BLOG

2018.07.16
在宅緩和ケアの診療の場で<これが最後の診療になるかも。自分が今できることは全てしてあげたか?>と常に自問自答したい

こんにちは、札幌の在宅&在宅緩和ケア医@今井です。

患者さんの看取りが続いています。

看取った後患者さん家族と一緒にケアをするのですが、その時に御家族からは

「先生に○○してもらったらその後楽そうにすごしていました。」

「言われた通りにビール飲ませたらすごい美味しそうに飲んでました」

「■■看護師さんに頭洗ってもらってすごい気持ちよさそうにしていました」

「家族には言わない本人のつらさや想いを先生に話しているのを一緒に聞くことができてよかったです」

などなど在宅療養を振り返っての色々な話をお聞きします。

そんな時に都度家族の方の涙ながらの顔をみながら思うことは、患者さんの診療をする時には常に<これが最後の診療になるかも。自分が今できることは全てしてあげたか?>と考えながら診療しないと・・・・という想いです。

 

ほんのわずかな努力をするだけでも、ちょっとしたケアや治療行為が患者さんや家族の方にとって大きな喜びとなる。

おそらく在宅緩和ケアの現場で働いている在宅医や訪問看護師であればだれでも一度はこんなことを経験したことがあるのではないでしょうか?

深夜や休日に呼ばれても常にベストを尽くすことは非常に大変ですが、それでもやっぱり一回一回の訪問を大事にしなければいけない・・・・この週末は患者さんを看取りながらそう改めて認識しました。

 

皆さんは診療であったり看護であったり患者さんにサービスを提供する機会に毎回ベストを尽くせていますか?

次回があるからと少し手を抜いて訪問していませんか?

改めて一度振り返って考えてみる機会となればと思います。

 

 

 

当院の2018年上半期の診療実績を知りたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

南区の分院で医療事務の方募集しています→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

 


2018.07.16
連日の外来診療と外来患者さんの自宅看取り

こんにちは、札幌の在宅医&かかりつけ外来医@今井です。

土日も祝日も休まず外来診療行っていますが、この時期には珍しく扁桃炎や気管支炎、肺炎の患者さんが続発しています。

採血して写真とって評価、必要性みて抗生剤投与行って・・・となんだが年末年始の対応みたいな感じですがひたすらこの週末は診療していました。

合間に頭部外傷で縫合が必要な患者さんが来たり、精神科での多剤投薬の副作用の患者さんが来たりと、まぁこれだけ色んな患者さんが来たら飽きるまでもなくあっという間に時間が過ぎていきますね。

 

 

さてそんな中ですが当院に外来通院していた患者さんがご自宅で亡くなったとのことで往診してきました。

とある循環器疾患があったのですが認知症のために積極的に治療するのは難しい状態・・・・ただ訪問診療するまでのADL低下もなく、家族の方が連れてこれるというので外来通院しながら有事対応しましょうねって相談していたのですが、その患者さんが急変され自宅でお看取りとなりました。(外来での診療と急変時の診断書作成し警察が介入することがないように対応することが当院の役目でした)

 

これからの時代在宅医療を受けている患者さんであろうが外来通院中の患者さんであろうが、かかりつけ医として自院を選んで通ってくれている、または訪問診療している患者さんに関してはきちんと責任をもって対応する義務が診療所にはあると自分は考えています。

これからも外来患者さんの看取り、どんどん増えそうですね。

 

皆さんの周囲では在宅につながらないけれど看取りの可能性がある患者さんの対応ってどうされていますか?よければ教えてくださいね。

 

 

 

当院の2018年上半期の診療実績を知りたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

南区の分院で医療事務の方募集しています→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

 

 


2018.07.14
今自分が医学生ならどのような卒後研修、キャリアパスを考えるか?

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

最近は某医大の裏口入学の話など話題となっていますが、確かに医師になってしまえば学歴などはあまり重要ではないのは事実ですね・・・どうやって入ったかより、どのようなキャリアを積み重ねるのかの方がよっぽど重要であるってことは医学生や医師なら誰しも理解できると思います。(別に裏口入学勧めている訳ではありませんので)

ということで今自分が医学生ならどのような卒後研修やキャリアパスを考えるのかを少し考えてみたいと思います。

医学生の卒後のキャリアを考える

結論から書きますが、1番大事なことは何を自分はしたいのかを明確にすること、そして2番目には人がしていないことをするということだと自分は考えています。

少しだけ自分を例にとって考えてみます。

自分が医学生~医者になってからの進路の決定を改めて振り返ってみると一番意識していたことは「やるからにはその道を極めるくらい没頭する」ってことと「人がしていないことをする」ということでした。ここで人がしていないことをするっていうのを意識しておいて良かったと今でも思っています。

ちなみに自分がした選択は

・卒後に脳神経外科を選んだ

→外科が好きというのもありましたが学生100人中脳神経外科にすすむのが2人くらいしかいなかったっていうのも影響しています

・研修先で敢えて地方の病院を選んだ

→先々のキャリアを考えたら都会の研修病院であくせく切磋琢磨するよりも、むしろ早々に脳外科の診療に従事できる(その病院は他科の研修しながらも脳神経外科の研修や手術に参加OKだったんです)ところで脳外科医のキャリアを早く歩み始めたいと思ったの一因です。

人の少ない自由度の高い研修先を選んだことのメリットは今振り返ってもあったかと思います。

・脳神経外科から在宅医へ進路を変えた

→手術のみを追求する医療に???を覚えたのが一番ですが、それ以外にもやはりその頃にはまだ十分普及していなかった在宅医療をしたいと思ったのも「やっている医師がいなかったから」というのも一つの理由です。人と同じことをしていたら短期間でクリニックがここまで大きくなることもなかったでしょうし、いい仲間、スタッフを集めることもできなかったでしょう。

 

と言う訳で医学生の皆さんにはまずは当たり前ですが何をしたいのかを明確に具体的に決めること、人がしていないことをすることをお勧めしたいですね。

自分が今医学生なら研修先はあえて研修医が選ばないであろう在宅医療を早期から学べる環境に身をおくと思います。

これから先まず間違いなく日本国内で医療活動をするにあたり在宅医療についての理解は避けては通れません。

早期から在宅医療の理解を肌感覚でしておくことは非常に重要なベースを自分につくることになると思います。

別に2年くらい専門科での研修に進むの遅れたってたいしたことないし、それよりその期間で身に着く在宅医療の知識や経験こそが他の医師が持ちえない貴重なものと必ずなるはずです。さらにそんな知識があれば他の医療職からも重宝されますし、病院自体を色んな角度から、外部目線から批判的にも吟味することができるようになります。

しかもこの分野ってAIなどの技術が進歩しても必ず医師が不必要になるってことはあり得ませんからね。

 

もう一つの選択肢としてはMEDIVAのように医療の世界を中と外から変革する活動を行っている企業ですかね。これからは医療は医療機関のみならずどんどん外部のスタートアップ企業者やTECH系の企業とコラボしながら変化していくことは間違いないと思います。

その第一線で医療知識をもった医者の目線をもちながら活動するのって非常にチャレンジングな体験できんじゃないかなと思いますよ。

 

さて自分は今学生ならそんな風にキャリアを考えるかなと思いました。皆さんならどう考えますか?

 

 

当院の2018年上半期の診療実績を知りたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

南区の分院で医療事務の方募集しています→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

 


2018.07.13
札幌の高齢者施設は【千三つ】。そのくらいに考えておくべきと再度強く実感しています。

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

札幌で高齢者に入居する、もしくは入居を検討している方にお伝えしますが、正直高齢者住宅に諸々書いてある医療と介護の連携や24時間体制での質の高いサービスなどは

絶対期待してはいけません。

よくHPにこんな言葉が載っていますよね。

①医療と介護の総合ケアを提供します

→介護保険の規定通りでそれ以外のことは実費です。

②24時間で訪問看護師が対応します

→実際は土日や夜間には看護師はおらず介護士さんのみが対応するなんて施設ざらにあります。

②医師との連携もばっちりで緊急時も対応してもらえます。

肝腎のそのクリニックの医師って在医総管算定しても時間外に電話してもでないなんて普通です。

 

高齢者住宅で受けるサービスの質の低さは入居した人には理解できると思いますが、HPで書かれているようなものはただの美辞麗句にすぎません!!

最近高齢者住宅に入居した患者さんや家族からそんな苦情を外来や在宅、退院時カンファンレスで何度も聞きます。

高齢者施設は1000施設あったとしても本当にいいサービスが適切な値段で良質な管理者の元で受けられる数は3つくらい・・・・そのくらいで考えておいた方がいいかと思います。

 

この前カンファレンスした施設に帰る患者さん、看護が24時間対応と言っておきながら実際は土日の夜間いないってどういうこと???さらにその間は何かあったら医師に全部コールって耳を疑う答えが・・・

帰宅早々家族含めてきっちりと話しをしないといけないですね・・・皆さん施設の言葉を信じては絶対だめですよ~

 

 

当院の2018年上半期の診療実績を知りたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

南区の分院で医療事務の方募集しています→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

 


2018.07.13
【在宅医療×医療事務】さっぽろみなみホームケアクリニックで医療事務を募集しています。

こんにちは、札幌の中央区を中心に在宅医療を行っている医師@今井です。

題の如く今回は職員、医療事務の募集です。

7月1日をもって開設した南区を中心に在宅医療を行うさっぽろみなみホームケアクリニックですが、在宅医療をしてみたい医療事務を募集しています。

現在職員は院長の和田先生を始め別に医師1名、医療事務1名、事務長1名、ソーシャルワーカー1名、看護師2名の総勢7名でクリニック運営を行っています。

事務所での朝のカンファレンスの雰囲気はこんな感じです↓

 

在宅医療という分野に興味のある医療事務希望の方是非一度ご連絡ください!!一緒に楽しい職場をつくっていきましょう!!

