在宅医が考える「訪問看護で大事にしてほしい3原則」とは
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。
この春から訪問看護師として活動を開始した看護師さんもいるかと思いますが、大体勤務開始後半年ほど経過すると
「訪問看護師の業務って何て幅広いんだろう?あれもこれもしなくちゃいけないし、医療だけでなく介護のことまで考えなきゃ・・・・自分が本当にこの領域でこのまま仕事できるかな?」
と自問自答することは必ず誰しもが経験することと思います!(^^)!
なぜそう思うのか?それは訪問看護の業務の時に原理原則として何を大事にすべきか、という点を明確に理解していないからではないかなと今井は考えていますよ。
本当は大事にすることはたくさんあるのですが!(^^)!それを書き連ねるといくら時間があっても足りません。ということで3点だけ!これであればだれでもすぐに覚えて実践可能だと思う今井が考える「訪問看護で大事にしてほしい3原則」を以下に書いておきますので参考にしてみて下さい。簡単ですよ!(^^)!
1:必ず訪問毎に介入する点を見つけ自分でアクションを起こすこと!
訪問看護師であれば一回一回の訪問が勝負の場です。1度の訪問を大事にして、必ず何かしら介入できる点を探して介入してあげてください。介入しない訪問看護師は訪問看護の資格がない、くらいの気持ちを持って欲しいなと思いますよ。
介入すべき問題点は大きな問題でなく本当に、本当に小さな点てもいいんです。例えばトイレ介護の方法であったり、生活の問題であったり、医療的な問題(服薬方法やリハ)であったり在宅医やケアマネの活用でも、なんでもいいんです。
問題をみつけ、自分自身でアクションを起こし必ず毎回の訪問で介入してあげること、それが訪問看護の時に大事にしてほしいことのNo1だと今井は考えています。
2:医療や介護の個々の問題ではなく、人全体の問題を看ること
ともすれば個々の問題点のみを考えてしまいがちですが、トータルとして、人間としての患者さんを把握して看てあげることが何より大事です。意外と意識していないと欠落しがちな観点ですが。本当は一番重要なことだと思いますよ。
一人の人間として医療や介護のこと、生活のこと、家族のこと。トータルで考えてあげて、近い距離で看護をしてほしいなと思います。
3:「生きるっていいな」「看護師さんに来てもらえたら楽しいな」と思ってもらうこと
固い、むすっとした表情や距離を置いたような対応で訪問看護をする看護師さんもいますが、せっかく訪問するのなら「生きるっていいな」「人生捨てたもんじゃないな」「看護師さんに来てもらったら楽しいな」って患者さん家族に思ってもらえるように、笑顔を患者さんとその家族に届けてもらいたいと思います。これも大事じゃないですか??
どうでしょうか?難しいことは何もないですよね。
1:介入すること
2:人を看ること
3:笑顔にさせてあげること
この3点だけを意識してもらって看護してもらえれば、それで充分訪問看護師としての仕事はしていると自分は思いますよ!(^^)!
以上1在宅医が考える「訪問看護で大事にしてほしい3原則」でした。人によって考え方、定義は違うと思いますが皆さんが大事にしていることはなんでしょうか?まずは簡単に言語化してみてくださいね!(^^)!きっとやるべきことがクリアになると思いますよ!
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