老健と特養、そろそろきちんと役割の明確化が必要では??
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
先日とある認知症外来患者さんのご家族(遠方の方)が
「今度老健に入所するんですので紹介状&お薬お願いします」
と患者さんと一緒に外来受診されました。
よくよく聞くとその患者さんの奥さんの介護負担が結構つらそうに見えたのでケアマネさんに相談したところ、老健っていい場所ありますよ教えてもらったとのこと・・・・制度はよくわからなかったけれど、ショートステイと老健入所を組み合わせて自宅ではない場所で長期療養できるようだからそれがいいと思ったんで、とのことでした。
もう話自体がかなり進んでしまっていたのでとりあえず希望通りの対応はしましたが、老健ってそもそも長期療養する場や看取りの場ではないんだけどなぁと改めて老健について考える機会となりました。
そもそも老健って今井の認識では
「在宅復帰を前提とした一時的な入所施設でリハビリなどを行うところ」
であって、あくまで一時的な入居施設のハズ・・・ところが最近は上記のように老健で最期まで過ごせますよ!とか、老健が主体となって最後まで支えていきますよ!っていう方針の老健が多いような気もします。まるで特養の機能を担っているかのように振る舞っていますよね。
長期療養するなら特養、リハビリや一時的な避難場所としては老健と、きちんと介護保険の制度化の施設が本来の役割を担うことが、これからもし両者をきちんと存続させていくなら大事なことではないかと1在宅医は考えますが・・・皆さんはどう考えますか?(って言われても普通こんなこと考えないですよね(^^♪)
でも老健が上記のような役割を担うようになったことは経営上の問題からそうなのかもしれませんが、実態としては現場の患者さんや家族が困っているからっていうことも無視はできなさそうですね。老健、特養、そしてとりまく住居や介護保険のサービスの問題・・・この問題は地域包括ケア全体の一部の問題として考える必要がありそうですね。そう思いませんか?
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