在宅緩和ケアにおける訪問看護師の仕事
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
在宅で癌患者さんの療養、緩和ケアを行っていくことがありますがやはり訪問看護師の関わりはとても重要です。ケアのみならず医療的な判断などを病棟と違い一人である程度観察し判断、医師や他職種へのフィードバックや介護保険の調整などするべきことが羅列するのが難しいですがたくさんあります。
当院での訪問看護師がどんな仕事をしているか、臨床に即して簡単にあげてみたいと思いますので、在宅での緩和ケアの看護師さんがどんなことをしてくれるのか気になる人は確認してくださいね。
退院時カンファレンスへの参加による在宅療養に必要な医療処置の確認とその簡素化、介護力の確認とその支援のためのサービス調整とそれに伴う各関係機関への情報提供
自院、他院SWとも連携
各種カテーテルの管理、点滴処置の施行と内容の見直しへ医師に情報フィードバック
麻薬も含め内服薬や外用薬、注射薬の管理と投与経路の最適化を病状にあわせアセスメント
薬の副作用の評価(排便管理も含め)
薬剤師との連携
PCAポンプ(当院はLegacy使用しています)の使用と管理
疼痛の評価とスピリチャルペインへの対応
家族ケア
介護保険、介護保険外サービスの調整
適宜病院への病状報告とバックベット先への連絡
金銭面での援助や社会資源の紹介
夜間休日の対応
在宅療養がベストか入院すべき状態か医療面と介護面を含めた上での判断とその意思決定の支援
などなど
上記を患者さんの受け入れてくれる訪問回数でやっていくことになります。簡単に書きましたが本当に色々な仕事ありますね。札幌でも施設系で仕事する訪問看護師と個人宅で仕事する訪問看護師がすみわけされてきていますが、場所に関わらず上記を実践してくれる看護師さんが増えてくれることを望みます。
ちょっと最近の今井の文体と違うのに気がつかれたでしょうか?(^^♪
これはちょうど10年前、2015年の7月5日
のブログからまるまる引用です。自分で書いていたことなんですが、やっぱり訪問看護の本質は変わっていないよなと感じます。そして今井が当初から訪問看護師に望んでいたことって、やっぱり10年たっても変わっていないですね!(^^)!
ただこの当時の当院の訪問看護師さんと同じレベルで仕事できる看護師さん、今の札幌でどのくらいいるのかなぁ・・・そのくらい当時は一騎当千の訪問看護師さんばかり集まっていましたよ。ウルビスの3Fで喧々諤々の議論をしていたの、思い出しますね。(詰められてたまにカンファ後に泣いている看護師さんがいたりいなかったり・・・今井は当然ですが詰められる側でした!(^^)!下の方の記事に<【2025年版】これまでの法人の歩みについて、そしてこれから目指している未来について>があると思いますが、そのブログの写真は2015年前後の週1カンファレンスの時の写真です。上座に看護師さんが鎮座、下座に医師が呼ばれてお裁きを受けている写真です!(^^)!)
さて10年後に今書いてある記事を読んで今井は何を想うでしょうか??それも楽しみにして毎日コツコツとブログ書いていきたいと思います。
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