公開日:2025年05月25日

施設系訪問看護は2026年に大きな転換を迎えるハズ・・・【17万1546件に達した訪問時間のごまかしなどで28億円を不正請求、睡眠センサーの確認だけで30分の訪問看護と申告】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。

ヤフーさんの記事で気になる記事を見つけましたのでシェアします。神経難病やホスピス型住宅における訪問看護の不正請求についての記事です。5月24日のヤフーさんからどうぞ↓

17万1546件に達した訪問時間のごまかしなどで28億円を不正請求、睡眠センサーの確認だけで30分の訪問看護と申告

記事中には

①1日3回の訪問看護や複数名訪問看護、時間外加算をとる訪問看護はしなくてもいいと会社側は考えていた

②医師の指示書があるから訪問看護を提供していた

と会社側の言い分も載っていますが、

①→ほぼ間違いなく会社がノルマとしてどんな患者、病態であっても1日3回の訪問看護はマストとしていたでしょ?

②→医師の指示書は訪問回数までは記載しない。やりたい放題やっていたのは自分達の考えででしょ?

っていうのが在宅医療者の一般的な考えかと思います。

 

いずれにせよ施設系訪問看護はもう大きくメスを入れるべきですし、神経難病や終末期の訪問看護の在り方も今後問われていくことになるでしょう。個人的には医師や看護師がモラルがあるのならば、全ての訪問看護を医療保険に切り替えてもいいのではないかと2010年代後半には考えていましたが、この状況をみると医療者の良心を前提とした社会保障制度の構築は悲しいですがもう無理なんでしょうね。
結局こうなると一番被害を受けるのは患者さん、次が良心的に医療に向き合っているステーションやクリニックっていうのがironicなsituationですが・・・まぁ自業自得としか言えないのかも。(別の話ですが施設系の訪問看護と同様に精神科訪問看護についてもひどすぎるのでメスを入れるべきでしょうね・・・)

 

今後は

①どのような制裁が運営会社及び経営者に下されるのか

②そこで不正請求に関わっていた医療者には(絶対状況知っていて運営に協力していたので)なんらかの制裁はあるべきか

なども含めてどうなるかはよく経過を見ていきたいですね。ちょっと騒ぎ終わったら後はうやむやに、なーんてそんなことは許されないぜ!って、皆さんもそう思いませんか??(^^♪

 

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