関連記事

さっぽろみなみホームケアクリニック壮行会&新入職員歓迎会、楽しく終わりました!!

さっぽろみなみホームケアクリニックは順調に診療開始しましたよ!!

など・・他にもありますので興味ある方は過去ブログみてみてくださいね~

 

さっぽろみなみホームケアクリニック概要

○札幌市南区澄川3条6丁目3番3号 じょうてつドエル真駒内1階内 

電話番号:011-820-3373

医師:和田靖、川合晴朗

診療内容:在宅医療、在宅緩和ケア

 

採用担当:事務長 木田 まで連絡ください。

 

↓以下indeedにのせた内容

 

仕事内容及びアピールポイント:

2018年7月にオープンした在宅医療、在宅緩和ケアを主体に活動しているクリニックでの医療事務業務です。クリニックでの医療事務業務が主業務となります。

研修先として中央区の「いまいホームケアクリニック」でまずは勉強してから南区での実務を開始することも可能です。先輩の医療事務がきちんと指導致します。

在宅医療の医療事務を勉強、実践してみたいと思う事務の方を募集しています。

求める人材:

一般的なPCスキルは必要です。医療事務経験者なら尚可。

勤務時間・曜日:

通常勤務は8時30~17時30で月曜から金曜までの勤務です。昼休み1時間あり。

残業はレセ時期を除いてほぼないです。レセ時期でも1~2時間が数日あるかないか程度で過度に負担にならないようにしています。

交通アクセス:

地下鉄自衛隊駅前で下車後徒歩3分

待遇・福利厚生:

特別休暇制度などあり。昇給年1回 賞与年2回(前年実績は2か月×2)

交通費別途支給あり。詳しく知りたい方はご連絡ください。

その他:

医療事務として長く勤務したい方を募集しています。まずはご連絡ください。

雇用形態: 正社員

給与:155,000円~165,000円 /月給


2018.07.12
7月18日に健康教室行います。認知症予防について話します。14時30からスタートですよ!!

こんにちは、宮の森のかかりつけ医@今井です。

7月18日に当院で毎月行っている健康教室開催します。今回のお題は認知症予防についてです。

当院の看護師長の橘高が話をする予定です。興味のある地域の方気軽にご参加くださいね~!!

 

 


2018.07.12
【医師の働き方改革②】宿日直の業務に中間業務?病院経営側にとってのみ都合のいいような制度になっていきますね。

こんにちは、札幌の診療所経営医師@今井です。

前回のブログに続き医師の働き方改革についての公的資料の読み込みです。

関連【医師の働き方改革】病院経営側が笑えるくらい医師の労働について真面目に考えていないのが公的資料からよくわかりますね。

今回は医師の宿日直業務についてされている議論を少し読んでみましょう。

ポイントとなる点は宿日直に”中間業務”の導入を検討していることでしょうか?以下に文章を書き出してみます。

 

1.「中間業務」の導入
医師の宿日直体制に関し、「許可を受けた宿日直」と「通常業務と同じ宿日直」の間に位置する「中間業務」について、新たな制度を創設する。
(1)厚生労働省によるガイドライン作成
「中間業務」の宿日直における、切り分けの基準、労働時間、賃金のガイドラインを作成する。

【中間業務のイメージ】
中間業務 1:全拘束時間に占める労働時間の割合が〇% 例えば全拘束時間の 25%を勤務時間とし、 それに相当する賃金を支払う

中間業務 2:全拘束時間に占める労働時間の割合が△% 例えば全拘束時間の 50%を勤務時間とし、 それに相当する賃金を支払う

 

 

「許可を受けた宿日直」と「通常業務と同じ宿日直」の間に位置する「中間業務」???

何言ってんだろ?って感じると思うのですが、その下の文言をみてもらえれば理解できますね。

全拘束時間の 25%を勤務時間とするってことはつまり病院に当直していてもそれは全ては勤務時間とはなりませんよ、労働時間に換算するのは50%か25%ですよ、ってことですよね。

さらに現在病院では36協定で医師の労働時間を延ばそうとしているのは周知の事実・・・・

えぇ、この事実が示すところは、結局医師の働き方改革検討委員会は医師の労働時間については検討するつもりがあまりない、ってことだと思います。

あくまで経営者側の目線で労働問題を考えているだけですね。

 

自分は医師のようなミスの許されない仕事に関わるものこそベストなパフォーマンスを日々発揮できるように労働時間や条件などは厳しく管理されるべきだと考えます。

現在の検討委員会が議論している内容は医療にとって、医師にとって望ましいことは何か?っていうことより病院経営にとって好ましいのは何か?という枠組みから離れて議論することはできていないですよね・・・・・

 

皆さんはこの内容をどう考えますか?よければご意見くださいね。

 

#最後にこの検討委員会が出したい結論が載っていた文章みつけたのでこちらをどうぞ!

現行法令の枠に拘らない柔軟な議論を!

これって検討委員会で言っていいことなんでしょうかね~・・・なんだかなぁ・・・

 

 

当院の2018年上半期の診療実績を知りたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

 


2018.07.12
【医師の働き方改革】病院経営側が笑えるくらい医師の労働について真面目に考えていないのが公的資料からよくわかりますね。

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

医師の働き方改革ですが先日7月9日に行われた第8回の検討会の資料みると、病院側で本気で改革しようと思っているところは少ないっていうのがよくわかりますね。

以下まずは資料をみてみましょう。

「医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取組」の実施状況について 

<医師の労働時間管理の適正化に向けた取組>では導入予定又は検討中の内容で、上司の確認もしくは自己申請で管理が5割近くあるという驚愕の内容・・

<36協定等の自己点検>では検討内容が上限時間の変更がほぼほぼ多数・・・

<タスクシフティングの推進>でもほぼほぼ半数が予定なし・・・

<女性医師等の支援>もほぼ半数が取組なし・・・

< 医療機関の状況に応じた医師の労働時間短縮に向けた取組>でも、緊急時を除く時間外の病状説明の取りやめ、当直明けの勤務負担の緩和、勤務間インターバル、連続勤務時間制限 完全休日(一切の勤務なし)、 複数主治医制の導入等々はほぼほぼ6割の医療機関で導入予定なし!!!

民間の病院も大学病院もほぼほぼ似たり寄ったりの内容ですのでほぼこれが一般病院のスタンダードと考えて間違いはないかと思いますが・・・・・

この病院経営側と勤務側との意識の隔たりにものすごいギャップを感じるのは自分だけでしょうか?

断言しますがここの部分の改革を急いでやらない病院はまず間違いなく10年後には経営困難になるでしょうね。当院もそうですが医師の働き方についてできる限りの努力をしようとする医療機関とそうでない医療機関との差はどんどん大きくなっていくのは間違いありません。

今やらないでいつやるの??って感じですが、これらの検討会に出席している病院経営側の主張をみているとこのまま10年は大きく変えないで経過みていこうっていう意図がすけてみえますね。

 

医師の働き方改革はすすむのでしょうか?皆さんはどう考えますか?

次は宿直業務について書いていきます・・・

 

当院の2018年上半期の診療実績を知りたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!


2018.07.10
地域包括ケアをグループ内で完結する医療機関は本当に地域に必要なのか?

こんにちは、札幌の在宅&在宅緩和ケア医@今井です。

地域包括ケアにおいて川上(入院医療)から川下(在宅医療や療養病床、住宅系施設)までグループ内で全て完結する医療機関が札幌ではありますが、本当にそのような医療機関は地域にとって必要でしょうか?

京都新聞からの記事です。(気になるところは赤文字で)

地域包括ケア、「垣根」どう克服 京都で全国大会、事例報告

高齢者が住み慣れた地域で療養生活を送ってもらう「地域包括ケア」推進へ、医療や介護、福祉の多職種連携を考えようと、医師と歯科医師、薬剤師でつくる「全国在宅医療医歯薬連合会」が5月下旬、京都市左京区の国立京都国際会館で全国大会を開いた。介護職や栄養士らも参加した大会では、京滋の医師が、全国有数の医療密集地と医療機関が一つしかない過疎地という対照的な事例を紹介しながら、在宅医療の現状や地域包括ケアの事例を紹介した。

■医療密集地では

京都市は人口10万人あたりの医師数が政令指定都市トップ(2016年厚生労働省調査)で、下京西部医師会の下京区、南区エリアは15病院、126診療所が集まる。藤田祝子副会長は、医療密集地ならではの二つの「垣根」を課題に挙げ、取り組みを紹介した。

医療間の垣根としては、大規模病院を核に在宅支援部門も持つ医療機関は地域包括ケアがグループ内で完結してしまうため、グループ外の開業医らにはケアの中身が見えず、「患者を診る上で不安がある」と問題提起した。その上で、病院の総合内科と地域の開業医がつながる場として、2カ月ごとの勉強会を4年間続けているとした。複数の医療機関を受診する患者の病歴や採血データ、内服薬の情報をインターネット上で共有する仕組みを導入したことも紹介した。

医療と介護、福祉の垣根については、各分野の関係者が介護保険制度の開始前から交流を重ね、「顔の見える関係づくり」を目指してきた。ただ、患者の退院後の支援を検討する会議に医師の出席が少ないなど、「まだ垣根は低くない」と指摘。「医師が『聞きに来てくれたら』という姿勢ではなく、もっと現場に行くべき」と訴え、多職種連携に医師からの歩み寄りが必要とした。

■高齢化進む村

南山城村の高齢化率は45%、高齢者に占める要介護認定者は22%と、ともに全国平均を大きく上回る。村内唯一の医療機関となる診療所を運営する相楽医師会の竹澤健理事は、「過疎地はサービスが行き渡りにくいと思われがちだが、『顔の見える関係』を大切に患者中心の地域包括ケアを実践している」と強調した。

