公開日:2025年05月30日

高額療養費制度を改悪する前に、やるべきことがあるのでは??【第1回「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」資料】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です

 

昨年秋~今年の年明けにかけて高額療養費制度の見直しについて大きな議論が起きたのを皆さん覚えているでしょうか?結局は国民の反対がものすごく大きく、政府は再度検討し直すことを決定、今年の秋の改正を目指し議論をpendingしていましたね。

ともすれば「その後どうなったっけ?」って忘れがちなこの話題、今井個人としては医療の根幹、いや社会保障制度の根幹にかかわる部分だと考えているので絶対に無視することはできないなと考えています。

今回5月26日に第1回「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」が開催され、その中で現状認識についての資料が公開されています。紹介しますので是非皆さん一読してみてください。以下どうぞ↓

高額療養費制度について

 

現役世代が高い社会保険料を負担しているのは社会全体のためっていうのはありますが、自分自身が高度の医療が必要な病気になったときのため、というのは当たり前の考えです。

高額療養費制度の改悪は社会保証制度の根幹を揺るがす大きな変更ではないでしょうか?

むしろ見直すべきなのは

①非効率な医療行政

②保険給付の範囲

③生活保護医療費無料による一部医療機関の悪徳経営

④令和に合わない旧態依然とした社会保障制度

なのは明らかです。やるべきことをやってそのうえで、なら理解できますが、ムダがこれだけ多い中高額療養費制度に手をつけるべきでしょうか?

 

皆さんのお考えはいかがですか?資料を読んで考えてみてくださいね。

 

時間ある方は以下の項目をチェック!!

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