住宅×訪問看護の不正、10年以上前から常態化していましたよね?【不正な報酬請求、28億円超 老人ホームのサンウェルズ】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です
2月7日のヤフーにてPDハウスを運営するサンウェルズの訪問看護に関しての記事が出ていましたので共有します。
不正な報酬請求、28億円超 老人ホームのサンウェルズ
自分は2011年に開業したのですが、その時から不正請求のために訪問看護指示書を書いてくれと言っていたナーシングホームを実際知っています(まだ札幌で活動している施設ですので名は出しませんが)。自分はそういう事業所とは距離を置きたかったのでそこでの診療からすぐに撤退しましたが、その頃からナーシングホームでは神経難病や癌終末期の患者さんにやりたい放題訪問看護×針灸導入してやってましたよね。
2018年の自分のブログ↓
不必要な訪問針・灸・マッサージを導入するのはやめるべき!介護事業所×針灸事業所×在宅診療所がタッグを組んでいる札幌の事情・・・
まぁちょっと話はずれましたが、昔からこういう事例が多いことを在宅医は知っていて問題視していたことは確かです。国も当然これは把握していたと思います。知った上で高齢者住宅や施設併設の訪問看護ステーションが増えるまで放置していた・・・・確信犯ですね。
ではなぜ今まで放置していた問題をこのタイミングで大きく取り上げたのか?間違いなくもう十分施設や訪問看護が普及したため甘い蜜は不必要と考え、2026年の診療報酬改定で施設系の看護の制度を大きく変化させるためだと今井は考えています。(かつての施設系在宅医療の改定でもそうでした。)
まぁ真っ当にやっている事業所も当然あるでしょうが(というかそういう事業所が可哀そうですが)、そもそも住宅×在宅医療で慢性期病院や有床診療所の3,4倍近い医療費がかかっている時点でおかしいんです。
PDハウスにしろホスピス系住宅にしろ今後は大きく体制に対してメスが入るでしょう。そしてその後に待っている世界は・・・・病院医療もかなり経営が厳しくなっている現状を鑑みると医療者は個々でかなり準備しなければ生きづらい世界になるでしょうね。
このような会社はどう責任をとるのか?おそらく他社に合併されて何事もなかったかのようにまた活動するんでしょうがそれでいいんでしょうかね?皆さんはこの問題、どう考えますか??
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