公開日:2025年06月06日

医療機関の経営改善、短期スパンでの視点、取り組みがもっと必要に・・・【江別市立病院、24年度8億円赤字 前年度より悪化 外来患者減、人件費上昇響く】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

札幌のお隣の市の江別ですが、市立病院の運営がどんどん悪化しているようです。以下北海道新聞デジタルさんより6月5日の記事です↓

江別市立病院、24年度8億円赤字 前年度より悪化 外来患者減、人件費上昇響く

2024年に経営強化プランを出していますが、正直今の医療業界は

1年先は全くの別世界、2年先は予測不可能、5年先は昭和→平成位今とは異なる世界である

っていうくらいの経営環境にあるっていう認識が必須だと思います。それにしても赤字が1億→8億ですが・・・民間なら即倒産ですね。

 

何が言いたいのかっていうと経営プラン自体を5年スパンで考えるのはもうやめて、(10年単位の長期スパンは経営者が念頭に置きつつも)短期短期で経営プラン(医療提供状況)を変えていかなければ生き残れない、そういう時代だっていうことです。正直公的病院の経営改善プラン、このプランならいつまでたっても赤字継続のままやろうなと思ってしまいますよね。

国は今”変化に対応できる病院”のみを残そうとしています。きちんと国の出しているメッセージを理解し、変化できる医療集団、変化、進歩していける個人にならないと厳しい・・・・今井はそう考えています。
さて江別の話はお隣の市なのでちょっと気にはなります。継続して定点観測していきたいと思います。皆さんの周りの公的病院、状況いかがですか?

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