在宅医と患者さん家族の意見が異なる場合・・・
こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＆病棟医＠今井です
先日とある在宅患者さんの療養、というか治療方針について患者さん家族と在宅医（自分）との間で明確に意見が分かれるケースがありました。
基本的に自分は患者さん家族の希望を最大限尊重するようにしているのでそうなることは結構珍しいのですが、さてどうしてそうなったと思いますか？
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今回そうなった理由は
自分→現在だけでなくそう遠くない先を考えた時にベストな方針を決める
患者さんと家族→”今”の問題にフォーカスして考えて方針を決める
というのが理由でした(^^♪
確かに患者さん家族にとっては”今起きていること”が一番の興味の対象であって、とにかくそれを何とかして欲しい！っていう気持ちが強いのは重々理解できます。
ただ在宅医としては現在だけでなくこれから起きるであろうことまで、先々のことまでを考えて療養の選択を考えていて、未来のためにはこっちの方がベターだろうなと思って選択肢を提示していました。
結局先のことまで懇切丁寧に説明し、納得してもらって自分の選択を尊重して頂きました。患者さん家族の意見はもちろん最重要ですが、在宅医としては自分の経験から先のことまで見通した上でベストな治療を提案することが大事ではないか、そう考えて日々診療しています。
ということでレアですが患者さん家族の希望と在宅医の提案が異なる場合はたまにあります。皆さんもなぜそういう選択肢を在宅医（もしくは訪問看護師）さんが提案してくるのか、よくよく考えてみてくださいね(^^♪
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