週4日、地区の集会所を使った出張診察と、歩いて行けない人には自宅を訪問して診療する。2週間で一巡し、出張診察は50人、訪問診療は70人を診る。介護事業所はわずか3カ所だが「医療・介護スタッフが少人数な分、連携はしっかりしている。いち早く状態を把握する上で目を配り合う住民間のつながりも生きる」とした。

診療では「死」について話すよう心掛けているとして、「死の話をタブーにすべきではない」と訴えた。相楽医師会の調査では、どこで死にたいかや延命治療を望むかどうかについて、在宅療養患者の大半が明確な考えを持つにもかかわらず、家族と話し合った人は少なかったという。「家族と共有しないと希望通りにはなりにくい。医師として患者が口に出しやすい雰囲気づくりも大事」とした。

■先進地の取り組み

地域包括ケアの先進地として、東近江市など2市2町の東近江医療圏で活動するNPO法人「三方よし研究会」の小串輝男代表理事が事例発表した。「医師一人に頼る医療は終わった。医療・介護をはじめとした多職種が共同し、患者に切れ目なく寄り添うことが大切」と呼び掛けた。

月1回、症例について車座での意見交換を2007年から行っている。参加する職種は医師や看護師、歯科医師、保健師、薬剤師、理学療法士、ケアマネジャーら多岐にわたる。ここで築いた関係が、例えばリハビリ計画をつくり終えて患者の退院を待つといった好循環につながっていると説明した。

「地域全体を一つの医療機関」ととらえているという。病状に応じて介護やかかりつけ医などが役割分担することで、患者を病院だけに集中させず、医療体制を守ることにもなる。小串氏は「年をとっても認知症やがんになっても、地域で安心して住み続けられることを目指して地域包括ケアを進めれば、それがまちづくりにもなる」とした。

 

 

医療の密集地域では医療機関ごとの垣根が存在しているのでどうそれを克服するのか、また密集地域もそうでない地域も職種による垣根をどう越えて活動していけるのかが重要だ、この記事ではそう訴えていますね。

ここの中で自分が気になったのは「グループ内で地域包括ケアが完結してしまうことによるデメリット」です。

札幌では手稲区や東区である程度単独の医療法人による川上(中腹)から川下へのネットワークがグループないで完成しつつあるところもありますが、これは本当に地域にとっていいことなのでしょうか?

自分はそうは思いません。デメリットが大きいと感じます。

医療法人グループによる地域包括ケアの寡占化は以下のデメリットをもたらします。

○患者さんの転院や療養先の選択肢の減少

○受けられるケアや診療の質の低下

○地域の事業所との連携の欠如

○地域の他の事業所への経営上の悪影響

これらのデメリットを無視して1法人のみの利益を追求し地域包括ケアをグループ内で寡占化するような動きをとる医療機関があれば、それは地域のために医療活動をするという地域包括ケアの概念からは外れた行為になると個人的には確信しています。

皆さんのまわりではグループ内で地域包括ケアを完結させようとしている事業所はありませんか?本当にそのような事業所は必要でしょうか?

 

上記について皆さんのご意見よければ教えてくださいね。

 

当院の2018年上半期の診療実績を知りたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!


2018.07.10
これから先の医師は3つの選択肢の中から働き方を考えるようになるはず。

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

医師の働き方は近い将来3つの選択肢の中から選ぶことになるのではないか、自分はそのように考えていますがいかがでしょうか?

まずは日経新聞の記事をお読みください。

新設医学部、時代に寄り添う 海外実習・奨学金手厚く

2016年、17年に2つの大学が相次いで新たに医学部を開設した。国は長年、医学部の新設を認めてこなかったが、11年の東日本大震災からの復興をめざし東北医科薬科大の新設を認めた。国際医療福祉大は国際的に活躍できる人材を育成する使命を負う。特色的な2つの医学部は日本の未来を変える起爆剤になるのか――。

「自然と積極的に英語を話せるようになった」。17年に国際医療福祉大の医学部1期生として入学した長谷川聖さん(32)は英語は苦手だったというが、同大学は1年生の後期から2年生までほぼ全ての授業が英語。6年次は4週間以上の海外での臨床実習が義務付けられ、約30の国・地域の提携施設で経験を積む。

「グローバルで活躍する医療人材」の育成をめざす同大学は英語での授業だけでなく、医学部の定員140人のうち、毎年20人を留学生枠として受け入れている。

その一人、ベトナム出身で1期生のダン・タン・フイさん(21)はホーチミン市医科薬科大からの特待生として来日した。「語学に戸惑いもあった」というが、「日本の高度な技術を学び、患者に寄り添える医師になりたい」と意気込む。

■詰め込み避ける

新設大学だからこそ、医療の学び方も大幅に変えた。国内の医学部の多くはまず一般教養を学び、次に基礎医学、そして患者に接する臨床実習の順で学ぶ。一方、同大学では最初から基礎医学と臨床の統合型講義で早期から臨床の視点を取り入れている。

「今までのカリキュラムだと、ただテストのために知識を詰め込みがちだった」という吉田素文医学科長。「実際の患者の症状と、自分が学ぶ知識の関連性が最初から分かれば、学生は当事者意識をもって学べる」と狙いを話す。

医学部の拠点となる成田キャンパス(千葉県成田市)には約5300平方メートルのシミュレーションセンターがあり、診察室や手術室、病室などを再現。大学内でシミュレーションを繰り返し、医療現場での臨床実習もスムーズに取り組める。

同大学の医学教育統括センター長、赤津晴子教授は「21世紀型の医療教育を行う点も特徴」と強調。「医療現場では、チームでの連携がますます重要になる。現場に出る前に失敗を繰り返して学び、優秀なチームプレーヤーとして巣立ってほしい」と期待を寄せる。

仙台駅から電車で約15分の仙台市宮城野区に真新しい建物が現れた。東北医科薬科大の3年生以上が過ごす福室キャンパスだ。16年に入学した1期生は3年生として眼下には穏やかな七北田川が広がる教室で医療を学んでいる。

■手厚い奨学金

11年3月11日、東日本大震災で東北地方は大きな被害を受けた。廃業に追い込まれる医師もおり、東北地方の医師不足は拍車がかかる中、医学部新設の機運が高まり、政府は復興へ向けた特例として東北医薬大の医学部新設を承認した。

そのため同大学は医師免許取得後も東北地方で働いてもらう取り組みを取り入れている。

その一つが手厚い奨学金制度だ。1学年の定員100人のうち半数を超える55人を対象とし、6年間で3千万円程度を免除する。自己負担額は約400万円となり、国立大とほぼ同水準となるが、医師免許取得後、8~10年間は東北地方で勤務することが条件だ。

私立大の医学部だと学費は高額だが、「幼い頃からへき地で働く医師に憧れていた」という3年生の中谷拓郎さん(22)が「奨学金制度が手厚く、金銭面の不安を取り除いてくれた」と同大学への入学動機を語る。

このほか同大学は「地域医療ネットワーク」を構築。同ネットワークに属する東北地方の病院の協力を得て、入学初期から滞在型の実習などを行う。医学部生の6年間を通して同じ病院を訪問し、関連施設などでも実習を重ね、学生時代から地域医療に身近に接し、理解を深めてもらう。

災害医療の教育にも力を入れる。例えば1年次には被災地を訪れて震災後の現状を実際に感じる機会を設けた。3年生の島田佳林さん(22)は「初めて被災地を見て、ショックを受けたと同時に、現状を何とかしなければという問題意識を抱いた」と振り返る。

同大学の福田寛医学部長は「東北の医療現場の問題点は震災が起きた7年前から変わっていない。復興に向けて人々が安心して暮らせるためには医師が不可欠。東北に定着する医師を育てていきたい」と地域の未来を支える医師の卵の育成に力を入れる。

■揺れ続ける国の施策 人手不足や偏在顕著に

医師数を増やすか、減らすか。政府の医師養成方針は戦後から今に至るまで模索が続く。40年近く凍結してきた医学部新設を相次いで認めた背景には、医師の高齢化による人手不足や都市部に医師が集中する偏在化の課題がある。

高度経済成長期には、国民皆保険制度や年金増額で医療機関の利用者が増えた。73年には各都道府県に1つ以上の医学部を設けるよう促す「1県1医大構想」を閣議決定し、全国各地で新学部を次々と新設し、定員を大幅に増やした。

「将来的に医師が過剰になる」との日本医師会などの声を受け、国が削減策へとかじを切ったのは82年。2003年には文部科学省が医学部の新設を禁止する告示を出した。

2000年代に入り、医療現場から医師不足や地域医療の崩壊が指摘され、08年度から医学部の定員を増やす政策に転じた。ただ今回のような医学部新設について、文部科学省の担当者は「あくまで特例であり、凍結状態は変わらない」という。

 

 

 

対照的な二つの大学が取り上げられていますがこれがよく近未来の医師の仕事内容を表していると思います。

すなわちこれから先、医師として選ぶべき3つの働き方というのは

①海外の人を対象とした医療のインバウンド需要に貢献するために医療ツーリズムメインで働く、もしくは積極的に海外に日本の医療を普及するために働く医師

②国内の特定、急性期病院で高度医療を提供する専門的な働きをする医師

③総合診療医としてコミュニティベースで働き社会福祉の第一線で働く医師

この3択になるのではないかと考えています。

 

この記事になる国際医療福祉大学が目指しているのが①のための医師の養成、東北医科薬科大学が目指しているのが主に③(②も)の医師の養成であるのは明白ですね。

AIの発展、ブロックチェーンによるPHRの管理、遠隔診療などなど・・・医師の働き方は大きく変わるでしょうが基本的にはこの3択の枠組みは大きく変わらないはずです。

 

皆さんはプロフェッショナルとしてどの道を選択するでしょうか?

