公開日:2025年07月10日

2026年の診療報酬改定まで持つか・・・無理でしょうね【国立大学病院の赤字 過去最大の285億円 全体の7割近くが赤字に】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

全国の大学病院、公的病院の経営がかなり危ない事態になってきています。以下7月9日のNHKさんより

国立大学病院の赤字 過去最大の285億円 全体の7割近くが赤字に

「全国にある国立大学病院の昨年度の決算が、過去最大となる285億円の赤字になったとする調査結果を病院長で作る団体が明らかにしました。赤字の病院は全体の7割近くに上っていて、事業の継続が危ぶまれる状況だとしています。

全国にある国立大学の44の付属病院の病院長で作る「国立大学病院長会議」は、9日に都内で会見を開き、昨年度の決算の速報値を公表しました。

それによりますと、44病院の昨年度の経常損益は過去最大の285億円の赤字になったということです。

前の年度、2023年度はおよそ60億円の赤字で、初めて赤字に転落しましたが、今回はさらに大幅な減益となりました。

前の年度に比べ、収益は547億円増加した一方、医薬品や材料の費用といった診療経費や人件費などが、合わせて772億円増えたということで、物価や人件費の上昇に、診療報酬などの収入が追いついていないとしています。

赤字となった病院は、全体の7割近い29病院に上っていて、大学病院としての事業の継続が危ぶまれる状況だとしています。・・・」

 

国としては

①不必要な病院には閉院してもらい医療機関を集約化させたい

②その上で医師や看護師などもそこに重点的に配置したい

③なので病院の診療報酬を厳しくすれば必要度の低い病院からつぶれるハズだ

と考えて病院の診療報酬を締めつけ続けてきましたが、結果としてはある程度必要性の高い医療を行ってきた、本来ならば存続させたい公的医療機関や大学病院などが最も痛手を被っているという意図しない事態になっています。

本来の社会保障制度としては2026年の診療報酬改定を待って対応していくという形にしたいと思っているはずですが・・・このままでは来年までキャッシュ的に持たない病院が多数でるのではないかと考えます。補助金いれるしかないような気もしますが、皆さんはこの問題に対してのご意見はいかがでしょうか?

 

 

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