公開日:2025年06月19日

地方の病院運営の現実・・・今取り組むのか、将来に解決を先送りにするのか【市立室蘭病院、閉鎖なら60億円 市、負債の清算試算】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

地域での役割を終え病床運営をSTOPした病院@札幌

 

道新デジタルの記事で気になる記事を見つけましたのでシェアします。これまで定点観測し続けている市立室蘭病院関連の記事です↓

市立室蘭病院、閉鎖なら60億円 市、負債の清算試算

「室蘭市は13日、定例市議会の一般質問で、経営難の市立室蘭総合病院を巡り、病院事業会計を2024年度末で閉鎖していた場合、負債の清算に60億円を超える資金が必要となる試算を明らかにした。…」

来年以降もっともっと費用が必要になっていくことになるでしょう。室蘭市の予算はちょっとだけ調べると450億円程度・・・15%近い予算が閉じるだけで必要になってきます。これはかなり厳しいですね。

正直病院再編の話は過去ブログ読んでもらえればわかりますがかなり前から足踏みしていた状態・・・将来の子供たちのことを考えるともっと早く解決すべき課題&早々に行動に踏み切るべき行政的課題だったんじゃないかなと今井は考えています。今やるのか、将来に解決を先送りにするのか、今こそ考えて結論を出さなければいけないでしょうね。

今後おなじようなことが全国の公的病院の閉鎖時に課題となってくるでしょう。自治体の財政は病院閉鎖に耐えられるのか?公的病院の縮小、閉鎖という難事業をうまくソフトランディングできるかできないかでその自治体の将来が決まってくる・・そういっても過言ではない時代になるでしょう。

 

いずれにせよ市立室蘭総合病院を含む病院再編、地域包括ケアにおける病院統廃合のいい例だと考え今後も定点観測は継続していきたいと思います。自分が研修医時代を過ごした2005年、もう20年前なんですね・・・

 

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