司法が医療・介護の在り方を決める社会・・・本当に健全なんでしょうか??
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
数日前の記事ですがプレジデントオンラインさんの記事でとても興味深い記事を見つけましたのでシェアします。お時間ある方一読どうぞ。9月1日の記事です↓
なぜ現役世代が7兆円も搾り取られるのか…「延命ファースト」に突き進む日本人が忘れた「幸せな逝き方」
文中にある通り
「・・・コロナ禍以降、多発する介護訴訟は、高齢者施設をじわじわと締め付けている。「誤嚥死なら慰謝料3000万円」が相場になった結果、食事は味や好みよりも「訴訟回避ファースト」となった感がある。
ちょっと飲み込みが悪くなると、本人が嫌がっても万が一を考慮し「刻み食」「流動食」「液体栄養剤」「胃瘻」「点滴」となって、高齢者の「食べる楽しみ」が失われる。「クリスマスイベント寿司の誤嚥で2900万円」判決は、これを加速させてしまうかもしれない。
コロナ禍以降、施設内のイベントである「弁当を持って花見」「カラオケ大会」などを今も復活させないところも少なくない。結局のところ、「延命ファースト(質は問わない)」介護で「毎日テレビを見るしかやることがない」と嘆く入所者も多いという。
「介護訴訟で施設が負けない」ために「ちょっとでも入居者に異変があれば119番」を鉄則とする施設も増えており、救急車や病院への負荷も無視できない。」
これは在宅医として診療していても実感できていて、たとえ「24時間対応するんで在宅医ファーストコールでお願いします」って高齢者施設や住宅に伝えていたとしても、リスクマネジメントの観点から在宅医に連絡なし→救急搬送(→その後病院側から在宅医が怒られる)、というケースが以前より散見されるようになってきました。在宅医の努力だけではもうどうしようもない状況になってきているんですよね。
在るべき医療・介護の姿形を司法が決めているのが現状です・・・が、本当にこれで社会全体としていいのでしょうか?医療や介護側の問題もあるのかもしれませが、司法の役割や今後のあるべき形については是正されるべきではないでしょうか??表題の「褥瘡で裁判は可能か」なーんて弁護士さんがいつも考えているなら・・・正直普通の医療や介護なんて提供できないですよね。
皆さんは上記を読んで何を考えましたか?よければ教えてくださいね!
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