんを看取ったご両親は数年たっても悲しみが消えないこともありますので、まだまだ外来で泣きながら昔の思い出を話してくれるお子さんの記憶をゆっくり時間をとりながらお聞きさせてもらっています。

よく”時間が傷を癒してくれる”と言いますが、確かにそれは本当ですが必要な時間は人によってまちまちです。1日、1週、1ヶ月、1年、もしくは10年か・・・毎回の診療で寄り添いながら長~く付き合っていきたいと思っています。

 

2019年の当院の診療実績→こちらをどうぞ!

おすすめ過去ブログのまとめをみたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらこちらをどうぞ!

当院の診療所、もしくは法人内の訪問看護ステーションで働きたい看護師さんも随時募集しています→こちらをみてご連絡ください!

在宅医療の現場で働きたい、患者さんに関ってみたいと考えている方募集しています。資格は問いません。→こちらをどうぞ!