公開日:2026年01月08日

市立室蘭病院の経営”迷走”は、完全に行政の問題ですね。【室蘭市、日鋼病院との統合白紙 市長、機能移転など「製鉄とも協議」】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

市立室蘭総合病院には研修医時代の1年を過ごさせてもらったこともあること、同病院がある地域が地域医療構想における病院統合を考えるモデル地方として理想だったことなどもあり定点観測を継続してきました。(興味ある方は当ブログで市立室蘭とか検索してみてください。2010年代後半から継続してウォッチしています)

今回1月6日に道新さんから同病院の統合についての記事がでていましたのでシェアします。以下どうぞ↓

室蘭市、日鋼病院との統合白紙 市長、機能移転など「製鉄とも協議」

「【室蘭】室蘭市は6日、これまで進めてきた日鋼記念病院と市立室蘭総合病院の統合協議について「従来の統合案は白紙となった」として、全面的な経営統合は困難との認識を示した。また、青山剛市長は同日、「製鉄記念室蘭病院とも協議を開始する」と述べ、今後は製鉄病院とも個別に市立病院の機能移転などを協議する方針を明らかにした。
同日に市立病院で開かれた市内の三つの総合病院の再編を協議する「室蘭市地域医療連携・再編等推進協議会」の終了後、青山市長や市幹部が報道陣に明らかにした。
協議会は、日鋼病院が昨年10月に「徳洲会グループ」(東京)に加わって以降、初めての開催。いずれも赤字経営の市立病院と日鋼病院は昨春以降、経営統合を模索してきたが、徳洲会の支援を受けた日鋼病院側が対等合併に難色を示し、協議の行方は不透明になっていた。
市は日鋼病院の意向を受け、経営統合は困難と判断。西胆振地域の医療体制維持のため、今後は市立病院の診療科など一部機能の移転などを視野に日鋼病院と製鉄病院の双方とそれぞれ協議を進める方針だ。
青山市長は「市民が安心して医療を受けられるよう、地域の医療機能を守るために3病院で連携していく」と強調した。
同協議会は2024年11月、高度急性期・急性期医療を製鉄病院に集約し、比較的軽度な急性期医療などは市立と日鋼の両病院で機能分担を協議することで合意していた。(佐々木一範、宮木友美子)」

まぁ正直政治決断を先延ばしにして適当にやってきたツケが今出てきていますね。正直外部からみていた1医師の意見としては「これだけやることやっていなかったら仕方ないよな」としか思えません・・・

製鉄記念病院としても正直統合なんて絶対無理、というかメリットが皆無だと思います。今井が製鉄記念病院の経営者なら

「自助努力してこなかったのに今更統合お願いしたいなんて都合よすぎでしょ」

としか言えないですね。

 

 

やっぱり地域医療構想における病院統廃合、公的病院の立ち位置の整理などは、10年20年先の地域の未来を描ける、強い政治力とリーダーシップをもった施政者でないと難しいことが今回の室蘭の件からは理解できます。

今回の議論の行方がどうなっていくのか、最後まで見届けたいと今井は考えています。皆さんは今までの経過、上記議論を読んで何を考えますか?

 

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