公開日:2025年09月30日

資料提供:相次ぐ有料老人ホームの不適切な事案、その対策は?(下)-取り得る適正化策の選択肢と論点を探る

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

ニッセイ基礎研究所さんからホスピス型住宅及び訪問看護などに関する資料の二部目が公開されていました。在宅関係者なら一般社会の人がどう考えるのかを知るいい機会だと思うので是非一読してみてください。以下どうぞ。9月26日公開です↓

相次ぐ有料老人ホームの不適切な事案、その対策は?(下)-取り得る適正化策の選択肢と論点を探る

まぁ終わりにの部分でこの資料の中身全てが詰まっていると思われるのでそこだけ抜粋させて頂きます。(気になった部分は赤字に)

「以上、有料老人ホームを舞台にした不適切とされる訪問看護の事案に関して、2回シリーズで概要や論点を探って来ました。今回の不適切とされる事案を見ると、明らかに行き過ぎであり、何らかの形で制限することに異論の余地はないと思います。

しかし、(上)で述べた通り、平均在院日数の削減などの結果、医療的なニーズの高い人の受け皿になっているのは事実です。従来の社会保障に「居住保障」の視点が不十分だった点も影響しています。

さらに、本稿で検討した通り、適正化に向けた方策についても、具体的に考えようとすると、様々な問題に直面します。その上に規制の強化が行き過ぎると、良質な事業者にも影響を及ぼす危険性があり、「角を矯めて牛を殺す」結果になりかねません。

このため、筆者は「市場に任せた国が悪い」「すぐに規制を強化しろ」という勇ましい意見だけでは解決しないと考えています。具体的には、現場に及ぼす影響などを考慮しつつ、包括報酬の導入や報酬単価の引き下げ、同一事業者に集中した場合の減算ルールの導入、登録制度の導入、契約時の説明義務強化、抜き打ち査察の導入など事後規制の強化、標準指導指針の法定化、レセプトの審査強化といった形で、様々な対策をミックスさせる必要があると認識しています。今後、2026年度診療報酬改定や2027年度介護保険改正の検討がどう進むのか、その行方を注視して欲しいと思います。」

ということでまず2026年の診療報酬改定での介入は間違いなし、あとはどの程度どうなるかでしょうね。

在宅医療関係者ならわかると思いますが、この変化がどの程度患者さんの”居”に影響を与えるのかはよくよく考える必要があると思います。居住場所の変化=提供する医療も変化せざるをえないので。

 

継続してこの議論は定点観測していきたいと思います。皆さんは上記議論を巡って何を考えていますか??

 

時間ある方は以下の項目をチェック!!

法人のこれまでのこと、これからのことを確認したい人はこちら↓

【2025年版】これまでの法人の歩みについて、そしてこれから目指している未来について

直近のいまいホームケアクリニックの診療実績について知りたい方はこちら↓

【2025年上半期】当院の活動を数字で振り返る

法人の在宅医療やかかりつけ医、入院医療について知りたい方はこちら↓

【2025年版】当法人が取り組む在宅医療とかかりつけ医としての外来医療、そして入院医療について

在宅クリニックがなぜ病床運営をするのか、興味ある方はこちら↓

【2025年版】在宅医療機関が有床診療所/病院を運営する意義とは?

同じくなぜ在宅クリニックが訪問看護ステーション/居宅介護支援事業所をもっているのか、気になる人はこちら↓

【2025年度版】訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所を自前で持つ意味は?

在宅医募集しています。是非確認の上ご連絡ください↓

【2025年度版】在宅医療や総合診療に興味のある医師を募集しています。

外来や病棟看護師、訪問看護師を募集しています。是非チェックを!↓

【2025年度版】訪問看護、地域密着型の医療に興味のある看護師を募集しています。

医療事務さん募集しています。一緒にチームの一員として働きませんか?

【2025年度版】医療事務を募集しています。

MSW、ケアマネさんも募集中です。是非見学にきてください↓

【2025年度版】MSW、ケアマネージャーを募集しています。

リハセラピストさんも募集しています。是非ご連絡を!↓

【2025年度版】訪問リハビリのセラピストさん1名募集しています。

病院経営や事務長職に興味ある人募集しています。経営一緒にしませんか?↓

【2025年度版】法人運営職員、事務長候補を募集しています。

人事担当、SEさん募集しています。これから組織を大きく、価値のあるものにする手伝い、してくれませんか?

【2025年度版】人事担当者、SE、広報担当者を募集しています。