なぜ「365日」外来を開けるのか~大変さの先にある、医療者が守りたいもの~
こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です。
「先生、お休みはいつあるんですか?」
「スタッフの皆さんは大丈夫ですか?」
診察室で、あるいは受付で、患者さんからそんな心配の言葉をいただくことがあります。正直に言えば365日休まずにクリニックの明かりを灯し続けることは決して楽なことではありません。シフトの調整、スタッフの疲労管理、設備の維持・・・さらに皆さんは知らないかもしれませんが、休日に普通に診療をしても入ってくる診療報酬はほぼ平日と変わりません。それを続けるため、舞台裏では常に誰かが走り回っています。
それでもなぜ当法人は「365日」という看板を下ろさないのか。?それは当たり前ですが病気や不安には「休日」がないからです。
病気はカレンダーを見てくれない
金曜日の夜に熱が出た子供の手を握りながら、「月曜日までこのままだったらどうしよう」と途方に暮れた経験はないでしょうか。 お盆や正月の静まり返った街で、急な腹痛に襲われた時の心細さを想像できるでしょうか。
私たちが守りたいものの一つ目は、
「いつでも頼れる場所がある」という安心感
です。
医療の役割は単に病気を治すことだけではない、と今井は確信しています。「何かあったらあそこが開いている」という事実そのものが、地域で暮らす皆さんの「心の処方箋」になると信じています。
「不安」を「安堵」に変える瞬間のために
救急車を呼ぶほどではないかもしれない。でも、家で様子を見ているだけでは怖い。そんな「狭間」にある症状こそ、実は一番判断に迷うものです。
365日外来を開けることは、地域の救急医療を守ることにもつながります。私たちが軽症から中等症の患者さんを受け入れることで、大きな病院の救急外来は、一刻を争う重症患者さんの治療に専念できますよね?こういう”公”への貢献はやっぱり開業医になっても意識すべきと今井は考えています。
「今日、開いていてよかった」
診察を終え、ほっとした表情で帰っていく患者さんの背中を見るたび、私たち医療者も疲れを忘れるほどの活力をいただきます(^^♪その安堵の表情(や感謝の言葉)こそが、私たちが大変さの先に見ている「守りたい景色」かなと思っていますよ。
「当たり前」を続けるという挑戦
もちろんこれを実現しているのは医師一人の力ではありません。 「患者さんのために」と同じ志を持ち、休日を返上して働いてくれる看護師、事務スタッフ、そしてそれを支える家族の理解があってこそ、この体制は成り立っています。
私たちはこれからも、札幌の、宮の森というこの地域の中で「明かりが消えない場所」であり続けたいと思います。
いつでも、どんな日でも。 「あそこに行けば大丈夫」
そう思っていただける存在であることが、私たちの誇りであり、札幌の皆さんの健やかな毎日を守ることに繋がると信じています。
コツコツとですが毎日頑張っていきます。皆さん受診したときには今井には何も言わなくてもいいので、頑張っている当院スタッフにありがとう!と声かけてください。それだけで自分たちは報われた気持ちになれますから(^^♪
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