国際的に働きたいのか、地域のために働きたいのか、それとも専門特化した技能を追求したいのか・・・自分がどのようなステージで働きたいのかを20代、30代の医師は意識して研修なりキャリアアップなりをしていかなければいけませんね。

 

国の政策を踏まえた上でキャリアを選択していく。これからの医師には状況を判断した上で自分の進むべき道を選択する力ももとめられてくるでしょう。

皆さんは何か考えはありますか?よければ教えてくださいね。

 

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

 


2018.07.09
スピード感をもって患者さんの退院支援をしなければ・・・

こんにちは、札幌の在宅緩和ケア医@今井です。

7月に入っても日々退院時カンファレンスが行われています。ほぼ毎日、もしくは2日に1度市内の色々な病院に伺い退院のための調整を行い患者さん(主に在宅緩和ケアが対象のことが多いです)が帰ってくるのを待っています。

ただ悲しいかな、退院時カンファレンスを行っても結局帰ってこない患者さん、カンファレンスをちょっと先の日程にしたばかりに病状悪化し帰って来れない患者さんが一定数いらっしゃいます。

退院支援に関しては病院の都合もあるとは思いますが、一番重要なのは在宅側がいかに患者さんの意思を受けて迅速に調整を行い受け皿をつくるのか・・・・

ここ最近でもやはり退院できなかった患者さんを振り返って考えると「もっと早くカンファを調整すべきだったのでは」「もっと退院日を急いで調整すれば良かった」など自分達で反省する点もやはりあります。

 

スピード感をもって患者さんの退院支援を行うこと、今一度この重要性をかみしめて診療を行っていきたいと思います。

 

皆さんのまわりはいかがですか?一度振り返ってみると診療や業務への気づきがあるかも知れませんよ。

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!


2018.07.09
在宅医療に関して、医療機関の情報はオープンになるべきと考える理由

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

最近よく在宅医療の普及のためには何が必要か、ってよく考えることがあります。

市民への啓蒙、医師会の積極的な活動、地道な診療などなど・・・どれも大事ですがやっぱり根本としてもっと在宅医療に関して在宅療養支援診療所を始め、取り組んでいる医療機関の情報をオープンにしていくことが何よりも一番重要ではないかと考えています。

在職する医師の人数はもとより診療の内容や方針、診療範囲、訪問看護の有無、診療実績、看取りの実績、MSWの在籍の有無、居宅介護支援事業所との関係、医師の考えなどなど・・・

これらの内容が十分にオープンとなることで在宅医療を受けることに関して不安のある患者さんや家族も、「まずは一度相談してみようかな」という気持ちになってくれる可能性があると思います。

多くのクリニックの情報が公表されることで質の保証もどんどん進み、結果として受けられる在宅医療がより充実していくといういいサイクルとなるのではないか、そんな風に個人的には考えますが如何でしょうか?

 

在宅医療の普及と充実のため今後は医療機関の情報公開がどんどん進んでいくことを希望します。そのために何かできることはないか、少しずつ考えて行動していきたいと思います。

 

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

 


2018.07.08
看護師は地域で働くことが当たり前の時代がくる。

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

病床削減についてニュースが出ていましたね。

病床減協議参加0.4% 民間病院など 厚労省、補助金で促進

2025年までに地域の病院やクリニックを再編・統合し、病床数を減らす国の「地域医療構想」をめぐり、病床の削減に向けた協議に民間の病院などが0・4%しか取り組んでいないとする調査結果を厚生労働省がまとめた。事態を重く見た厚労省は、病床再編に向けた協議に取り組む病院などが多い都道府県ほど補助金を増やす方針を決めた。

 地域医療構想は、75歳以上の後期高齢者が急増する25年の医療需要を把握し、効率的な医療を提供するのが狙い。複数の自治体にまたがる「2次医療圏」ごとに病床数や病院などの役割を取りまとめるよう都道府県に対して義務付けている。

 構想の具体化に向け厚労省は、医療圏内の病院や医師会などが協議して計画をまとめることを要請。民間の病院などには「遅くとも18年度末」の協議開始を求めているが、昨年度末までに0・4%しか参加していなかった。公的病院などの参加率は76%だった。

 地域医療構想を推進するため、厚労省は14年度に消費増税分を財源とした「地域医療介護総合確保基金」を創設。病床の再編や在宅医療の推進計画に応じて各都道府県に基金から補助している。だが厚労省は、構想への取り組みを一層促す必要があると判断。今年は病床数を調整する協議への公的病院などの参加に応じて補助金を重点配分する。秋田、福島、京都、大阪、沖縄の5府県は議論が始まっておらず、厚労省幹部は「著しく補助額が減ることもありうる」と話す。【酒井雅浩】

 

 

 

今後病床が大きく減少することは明らかです。そうなると現在病院中心で勤務している看護師はどうなるのか?

間違いなく言えることはこれからの看護師の勤務場所は多様になるし、業務内容もどんどん多岐に渡るようになる、ということです。

これまでのように病棟の中で出された指示のみを確認し行動し報告するといった業務だけでは務まらなくなることは明らかだと個人的には考えます。

業務内容が多岐に渡る、場所も変わる、おそらくそれに伴って多職種の中で判断することの責任もでてくる・・・・看護の業務は今後5年で根本から変わるのではないでしょうか?

 

間違いなく看護師は地域の中で働くことが当たり前になる時代がすぐにきます。看護師の皆さん準備はできていますか?

もし在宅の現場をみたい、研修したいなどの要望あればいつでもご連絡くださいね。

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!


2018.07.08
【2018年度】札幌の在宅医療をとりまく現状について

こんにちは、札幌の宮の森で在宅医療と外来診療を行っている在宅医&かかりつけ医@今井です。

過去に札幌の在宅医療の現状について記事を書きましたが、そろそろ2018年も半ばを過ぎましたので現在の札幌の在宅医療を取り巻く現状についてつらつらと書いていきたいと思います。

【関連記事】

2017年度版札幌の在宅医療の現状について

【2015年度】札幌の在宅医療の現状について

 

2018年度の札幌の在宅医療現状についてですが、書くべき話題はいくつか挙げられるかと思います。項目別にしてみていきましょう。

○南区にも在宅療養支援診療所ができた!

手前味噌で悪いですが一番最初にこれをもってきました。やっぱり札幌全市できちんと在宅医療を受けられる体制ができたことって大きなトピックじゃないかなと思います。

確かに運営する側にとってはカバーすべき広大な地域、医療スタッフの確保、訪問看護ステーションの慢性的な不足、限られた入院施設など諸々条件は良くないです。

ただこれは当法人にとっても医療を通じて札幌という地域に貢献するというミッションを果たすことができるため非常に重要なことだと信じています。

さっぽろみなみホームケアクリニックが設立されたこと、やっぱこれは大きな変化じゃないかなって思います。

○病院は方針と立ち位置が明確になりつつある

これは診療報酬の改定の影響もあるでしょうが、在宅医療や在宅療養支援診療所とどのように付き合っていくのか、病院ごとにある程度方針と立ち位置が明確になりつつあると感じています。

リハビリに特化するのか、それとも地域包括ケア病棟をもった地域に共存する病院としていくのか、それとも急性期としていくのか・・・・外からみていても明確に方針をもっている病院はわかりますし、また地域の診療所へも積極的に関わってくれてきています。

まだ方針が明らかになっていない病院もありますが、正直個人的にはそういう病院はどうなんだろうっていつも思っていますが・・・・

まあそれは脇においといて、とにかく病院の中で在宅医療に積極的に関わろうと思ってくれる所がでてきてくれているのは有り難いですね。

○施設系在宅医療は質が低下しつつある

こちらも診療方針改定の影響でしょうが、単価が下がった分とにかく数をみて診療するっていうクリニックが跋扈しています。

その結果施設での在宅医療については真面目にやっている先生はどんどん少なくなっているというのが現実ではないでしょうか?

○○在宅クリニックとかで総患者数○○○人、そのうち施設の患者さんが9割近くって本当にそれ在宅でみる必要あるの?って気がします。

まあこの流れは今後もかわらないでしょうがそれがより一層目につくようになったのが2018年かと思います。

訪問看護ステーションはどんどん事業所が分割して小規模化している

こちらはこの通りですね。小規模の訪問看護ステーションが乱立しており国の意図とは裏腹に大規模ステーションはあまり多くないのが実情です。

なぜか?それは訪問看護ステーションで勤務してある程度経験を積みそのステーションで長く勤務する、というよりはそれだったら自分で開設しよう!と考える看護師さんがいるからですね。

看護師さんが自分でステーションを開設するのは全然いいかと思いますが、困るのは地域にどの程度のステーションがあってきちんと活動しているのか、その質と量を評価する機関がないことです。

今後この部分は誰にとってもわかるようにしてほしいですね~・・・・

ステーションの乱立化は一過性のものではなく今後も続くことになるでしょうね。

サ高住の整理が始まりつつある

在宅医療を取り巻くサ高住ですが、札幌はかなりの数の住宅があります。現在少しずつですが事業所の大規模化や質の低い事業所、立地の悪い事業所などの経営が悪化し経営統合が進んできています。

こちらも介護士の確保など事業自体がかなり難易度が高くなっていくでしょうから今後はサ高住の経営母体はどんどん変わることが予想されますね。

 

ということで2018年現在での札幌の在宅医療をとりまく現状について簡単にまとめてみました。

今までなかった南区で在宅療養支援診療所が設立され、札幌全域において真っ当な在宅医療を行う在宅療養支援診療所ができたこと、これが今年の一番の変化ではないでしょうか。

 

以上自分の意見でした、皆さんのご意見あれば教えて下さいね。

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加


2018.07.08
地域の中でしてみたい事業のアイデアをいくつか挙げてみる。

こんにちは、札幌は宮の森を中心に診療している在宅医@今井です。

朝日新聞で在宅医療に関する記事としてこんな記事みつけました。

腕輪型端末で在宅医療患者を見守り 岐阜の病院など開発

「在宅医療を受ける患者を24時間体制で見守るシステムを、松波総合病院(岐阜県笠松町)が来年度から導入することを検討している。腕輪型端末で患者の健康状態を常に把握し、異常があれば医師らに連絡が入り、救急搬送などを指示する。高齢化が進む中、患者が安心して過ごせる環境づくりを支援する。

