公開日:2026年02月24日

市立室蘭病院、まさかの閉院へ・・・地域医療構想における病院統廃合の厳しい現実【市立室蘭病院27年度めどに閉院へ 常勤職員540人の大半、公務員の身分失う】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です

業務後に色々医療系のニュースをザッピングしていたらちょっとびっくりするニュースが出てきました。道新さんの記事です↓

市立室蘭病院27年度めどに閉院へ 常勤職員540人の大半、公務員の身分失う

「 【室蘭】室蘭市の青山剛市長は24日、経営難の市立室蘭総合病院を2027年度をめどに閉院する方針を固めた。関係者によると、患者減少などで病院事業会計の赤字が拡大し、一般会計から多額の繰り出しを行っている市が将来、全会計合わせた決算で夕張市と同じ「財政再生団体」に転落する可能性が生じたことなどが理由。北海道などによると、赤字経営を理由とした市立病院の閉院は道内で珍しい。…」

 

ということでまさかまさかのハードランディング、機能集約という名での閉院という結論になったようですね!これまで10年以上の経過の中で色々運営上の選択肢があった中で、結局は何も選択せず、最終的には公的病院を無くすというとっても地方にとって実験的な選択をとることとしたようです。

利害関係者が多く立て直すのが無理、もしくは途方もない労力と時間がかかると判断したのでしょう・・・市長は問題を先送りにし続け最後に切れて(めんどくさくなったのか)ちゃぶ台返しをするという、とにかく地域にとっては非常に大きな決断になりましたね。

 

今井は2018年から室蘭地区における病院統廃合の行方を気にして定点観測してきました。一番最初のブログは多分これです↓

市立室蘭病院、製鉄記念室蘭病院、日鋼記念病院のたった3病院でも病院機能、病床再編の調整はできない現実!!【地域医療構想って本当に大丈夫?】

公的病院1つ、民間病院2つというキープレイヤーが少ないこと、札幌から近いこと、見知った土地であったことなどが理由ですが、その時からおそらくは将来民間1、公的病院1が生き残り

市立病院→規模を大きく縮小して採算が合わない部門や慢性期主体

民間病院→市から委託を受けて救急医療や急性期医療

という形になると予測していたのですが、まさか民間2病院が生き残り公的病院を無くすとは・・・今後は長期的に地域にどのような影響を及ぼすのかは要チェックです。(地域医療構想における病院医療に興味ある方は絶対に見逃せないですね。)

逆に室蘭地区は、2040年またはそれ以降に向けて

公的病院なしに民間病院だけで地域の医療ニーズを満たせるのか、医療提供体制を維持できるのか

というとっても興味深い前例になると思います。今回の決断が吉と出るか凶と出るか、今後も継続して今井はみていきたいと思いますよ。

 

さて皆さんはこの市長さんと行政の判断、どう考えますか???公的病院なしで地方の医療提供体制はどうなると思いますか?

 

時間ある方は以下の項目をチェック!!

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