【なんともないことがなんともあることに・・・】日常の変化と、私たちが支えるべきもの
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
外来診療の場で、はたまた在宅医療の現場を回っていると、患者さんからふとした瞬間にハッとさせられる言葉を聞くことがあります。
先日、ある高齢の患者さんがポツリとおっしゃっていました。
「先生、なんともないことが、なんともあるようになってくるんだよ」
この言葉、皆さんはどう感じますか?
医学的に言えば、これは「予備能力の低下」や「フレイル(虚弱)」っていう言葉で説明がつきます。 若い頃や元気な頃は、階段の段差もペットボトルの蓋を開ける力も、あるいはちょっとした気温の変化なんかも、身体が勝手に調整してくれていました。意識すらしない「なんともないこと」でした。
しかし、年を重ね病気と付き合っていく中で、残念ながらその「無意識の調整力」は少しずつ失われていきます。 段差が壁に見える。 いつもの食事が喉を通らない。 昨日はできたことが、今日は億劫になる。
患者さんが言いたかったのは、単なる身体機能の低下への嘆きだけではないでしょう。
「当たり前だった世界が、当たり前でなくなっていく」
そういう戸惑いそのものなのだなと今井は思っています。
病院の外来で検査データだけを見ていては、この感覚はなかなか共有できませんよね(^^♪でも、私たちかかりつけ医/在宅医は患者さんの「生活の場を意識するようにしています。
だからこそ、「なんともあるようになってしまった」その段差をどうするか、その不安をどう支えるか、そこを一緒に考えるのが自分達の役割だよなと、私は常々思っています。
「なんともある」ようになったとしても、できる限り普通に家で過ごしたい・・・その想いがある限り、私たちは医療とケアの両面から、その変化に伴走し続けたいなと考えていますよ。
老化や衰えを「治すべき異常」として否定するのではなく、変化した身体とうまく付き合っていくための知恵を出し合うこと。 それが、これからの超高齢社会に必要な「支える医療」の形ではないでしょうか。
札幌も寒くなってきました。 体調の変化は「なんともない」うちに、早めにご相談くださいね~!(^^)!
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