松波総合病院と医療関連サービスのトーカイ(岐阜市)が連携して開発した。本格運用を前に、トーカイは今年8月から患者に機材の利用サービスを始める。複数の医療機関がシステム導入に関心を寄せているという。

使用する端末は約25グラムの腕輪型。患者がこの端末を身につけると、脈拍や血圧などを24時間測定する。当直の医師や看護師らは、パソコンやスマートフォンで患者のデータを常に把握できる仕組みになっている。

異常なデータが検出された場合は、医師のスマホなどにアラームで知らせる。医師は送られてくる患者の健康状態についてのデータを参考に、必要な措置を取る。119番通報で病院に救急搬送を依頼したり、警備会社の警備員に訪問してもらったりする。かかりつけの訪問看護スタッフに連絡することも想定している。端末には緊急ボタンもあり、患者自ら助けを求めることもできるという。

病院を運営する社会医療法人・蘇西厚生会の松波英寿理事長は「超高齢化社会に向けて、安心して在宅医療を受けられる体制を作りたい」と話す。端末は、災害発生時の安否確認にも活用できるという。(山野拓郎)」

 

 

 

超高齢化社会において安心して在宅医療を受けられる体制・・・確かに現場で仕事をして同じことを感じる機会は多いですね。

個人的には札幌という地域で今後20年先を見たときに何とかコミュニティを守るためにしたいと思っている事業がいくつかあります。

アイデアだけですがいくつかこんな事業できたらいいなっていうものを挙げてみたいと思います。

1介護保険に頼らないレスパイト施設

現在の在宅医療はある意味介護保険に囚われてしまっている面は否定できません。もっと利用者本位で使い勝手のいい施設があったら絶対地域の人のためにはなると思っています。こちらはアイデアだけではなく過去にブログで書いたことありますが現在どうにかできないか実際に検討中です。

2在宅医療クリニックや訪問看護ステーションなどの情報、口コミサイト

ほら、今ってどのクリニックがどのように活動してどのくらい熱心に診療しているのか、どのようなスタイルなのかって全くわからないじゃないですか?訪問看護ステーションも同じですよね。

在宅医療の普及のためには、市内のクリニックやステーション、ケアマネさんの基本情報や方針などがまとまっていて、口コミなどが書き込める情報サイトは必須ではないかと思います。

医師会では中々できないでしょうから個人でやってもいいのかなぁとか最近は考えていますがどうしようかな・・・やってみたい気はします。

3地域ボランティアの組織化

これまでのボランティアってどちらかというと高齢者が自分の仕事を終えた後余った時間を使うためにする様な印象が強かったと思いますが、正直これからの時代では退職するっていう選択肢自体がなくなるのではないかと思っています。年金の支給額今のままで続く訳ないですし・・

正社員で週5日きちんと働く人もいれば何かしらの仕事を週1~3日くらいで働く人も増えると思います。

その余った時間がある人がその時間を無駄にするのではなく、何とか地域でぎりぎりで生活している人のために還元してもらうような組織をつくることってこれからは絶対重要になると思います。

これには今までのように無償で、ってことは難しいかも知れませんので医療機関でトークンが発行できるようになればそれを利用してもらって、っていうのも面白いかと思っています。

いずれにせよボランティアの組織化って誰かが頑張らないといけないですのでこれもできれば取り組んでいきたいですね

4子供が孤立化しないためのコミュニティサービス

高齢者を主体としてみていく在宅医療の現場ですが、逆説的ですがこれからはどうしたって数が少ない子供をどうしていくのか?っていう点は非常に在宅医療を考える上でも重要になってくると考えています。ダブルケアも当たり前になるでしょうしね・・・

高齢者にきちんとした在宅医療を提供するためにも子供のサポートをどうしていくのか、そんなコミュニティサービスも考えて行きたいですね。

 

在宅療養支援診療所はこれからはコミュニティマネージャーの役割も積極的にしていかないといけませんね。

皆さんのアイデアはどうでしょうか?何かあれば教えてくださいね~

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 


2018.07.07
【再掲】札幌で家庭医として働きたいと考えている医師、募集しています。【かかりつけ外来×在宅医療】

こんにちは、札幌で外来診療&在宅医療に従事している医師@今井です。

表題の如く札幌で家庭医として働きたい医師を募集しています。

当院は円山、宮の森を中心とした地域のかかりつけ医として、また地域で最後まで、もしくはできるだけ長く過ごすための在宅医療の活動を行っている医療機関です。

院内には訪問看護師、ケアマネ、リハビリのセラピスト、MSWなど多職種が一緒に働いており、札幌でも屈指の地域密着型の医療機関であると自負しています。

医師の働き方としては在宅医療に専念する医師もいれば、外来と在宅医療を半分ずつバランスをとって行っている医師もおりどちらも希望に併せて行うことは可能です。

女医さんも多く在籍しオンオフバランスも明確であるため私生活も充実させることができますよ。

札幌で都市型の家庭医として活躍したい医師の方いましたら是非ご連絡ください。お待ちしています!!

 

当院の活動の一部について知りたい方はこちらを参考にしてください

関連【2018年】当院の訪問診療の上半期の活動を数字で振り返る

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!


2018.07.06
「自治体戦略2040構想研究会」の資料を読むことで20年後の日本の課題が可視化される。

こんにちは、札幌は宮の森のかかりつけ医@今井です。

7月3日に「自治体戦略2040構想研究会」の第二次報告が取りまとめられました。資料読んでみましたが20年後、2040年の日本の自治体の課題や状況が可視化されると感じました。

是非一度読んでみてもいいかと思いますのでお時間ある方は確認してみてください。

本資料概要ありますが、ひとまず下には概要資料を提示します。また本文の気になる部分を抜粋したいと思います。

○若者を吸収しながら老いていく東京圏と支えてを失う地方圏

○標準的な人生設計の消失による雇用・教育の機能不全

○スポンジ化する都市と朽ち果てるインフラ

○東京圏では県境を越えて介護施設等を利用

○老朽化するインフラ、公共施設が大幅に増加

○公営企業の料金の増加

○地方での公共交通網の収益性の悪化

○公共バス、鉄道の廃止の増加

○中山間地域では集落機能の維持が困難に

○首都直下地震発災時には避難生活者が最大460万人が発生

 

皆さんはこの資料をみてどう感じますか?よければご意見くださいね~

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 


2018.07.05
<在宅医を変えたい>と患者さんや家族が思う3つの理由はこちらです。

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

有り難いことに当院は色んな病院や居宅などから訪問診療の依頼が来ています。居宅中心で診療することは変わりないですし、お願いされた依頼に関してもは余程のことがない限りお断りすることはないように対応しています。

ただその中で少し気になることもあって、<在宅医の先生にもう既にきてもらっているけれど変更したい>という依頼もままあります。

在宅医を変えたい3つの理由

<在宅医を変えたい>と患者さんや家族が思う理由ですが、今までの経験上大体以下のような理由かと思います。

○コミュニケ―ションがうまくとれない(威圧的であった、想いを聞いてくれない、話がうまく通じない)

○緊急時に対応してくれなかった

○施設でしか診察してくれない先生であった

っていうのがほぼほぼの理由であるのかなと思います。訪問看護さんやケアマネさんはそんな経験ないでしょうかね?(っていうかこの条件って訪問看護師さんにも当てはまるかと思いますよ・・・)

逆に言えばきちんと話を聞いてあげて、緊急時にも必要なしかるべき対応をして、居宅メインでの診療をしていれば全く問題ないことになるはずです。多分ですが・・・

 

 

在宅医療がどんどん推進されて従事する医師は増えると思いますが、その分質の担保は今後の課題となってくるのかも知れませんね。

病院医療をそのまま在宅に持ち込んでも、病院での態度や対応をそのまま在宅で行っていても良いはずがありません・・・札幌の在宅医事情はどうなっていきますかね?

皆さんの周りはどうですか?

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

 

 


2018.07.05
地方では医師の集約化を加速できるかどうかが医療インフラを維持する上での必須条件となる。

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

中日新聞の記事ですが、岐阜市では産婦人科の集約が行われるようです。地域の産科医療を守るためにもこの決断は素晴らしいのではないかと思います。

中日新聞より

長良医療の産科医5人移籍 県総合センターへ、連携で充実図る

 医師不足に悩む県総合医療センター(岐阜市野一色)が、国立病院機構が運営する長良医療センター(同市長良)の産科医八人のうち五人の移籍を受け入れる見通しになったことが、関係者への取材で分かった。同じ地域内で中核的な役割を担う両病院が連携、周産期医療体制の充実を図る。

 産前産後の母子を診療する周産期医療の医師不足は全国的に深刻さを増す。両病院は県と医師の人事権を持つ岐阜大医学部を交え、病院間の役割分担や連携のあり方を議論してきた。

 複数の関係者によると、長良医療センターは二十八日、院内会議で幹部らに方針を伝えた。県総合医療センターも近く、院内で受け入れを公表する。移籍時期は来年一月と三月の二段階を想定しているという。

 長良医療センターは、胎内の子どもを診断、治療する胎児診療で広く知られ、県内外から患者を集めている。産科医八人の大半が移ることになるが、同院幹部は「新たに医師を確保し、産科は維持する」と説明している。

 県総合医療センターは独立行政法人の運営で、リスクの高い妊婦や新生児を診療する総合周産期母子医療センターに県内で唯一指定されている。分娩(ぶんべん)を担う常勤の産婦人科医は六人。同院の関係者は「今の人手ではいっぱいいっぱい。医師が増えることで、若い医師の教育もしやすくなる」と歓迎する。

