公開日:2025年01月14日

発熱外来難民が・・・医療機関にとっては発熱外来をするメリットは??

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。

全国及び札幌市内では現在インフルやコロナの感染が大流行・・・当院も発熱外来を行っていますが、30分もたたない時点でその日の診療の予約が埋まってしまいます。土日や祝日に関してはもっと早い段階で予約が終了になってしまいます。

正直発熱外来を求めて右往左往している一般の方、本当に多いのではないでしょうか?

 

それというのも「発熱外来をするメリットが医療機関にとってあまりないから」というのは見逃してはいけない視点だと今井は考えます。診療報酬上も通常の定期患者さんの診療報酬とほぼ変わらないですし、動線確保やその他の検査などの対応を考えるとスペース的にも人的にも余分な負担がかかります。そのうえ普段は通院していない患者さんも多く診療するので、当然クレームも多くなりますし・・・医療機関にとって発熱外来って本当は運営上はやりたい業務ではないんですよね。

ただ当院も含めてですが、平日も土日も体制を整えて診療している医療機関の多くは「地域のために少しでも貢献しよか」というマインドでやっていますよ。

 

発熱外来に関しては予約がとりづらい、電話かけてもつながらないなどのクレームをも頂くことがありますが、地域の患者さんのために医療機関としてはスタッフにも負担をかけて、メリットがあまりない中で診療をしているんだよということは少しでいいので理解して頂ければなと考えています。(しかも最近はそれにプラスして薬も足りなくなってきていますからね・・・)

少しでも発熱外来難民を減らすためにも、国や地方自治体はもう少し能動的な対策をすべきではないかと思いますが・・・いかがでしょうか?皆さんのご意見良ければ教えてくださいね。

 

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