東京都立病院機構、補助金がなければ単年で680億の赤字とは・・・【都立病院の赤字拡大 24年度238億円、物価高・患者数回復低調で】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
ちょっと前の記事ですが公的病院の経営に関して気になる記事を見つけましたのでシェアします。東京都立の病院機構の経営状況に関してです。7月10日の日経の記事です
「東京都立病院機構の2024年度決算は、最終損益が238億円の赤字(前の期は182億円の赤字)だった。赤字は2年連続。本業の売上高にあたる医業収益は増えたものの、患者数が新型コロナウイルス禍前の水準に回復せず、診療報酬の伸びも物価や賃金の上昇に追いつかなかった。
10日に都が開いた地方独立行政法人評価委員会の分科会で公表された。15の医療機関全てが赤字で、収支が改善したのは2機関のみだった。・・・」
赤字が238億!!さすが東京、桁が違いますね。
詳しく知りたかったのでちょっと資料を探して見たらこちらにありました。興味ある方はどうぞ↓
東京都地方独立行政法人評価委員会 都立病院分科会 令和7年度第1回(令和7年7月10日)
から今井が確認したのはこちらです↓
令和6年度 地方独立行政法人東京都立病院機構業務実績等報告の概要
色々突っ込みたい部分はありますが一枚のみ衝撃のスライド抜粋です
補助金(負担金、交付金)を除くと収益は
医療事業では680億円の赤字!
人件費率は売り上げ1779億にたいし1179億と、病院としては驚異的な66%とちょっとこれは厳しい状況ですね。正直東京ほど医療機関が溢れている都市で、どこまで都が税金を使用してこれらの公的病院を運営する必要があるのか、よくよく考えなければいけないのではないでしょうか?
今後どんどん変化する社会保障において、都市部での公的病院の在り方については東京のみならず全国で議論が必要になってくるでしょう。皆さんもそう思いませんか??よければご意見くださいね。
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