 同大教授の一人は「医師に余裕ができるようになれば、医師不足が深刻な県内の他地域にも派遣できるようになる」と話している。

◆慢性的な医師不足

 県によると、県内の分娩(ぶんべん)取り扱い施設は二〇一七年が四十六カ所で、一〇年(六十四カ所)に比べ三割減った。一方、産婦人科・産科医師は一六年が百七十三人で、この二十年は微増減を繰り返し、慢性的な医師不足の状況が続いている。

 加えて、県内のある産科医師は「出産年齢の上昇などでリスクの高いお産が増えた」と厳しい環境を明かす。県内の四十歳以上の出生数は一五年に六百七十五件で十年間で二・三倍に。リスクのある妊娠二十八週未満の分娩数は一四~一六年で二・二倍に増えた。

 名古屋市立大病院の産婦人科医師、尾崎康彦教授は、産科医師不足の背景には過酷な労働状況があると指摘。「二十四時間体制でお産に備える必要がある上、医療訴訟が比較的多い。そのイメージから産科医師を志望する若手が減り、悪循環を生んでいる」と話す。同院では当直の翌日は昼で帰るなど、働き方改革に取り組んでいるという。

 県周産期医療協議会の冨田栄一会長は「医師不足に一つの特効薬はなく、地域に応じた連携を今後も県全体で考えていく必要がある。労働環境の改善も、同時に進めていかなければならない」と話している。

と言う訳で産科医療の集約化が進むようですが、これは勤務する医師にとってはとても重要な事だと思います。
やはり3人体制で当直業務していくのと6,7人で回していくのでは全く負担感が違いますからね。長い目でみてこの決断は医師やコメディカルを大事にするといういい決断であって振り返られるはずです。
一方診療所経営者としての目線でいくと
①産科医を出した側の経営は長期的に行くと衰退していくのは避けられないのによく出したな・・・・(だって絶対今後他の科の集約化も進むはずですから、産科だけあっち、あとはこっちで集約ね、なーんて絶対ならないですよね)
②それまで勤務していたコメディカルは言い方悪いですが”余る”訳でどう対応するのか?コメディカルも移籍させないと経営効率悪くなるだけですよね?
③これの引き金引いたのはおそらく病院経営者じゃなくてやっぱ大学病院の医局なんでしょうかね?そうだとしたらやっぱ地方ではまだまだ医局って力あるんだな
とかっていう点が気になるくらいですかね。いずれにせよどんな理由であったにせよ、医師の働き方がこれだけ問われるようになった時代では地方での医師の集約化は今後避けられないはずです。
自分としては集約化で医師をもってかれた病院側の経営がどうなっていくのか、そこにも興味あるので今後も岐阜のこの病院は定点観測していきたいと思っています。

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 


2018.07.04
さっぽろみなみホームケアクリニックは順調に診療開始しましたよ!!

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

7月から新規オープンした当法人の分院で南区で訪問診療、在宅医療を行うさっぽろみなみホームケアクリニック、まずは順調に診療開始することができました!!

↓以下写真です

外観です。クリニックの横には包括センターがあります!これはすごいいい連携とれそう・・・・

たくさんのお花ありがとうございました。

診療所の中は本当にシンプルです。

和田先生や川合先生はじめ他のスタッフもクリニック立ち上げを楽しく一生懸命頑張ってくれており本当にいい雰囲気ができていました。

その合間をみて自分は和田先生と木田さんと問題点や今後の課題などを一緒に議論、解決すべき点を相談していました。

全然心配ないんですが、もし一つあげるとすればやっぱり事務系の人の仕事量・・・えぇ、既にありがたいことに居宅から7人も新規の相談がきておりその調整にてんやわんやって感じです。新規の調整と諸々の事務所の整理を一緒にしていくって間違いないようにするの、結構な仕事量になるんじゃないかなと、働きすぎにならないかだけで本当に心配です。

でも裏を返せば南区でいかに在宅医が必要とされていたかっていうことでもあるので本当に苦労して開設してよかったです。

自分はサポートしかできないですが、南区の在宅医療、在宅緩和ケアを行っていくさっぽろみなみホームケアクリニックのバックアップ、全力で頑張っていきたいと思います!!

 

さっぽろみなみホームケアクリニック概要

○札幌市南区澄川3条6丁目3番3号 じょうてつドエル真駒内1階内 

電話番号:011-820-3373

医師:和田靖、川合晴朗

診療内容:在宅医療、在宅緩和ケア

医療関係者、患者様、御家族へ

当院は札幌の南区を中心に訪問診療、在宅医療、在宅緩和ケアを行うために開設した診療所です。

院長の和田は元々の総合診療に加え、中央区のいまいホームケアクリニックにて長年在宅医療、在宅緩和ケアに従事し数多くの患者さんやご家族の在宅療養支援、在宅看取りを積極的に行っておりました。

一人一人患者さんや家族の考えは違うとは思いますし医療に求めるものも異なるとは思いますが、できる限り希望に沿うような医療を提供したいと考えています。

クリニックにはMSWもいますので地域の医療や介護関連の事業所ともきちんと連携をとり地域の中での活動を重要視していきたいと考えています。

在宅医療や在宅緩和ケアに興味のある方、相談したい方は気軽にご連絡頂ければと思います。

 

現在新規の患者さんどんどん受けています!興味ある方いつでもご連絡くださいね~。

 

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 


2018.07.03
認定調査と要介護判定の制度は本当に必要か?【介護保険の制度はこのままでいいのか?】

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

要介護認定調査の際の不正があったようで記事になっていますね。

利用者宅を訪問せずに介護度認定の書類を作成したケアマネジャー、委託契約を解除される

神奈川県横浜市は、同市港北区にある「ひまわり訪問看護ステーション」(港北区新羽町1659フラッシュビル201)において、不正な要介護認定調査が行われていたとして、当該事業所の運営法人である「有限会社ホームケア」との要介護認定調査委託契約を解除した。

契約解除の理由

当該事業所のケアマネジャーは、要介護認定申請者の家庭を訪問せずに調査票を作成して提出していた。この事実を受け横浜市は、要介護認定調査委託契約を6月27日付で解除した。不適切な調査に対して横浜市が支払った委託料(4,860円)は、同日当該事業者より返金されている。

横浜市によると、30代の女性介護支援専門員(ケアマネジャー)が、担当する50代女性の介護認定更新時、女性の家族らとの面会日程の調整がつかなかったため、訪問せずに認定調査票を作成していた。介護度4から介護度2へ変更されていたため、女性の家族が区役所を訪問。調査日にケアマネジャーは来ていないことを指摘し、後日、改めて役所職員が訪問調査を行ったところ、女性の介護度は2であったという。

横浜市北区役所への電話取材

横浜市北区役所へ電話取材を行ったところ、次のような回答が担当者から得られた。

「横浜市では、要介護認定の調査を介護保険法第27条第2項の規定にもとづいて、介護保険施設、指定居宅介護支援事業者、地域密着型介護老人福祉施設へ委託している。当該事業者との要介護認定調査委託の契約は本年度の4月1日から3月31日までの期間となっていたが、不正が発覚したため途中で契約を解除した。来年度以降、当該事業者と要介護認定調査委託の契約を結ぶかどうかは現時点で未定。今回の事案は、要介護認定の調査方法に不正があったため調査委託契約を解除したもので、当該事業所の運営には支障をきたさない。そのため、利用者はこれまで通りの介護サービスが受けられる。」

 

 

まぁそれはやっちゃだめでしょ?って感じですね。もしこれが医療機関での医療制度の不正なら確実に保険診療に影響がでるような裁定がでていたでしょうが、訪問看護ステーションの場合は大丈夫なんですね・・・・

ってかるくゴタゴタ書きましたが、そもそも認定調査をめぐる一番の問題は当たり前ですが

○介護保険の利用のために認定調査が必要であること

○認定調査自体もかなり手間がかかること

ってことが元にあるのではないかと思います。

 

そもそも前々から思っていたのですが、認定調査と要介護認定って本当に必要なんでしょうか?医療保険は保険証をもっていれば誰でも使用できますよね・・・・

介護保険も同様にしてきっちり療養の給付の必要性をチェックする体制をとればいいだけではないでしょうか?おそらく何かしらの現状より厳しい罰則の設定(違反した場合ケアマネ含め事業所の資格停止や個人への免許停止、賠償責任など)をすれば制度自体もシンプルになるし、何より認定調査をめぐるこのような問題や認定調査自体が遅れて介護保険の利用が1か月以上遅れるとかっていうこともなくなるんじゃないかと思います。

 

本当に認定調査や介護認定も含め介護保険の制度、このままでいいんでしょうか?

皆さんはどう考えますか?

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 


2018.07.03
【less is moreは真理】認知症の患者さんが地域で生活することを阻害する要素とは?

こんにちは、札幌で認知症の在宅医療と外来診療を行っているかかりつけ医@今井です。

第一生命経済研究所から認知症に関しての総論的な資料出ていました。まあ簡単な時流がわかる資料ですので興味ある方どうぞ!

常々思うのはこれから激増する認知症患者さんの対応って本当に医療や介護者はどうやっていったらいいのか、ということ・・・・地域で暮らすためにはどんなこと準備していけばいいのでしょうかね~、皆さんは考え有りますか?

個人的な意見ですが、逆にこんなのがあったら認知症患者さんが在宅では暮らしづらいっていう認知症の患者さんが地域で生活することを阻害する要素についてはこんなものがあげられるんじゃないかと思っています。

専門科診療

複数の専門科受診して薬の管理もできない、治療の方針もたてられない、誰も責任を持たないなどの弊害あり

病院での入院医療

病院があると常に入院っていう選択肢が一番に来てしまいがちですが、やはり認知症患者さんが病院での入院医療を受ける機会って最低限にするべきだと思います。

多職種連携

多職種連携を軽視するつもりはありませんが、多職種が関わりすぎると診療や介護も全てのベクトルが連携のための仕事、となってしまいますのでできれば関わる職種は必要最小限としていきたいですね。

less is moreは認知症患者さんの療養全般に関しても真理として当てはまると思うのは自分だけでしょうか?

