公開日:2025年01月26日

電子処方せんの導入が進まないのはシンプルにメリットを感じないから!【電子処方箋の現況と今後の対応】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。

 

国は電子処方せんの導入を躍起になって頑張っていますが、正直2025年の年始の段階では1割弱に医療機関しか対応していません。どうしたものかと考えているようで、1月23日の第192回社会保障審議会医療保険部会において今後どうするかが議論されています。以下その資料↓↓

電子処方箋の現況と今後の対応

まぁ正直医療機関側からするとシンプルな話で、電子処方せんの導入は

メリットがなくデメリットが多いから

なんです。デメリットですが

①導入費用がかかる

②維持費用がかかる

③普及していないので扱いがケースバイケース

④高齢者がどこまで対応できるか不明(というか厳しいかと)

⑤正直導入によって外来診療の時間が余分に必要になる

上記がぱっと考えただけでも思いつきます。

 

正直オンライン資格認証もそうなんですが、結局は社会保険料が医療機関を迂回してこういうベンダーに流れているだけなんですよね。

導入補助金が出る&毎月診療報酬で少しだけ補助→そのお金がほぼ全て毎月ベンダーへの支払いで消える、なんで結局は役所が天下り先確保のためにベンダーを潤しているだけっていうのが透けて見えるのも導入積極的にしたくない理由の一つです。

確かにデータ管理やPHRの推進には必要なんでしょうが、あまりにも制度設計が杜撰ですね。マストにならない限り当院では積極的には入れないでしょう。

 

きちんと医療機関に導入して運用していくのであれば、それに耐えるものを考案してきちんと運用してもらわないと無理だと思うのですが・・・国は医療機関や患者さんを無視し、ベンダーさえ潤えばいいと思っているのでしょうか???

 

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