当院における外来での緩和ケア診療について
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。
当院は在宅緩和ケアの提供はもちろん行っていますが、外来でもできる範囲で緩和ケアの対応は行っています。通院を希望されている患者さんは多くは「動くのがしんどくなってきたらそのまま先生に訪問診療で診てもらいたい」という患者さんで、実際7~8割くらいの患者さんは外来緩和ケア→在宅緩和ケアに移行しています。
ただ3割くらいの患者さんは紹介元の病院に入院になったりホスピスを選択されたりしています。
外来での緩和ケアの実際は
①2週~4週に一度外来通院
②診察、検査、投薬などを行いバックベットや介護保険の調整なども行う。
③状態悪化時には訪問看護をまずは導入
④それでもしんどそうなら訪問診療導入し在宅緩和ケアに移行
というのが一般的な流れです。
ただ患者さん家族は「通院できる間は通院したい」と結構おっしゃり無理してぎりぎりまで通院してくる方いるのですが、基本的にギリギリ限界まで外来緩和ケアを継続するのはお勧めはしていません。
結局外来にぎりぎりまで通院していた患者さんって、自宅で過ごすための充分な緩和ケアが受けられていない&体調悪化時に体制が手薄、などの理由で入院する割合が高くなってしまうんですよね。
なので緩和ケア目的で当院の外来受診した患者さんであっても、外来主治医が「訪問診療の方がいいと思います」と言ったら、それは絶対訪問診療の方がいいんだな、と思ってもらっていいと思いますよ。1,2か月後に多分「あの時訪問診療の方を勧めてくれた理由はこれがおこることを漠然と予想していたんだろうな」ってきっと理解してくれると思います!(^^)!
外来での緩和ケアはどこまで続けるのか常に難しさはあります。いつ在宅緩和に移行すべきかも一人一人の患者さんで状況は違うので、個別にゆっくり相談していければと考えていますよ。
当院は年中無休で年末も正月も診療は継続しています。外来での緩和ケアを希望する患者さんも随時対応していますので興味ある方は事前にご連絡の上受診してみてくださいね。お待ちしています。
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