 

皆さんの考えはいかがですか?よければ教えてくださいね。

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 


2018.07.02
2040年に予想される医療・介護給付費は現在の約2倍。保険料も約2倍・・これ以上の個人負担は耐えられないから早急に制度を見直すべき!

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

2018年8月から医療と介護費用の自己負担割合がさらに変更になったのは皆さんご存知でしょうか?どんどん精度は変わっていきますね・・・・

日経の記事で介護保険料についての記事がありました。

保険料8000円以上、東北多く 

「介護保険料の上昇は自治体財政に大きな負担となる。介護保険は国・自治体の負担と、サービス利用者を含めた40歳以上の負担が半分ずつ。介護保険給付費の増加は利用者と自治体双方の負担増につながる。

2018年度から3年間の65歳以上の介護保険料は全国平均で月額5869円。前の3年間から6.4%上昇した。自治体別の全国最高は福島県葛尾村の9800円で、全国で11ある8000円以上の自治体のうち10を東北が…」

 

と言う訳で介護保険料の推移がすでに負担が8000円という金額になっています!!

これってすごい負担ですよね。

ちなみにとある県(沖縄)の介護保険料の推移と2025年、40年にむけた予想ですが簡単に今井がグラフでつくりましたがこんな感じになっています。

2040年の予想はざっくりした数字で出していますが現状での予想でこんな金額になる予定です。おそらくこの数字よりもっと高くなるのではないでしょうか?(ちなみによく2040年は高齢化がマックスになる年と予想されています)

個人の介護保険料の負担ですよ!?このほかにも医療の保険料もかかるし年金もあるし・・・・本当にこの金額の自己負担って耐えられるんでしょうか?

この数字の妥当性を考えるための基礎資料として2018年、25年、40年の医療・介護給付費の推移も簡単なグラフにしてみました。

↓今井がつくった簡単な図

うーん、2018年度で49.9兆円の総額が、2040年にはほぼ倍の92.5兆円まで医療介護給付費が膨れ上がる予定です・・・・やっぱ保険料自体も最低でもそのくらいにはなりそうですね・・・・

 

ということで結論ですが、断言しますが現状のままの制度では、医療と介護の制度が絶対立ち行かなくなるのは火を見るより明らかではないです!

だって今の自己負担だけでも個人も企業もアップアップですよ?これは医療と介護の制度の根本を早急に見直さなければ・・・・

正直これ以上の負担は現役世代は無理ですよね?

 

今から早く対応しないとそのツケを払うのは今の若い世代・・・・世代間格差がひどくなるのこれ以上避けたいですよね~。

 

皆さんはこの問題どう考えますか?よければご意見くださいね~

 

 

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 


2018.07.01
女医さんが仕事と家庭、両者を充実させるために考えておくべきこと

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

研修医2年目の女医さん先生が書いたこの記事、結構反響を呼んでますね。

私が医療崩壊のトリガーになる未来

 

 

 

まあ色々な意見がありますがこれだけたくさんの意見がでるっていうことは、このような問題で実際困っている女医さんが身近にいることを皆知っているということの裏付けではないかと思います。

 

 

この”女医さんが仕事と私生活をどう両立させるか”っていう問題、昔からありますが中々解決されない問題として継続して存在していますよね。

この問題、何が根本としてあるのかというと

①医療機関の医師の働かせ方の問題

②専門医制度の問題

③女医さん自身が仕事のキャリアについてどう考えるかの問題

って大きく3つに分類されるのではないかと思います。順にみていきましょう。

 

一つ目は医療機関が勤務する医師(女医)をどう働かせるのかという問題。

筆者はおそらく現在急性期病院に勤務していると思いますが、そのような環境ではおそらく当直もばりばりこなし、プライベートも何それ?って感じで働いている医者ばかりでしょう。

そんな病院は駄目だ!なーんて言うつもりはさらさらありませんが、他にももっとマトモな勤務条件で女医さんに働いてもらっている医療機関もあることは知っておく必要はあるでしょう。っていうか民間病院は普通そんな働かせ方しません。

当直がない、もしくは最少減にしている病院、時間や曜日もかなり融通がきく診療所などなど・・・・

医師の働かせ方は病院や診療所によって全く違います!

決して今の病院だけをみて悲観だけをすることがないように・・・(っていうかそんな病院今後生き残っていけませんから大丈夫ですよ。)

医療機関での医師の働き方は今後大きく変わるはずですし、何より自分で色々働く医療機関は選択できる時代です。自分のライフイベントや生き方にあわせて働く医療機関を自由に選択していきましょう。遠慮はいらないですよ~。

確かにそんな女医さんばっかになったら誰が当直するんだ?って議論はでるかと思いますが、それでも辞めるよりは絶対働いてもらった方が医療機関にとっても男性医師にとっても必ずいいです。後はどのように女医さんに働いてもらい、当直する医師の業務負担軽減ができるのかを医療機関や経営者が考えればいいだけです。

 

さて2つ目は専門医制度が子育てや休職、産休中の女医さんに著しく不利な点ですね。これは新専門医制度で是非改善すべき点であったんですが、現実はその逆。

これは正直個人レベルではどうしようもないですね。現行の新専門医制度は必ずどこかで見直しがされるはずですがそれまではしばらく時間がかかるでしょうし・・・・

でも専門医って必ず必要って訳じゃないですから安心してください。20代後半から子育てして、専門医別にとらないっていう選択肢もありですよ。

専門医もってなくても専門医なみの診療している先生市中にはごろごろいますし、何より患者さんも専門医だからって診察受けにくる患者さんだけではないので大丈夫ですよ。

思ったより専門医かどうかなんて、少なくとも市中のクリニックでは患者さんは気にしないもんです。専門医資格より医療機関にとっても、患者さんにとっても大事なことは、その医師が人間として魅力があるかどうか、の方がはるかに価値が高いが実情です。

専門医をとらずに子育てする、そんな選択肢も2018年の現在ならありかなって思います。

 

3つ目の女医さんの自身のキャリアについての考えですが、これは個々で全く違うでしょうね・・・バリバリ第一線で働きたい人もいるでしょうし、子育てしながら働きたい女医さんもいるでしょう。場合によっては数年の間子育てに専念したいっていう女医さんもいてもおかしくないと思います。

キャリアは多様化していますしバリバリ働いて幸せならそれでいいですし、そうじゃないなら別に数年現場から離れたって長い人生では何ともありませんよ。

大事なことは個人として仕事を人生の中でどう位置付けるか、ってことを明確にして女医として仕事していくことではないでしょうか?

別に非常勤だろうが当直しなかろうが、周囲や男性医師に気遣いしすぎることはありません。安心してくださいね。

 

 

っていうことで長く書きましたが結局女医さんが仕事と家庭、両者を充実させるために考えておくべきことは以下になるかと思います。

①働く医療機関をきちんと選ぶこと

②自分が仕事に何を期待しているのかを明確にしておくこと

③専門医についてはとらないという選択肢もありだということ(人生にはもっと大事なことがあります)

④周囲のスタッフに必要以上に気を使わないこと(どう働いてもらうのか、周囲のスタッフの負担をどう減らすのかを決めるのは医療機関の経営者の仕事ですから大丈夫!)

⑤子育ての期間は完全に仕事を休むっていう選択肢もあること

こんな感じですかね~、早く女医さんが子育ても仕事も楽しくしながら両立できるような時代がくればいいですね、当院はそこを目指して頑張ります!

 

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 


2018.07.01
Wearable medical deviceが一般的になると、その情報を誰がどう管理するのかは非常に重要な問題ですね。【 blockchainの応用は必須かな】

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

Wearable medical deviceが一般的になると、その情報を誰がどう管理するのかは非常に重要な問題となります。自分は企業に任せるのではなく国がある程度責任をもってシステムをつくるべきと思っていますが皆さんはどう考えますか?

以下気になった日経デジタルヘルスの記事です。

複数センサーの”掛け合わせ”で介護現場に革命を

要約して本当に簡単に言うと、介護の現場で複数のWearable deviceなど使用して情報を管理、活用していこうねっていう内容です。

以下の図が全てを表していますのでこの絵だけでもみてください。

 

自分としてはWearable deviceはもうすぐにでも実現していけると思っていますが、この集まった情報をどう管理して活用していくのか、またその情報は個人のものなのか国のものとするのか、などの点は非常に興味がある問題として考えています。

国は

情報の管理→企業の管理

情報の活用→国と民間企業で活用

って感じで考えているんじゃないかと思いますが、個人的には情報の管理をするインフラは国が主導で整備するべきなんじゃないかと思います。電カルと同じで企業主体でやると収集が絶対つかなくなります・・・

 

ブロックチェーン応用してPHRは国でも個人でも管理できるような時代そう遠くはないんじゃないかな、って思いますが、皆さんはどう考えますか?

 

*Wearable medical deviceと Health Records、Blockchain 関連のニュース記事たまたま他にも見つけましたので興味ある方どうぞ!

The Power of Blockchain on Medical Devices and Health Records

The technology holds the promise of making information more secure and more sharable while giving patients more control over it.
「As the range of current research suggests, there are multiple elements involved in developing a suitable healthcare. But the evidence already suggests that the technology could be the most effective way of making the most of electronic medical data.」ってありますし自分もこの意見には同意しますね。

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 


2018.07.01
複数の専門科を受診をすること、かかりつけ医をもつこと、両者は矛盾しません。

こんにちは、宮の森でかかりつけ外来を行っている診療医@今井です。

今日は専門科での診療とかかりつけ医についての話を少ししたいと思います。

 

先日外来に体調不良で受診された初診の患者さん、複数疾患があってS大学病院とT病院、Sクリニックに通院されているのですが処方は全て3か月処方で通院も3か月毎とのこと・・・・日々の体調管理や相談が中々できずに困っていて今回も困る症状ありとのことでの来院でした。

ひとまずその場でできる処置を行いましたがその後の診察室でこんな会話がありました。

 

今井「処方やちょっとした検査、体調管理は当院でもできますし、何より専門科以外の相談にものれますよ?専門外来に通うのはいいと思いますが、頻度とかかり方をよく相談してみてはいかがですか?

