過剰でもなく、不足でもない・・・在宅医や訪問看護師が行うべきは”支えすぎない支援”
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。
先日とある在宅患者さんの支援について訪問看護師さんが「安心して過ごしてほしいので○○や××、□□もやりますから大丈夫ですよ!」って話を本人とご家族にされていました。
個人的にはとても熱心な看護師さんだなと思う反面、「そこまですると逆に患者さんや家族をスポイルしてしまわないかな?」とちょっとだけ心配になりました。
確かに訪問看護の目的の一つは患者さんと家族が自宅という環境で安心して過ごせるようにサポートすることだと思います。けれどあまりにも医療者が積極的に手助けをしすぎるとどうなるか??結果としてそれは患者さん自身や家族の持つ生きる力、支援する力を引き出す機会を奪ってしまうことになるんじゃないかなと今井は考えています。生活する、生きるってどういうこと、と・・・
自分でできることは支援をせずに自分でやってもらう、家族ができることは当然家族の力でやってもらう、当たり前ですが在宅医療者が自宅に訪問し医療や介護を提供するときの大前提として、そういう認識をもつことは大事ではないでしょうか?
件の看護師さんには一緒に自宅から出た後在宅での支援について、今井の考えを少しだけお伝えさせて頂きました。
「大事なことは支援することもそうだけどまずはどこまで自分達でやってどこから支援をするんかを見極めること・・・前提条件を自分で勝手につくるのではなく、コミュニケーションの中から何をすべきか考えていくと、もっと違った形の訪問看護もでてくるような気がするよ。頑張ってく~ださい!」と!(^^)!
過剰でもなく、不足でもない・・・在宅医や訪問看護師が行うべきは”支えすぎない支援”だと今井は考えています。皆さんのお考えは如何ですか?
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