資料提供:相次ぐ有料老人ホームの不適切な事案、その対策は?(下)-取り得る適正化策の選択肢と論点を探る
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
ニッセイ基礎研究所さんからホスピス型住宅及び訪問看護などに関する資料の二部目が公開されていました。在宅関係者なら一般社会の人がどう考えるのかを知るいい機会だと思うので是非一読してみてください。以下どうぞ。9月26日公開です↓
相次ぐ有料老人ホームの不適切な事案、その対策は?(下)-取り得る適正化策の選択肢と論点を探る
「以上、有料老人ホームを舞台にした不適切とされる訪問看護の事案に関して、2回シリーズで概要や論点を探って来ました。今回の不適切とされる事案を見ると、明らかに行き過ぎであり、何らかの形で制限することに異論の余地はないと思います。
しかし、(上)で述べた通り、平均在院日数の削減などの結果、医療的なニーズの高い人の受け皿になっているのは事実です。従来の社会保障に「居住保障」の視点が不十分だった点も影響しています。
さらに、本稿で検討した通り、適正化に向けた方策についても、具体的に考えようとすると、様々な問題に直面します。その上に規制の強化が行き過ぎると、良質な事業者にも影響を及ぼす危険性があり、「角を矯めて牛を殺す」結果になりかねません。
このため、筆者は「市場に任せた国が悪い」「すぐに規制を強化しろ」という勇ましい意見だけでは解決しないと考えています。具体的には、現場に及ぼす影響などを考慮しつつ、包括報酬の導入や報酬単価の引き下げ、同一事業者に集中した場合の減算ルールの導入、登録制度の導入、契約時の説明義務強化、抜き打ち査察の導入など事後規制の強化、標準指導指針の法定化、レセプトの審査強化といった形で、様々な対策をミックスさせる必要があると認識しています。今後、2026年度診療報酬改定や2027年度介護保険改正の検討がどう進むのか、その行方を注視して欲しいと思います。」
ということでまず2026年の診療報酬改定での介入は間違いなし、あとはどの程度どうなるかでしょうね。
在宅医療関係者ならわかると思いますが、この変化がどの程度患者さんの”居”に影響を与えるのかはよくよく考える必要があると思います。居住場所の変化=提供する医療も変化せざるをえないので。
継続してこの議論は定点観測していきたいと思います。皆さんは上記議論を巡って何を考えていますか??
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