公開日:2014年03月23日
認定看護師による褥瘡治療について
在宅患者さんの診療依頼ですが最近は褥瘡持っている方が多くなってきました。当院での対応は看護師長の木浪さんがてきぱきとみて治療していってくれるので大変助かっています。医療的な処置のみならず介護面でのケアまで考慮した治療法ができること、患者さんにとってもいいなと思っています。
先日の褥瘡学会地方会にてWOCの同行訪問についての報告が事業団の看護師さんからあったとのこと。やはり真皮を超える重度の褥瘡であっても認定看護の同行を頼まれたことはなかったとの報告でした。
理由としては①主治医、皮膚科を受診②自分達で対応可能③WOCが近隣にいない④利用方法、相談窓口がわからない、などなど。
個人的には認定看護師、特にWOCの在宅医療への参入は大賛成ですが、単純に創部のみをみた医療面の指導、助言だけでは在宅WOCとして不十分ではないかと思います。
家庭で使える簡易的なケア用品の指導、介護保険サービスの上手な利用と訪問看護師さんへの指示と助言、またこれも大事ですが実際にかかる費用な利用可能な保険、資源などについて深く理解していることが肝要かと思います。
診療所のみならず訪問看護ステーションにおいても今後WOCや緩和ケアなどの認定看護師が活躍していくためには、どのように他事業所と連携をとっていくのかが一番大事と思います。みなさんはいかがお考えでしょうか。