例えば必要な検査や体調変化時のみ受診して通常はこちらにかかるとか・・・

今まで通り複数病院受診されてもいいですが、お年もとられて今後も今回のように色んな病気でてくることもあるかも知れませんよ。体調変化時にこれまでの治療情報もなく場当たり的な治療の相談って実はどこまで治療していいのかって診察する医師としても結構迷うんですよ・・・

何より複数病院かかることで医師としてもどこまで自分が診察すべきかって結構中途半端になることあるんですよ~」

患者「今まで3つの病院の3人の先生がかかりつけの先生で通っていたんです。専門病院での治療は希望したいし・・」

今井「行くなって言っている訳ではないんですよ。ただ定期通院しても3か月毎の定期受診で薬も変わらないのなら、日々の体調管理は近くの診療所でして、検査のときだけ、必要になった時だけ受診するっていうかかり方もあるんですよ。」

患者「・・・・少し考えます・・・」

 

なーんてこんな感じの会話、日は結構多く外来でしています。

自分はかかりつけ医を何としても当院に変えろ!なーんて了見の狭いことを言っているんではないです。

ただ専門科での診療とかかりつけ医の使い方はきちんと考えて欲しいなぁといつも思っています。

かかりつけ医とは

元来かかりつけ医とは

「患者さんに医療的な問題が起きたときに身近で相談にのり対応してくれる、自分を一番よく知っている医師」

っていうのが定義かと思います。

何か問題が起きたときにその人の人生をきちんと把握した上で総合的な診察やアドバイスをしてくれる、そんな医師がかかりつけ医ですね。

なのでこの定義から行くと、

大きな病院の専門科のDrはかかりつけ医とはなり得ません!

これは大事なのでよく理解しておいてくださいね。専門科のDrの仕事は専門科の疾患の治療をすることが仕事であって、その人の人生や家族背景、医療に対しての考え方等はあまり重要ではないんです。

あくまで通院している患者さんは「その専門科での診察に特化」して診察していると考えているDrがほとんどです。

決して自分はそんな専門科のDrの診察を否定している訳ではないですが、それが上記の患者さんのように複数の病院や診療所を受診することになると、結局誰もその人の人生やトータルの医療に関しての責任を持たなくなります。

薬も各専門科がバラバラにだしますので10種類以上の多剤投薬、ポリファーマシーにどうしてもなってしまいます・・・・

 

こんな感じで色々通院している人が、何かあった時だけ大きな病院には行けないから診察してくださいっていわれても、正直かかりつけ医として診察しているクリニックの立場からしたら「難しいな」っていうのが正直なところです。

○治療歴がわからない

○他の先生の考えがわからない

○その患者さん自身の医療や人生に対する考えもわからない

この状況で診察、治療するっていっても結局は無難な治療しかできないですし、何かあったらすぐに元の病院に行ってね、としか言えません・・・・

 

高齢者は複数の専門科を受診するのではなく一か所のかかりつけ医をもってください

ということで何が言いたいのかというと、高齢者の方は複数の専門科を受診してもいいのですが、投薬であったり検査であったり今後の治療方針であったりとしてもらう医師をかかりつけ医として是非一人つくるようにしてください。

さらにはその先生が在宅医療や介護についても精通していると尚いいでしょう。

そんなかかりつけ医をもたないと本当にその人にとってのベストな治療や責任のある医療って受けられないのが実情かと思います。

複数の専門科を受診をすること、かかりつけ医をもつこと、両者は矛盾しませんのでかかりつけ医をもつことを是非ご検討くださいね。

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

 

 


2018.06.30
【2018年】当院の訪問診療の上半期の活動を数字で振り返る

こんにちは、札幌で在宅医療、在宅緩和ケア、かかりつけ外来を行っている医師@今井です。

2018年もあっという間にもう折り返し地点になりました。ということでこの半年の間にどの程度の活動をしてきたのか、在宅医療の部門だけでも振り返ってみたいと思います。過去2年の分も比較で乗せてみたいと思います。

興味ある方ぱらっとみて、在宅のクリニックってこんな感じのアクティビティなんだ~って頭の片隅にでも覚えておいてくださいね~

~関連記事~

【2017年】当院の活動を数字で振り返る

【2016年】当院の活動を数字で振り返る

 

定期訪問診療

2018年現在:4020件

2017年:7548件

2016年:6763件

今年も件数が増えそうですね。

ただおそらく下半期はみなみクリニックの開業もあり和田先生がいなくなる&患者さんをつれていくので下半期では訪問件数は横ばい~減少かなと考えています。

医師が大体5。5人体制くらい、一人当たり750回訪問。月で割ると120回程度の定期訪問となります。ひと月20日とすると1日の定期訪問件数は医師一人当たり大体6件となりますね。

まあ定期の訪問は諸々考えると年末にはおそらく8000件程度の回数で落ち着くのではないかと予想しています。

往診

2018年現在:345件

2017年:531件

2016年:663件

往診回数は2018年はこのままいけば単純に×2で考えると690件程度となることが見込まれています。

増加している原因はおそらく2つあって

①診療している患者さんが、往診がより必要になる病状である割合が増えている

②外来からの往診が増えている

のが原因なんじゃないかなと考えています。当院は初診の方からどんどん往診していますのでこの件数は下半期も増えそうな予感・・・

 

時間外往診(夜間、深夜、土日)

2018年現在:130件

2017年:221件

2016年:133件

こちらも順調に増えています。2年前の倍の件数となっていますね。これも上述のとおりの理由があるのかなと思っています。

月にならすと大体20回程度の休日や夜間、深夜の往診にでている形になりますが不思議と負担感はそんなにありません。皆で当番回しているからでしょうかね~。

退院時カンファレンス

2018年現在:70件

2017年:100件

2016年:92件

カンファレンスの回数も増加していますね。これは

①病院側が積極的にカンファを開催してくれるようになった

②カンファレンスが必要な患者さんの紹介の増加

③当院のMSWの活動が周知されてきている

っていうのが理由かなと考えられます。下半期もおそらく継続してこのまま活動していくので年間のカンファレンスは140回程度になるのではないかなと思われます。

自宅看取り

2018年現在:50人

2017年:93人

2016年:72人

こちらも徐々にですが増加傾向です。自宅看取りは素晴らしいですが現実的には入院した方がいいっていう患者さんや家族の方もいらっしゃいます。

連携病院や入院先で亡くなった方は大体ですが20人程度おられます。都度適切な場所でケアをして希望をかなえていくのは続けていきたいですね。

下半期はどの程度の患者さんを自宅でお看取りすることになるでしょうか・・・

当院の職員数

2018年現在:52人

2017年:42人

2016年:33人

みなみの診療所の職員やステーションの人数の増加、外来看護の充実などで職員数は年々増加傾向ですね。おそらく下半期はそんなに多くはならないでしょうが、既に医師が二人来ることも決まっているのでそれにあわせてさらに事務や看護師さん増えそう・・・・

昨日の壮行会もそうですが、気の合う仲間がどんどん増えるのは本当にありがたいですし楽しいですね!!

 

ということで簡単に当院の在宅部門の数字、2018年の上半期分を振り返ってみましたよ。他に何か知りたい情報あるようであれば気軽に連絡くださいね~・・・

 

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 


2018.06.29
さっぽろみなみホームケアクリニック壮行会&新入職員歓迎会、楽しく終わりました!!

こんにちは、いまいホームケアクリニック院長の今井です。

本日は7月1日から開院するさっぽろみなみホームケアクリニックの壮行会&新入職員の歓迎会を行いました。

会場はいつもお世話になっている西28丁目地下鉄駅近くの円山”旬”。

本当に心底楽しく南に行くメンバーの壮行会を行えたこと、新職員さんの歓迎をできたことで自分にとってもとても印象に残る会となりました。

以下会の写真です。当院退職された小串先生にも飛び入りで参加してもらいました!(^^)!

 

自分は1次会で切り上げましたが今頃楽しく2次会に流れているころでしょう。みなみのスタッフさん今日は楽しく過ごしてくださいね~。

 

当院は職員全員で楽しく仕事しています。在宅医療や緩和ケアを受けたい患者さん、当院で働くことに興味ある方気軽にご連絡を!!

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 


2018.06.29
<自宅で過ごすことはリスクがある>そう言って本人の意向ではなく施設入所となってしまうのは悲しいですね。

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

介護度の高い人が自宅で過ごすにはリスクがある。

当たり前といえば当たり前ですが、それを回避するために本人の意思に反して入所を勧めたり、自費のサービス負担で過度に経済的な負担をかけてしまったり・・・・・そんな調整をするケアマネさんをたまに見かけます。

 

在宅医療の現場で大事なことは何よりも本人の意思であるはずですが、その意思決定を尊重できない現場をみると悲しくなりますね。

認知症であっても自分のしてほしいこととしてほしくないことはきちんと主張することはできます。

多少見守りの体制がプアでも誰もいない時間があったとしても(自分なら常時人いる方がストレスになりますが・・・)、また自宅で誰にも気がつかれずに亡くなってしまったとしても、本人の意思が尊重されるような介護や医療を提供できるようにしたいですね。

 

皆さんの周りでも独居でも自分らしく生活されている方いらっしゃいますか?

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 


2018.06.29
さっぽろみなみホームケアクリニックへ物品と人員の移動と準備、大詰めです。

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

さっぽろみなみホームケアクリニックの移転、いよいよ大詰めになっています。

こんな感じで和田先生と一緒に行くことになるスタッフが段ボールに荷物つめて朝から慌ただしく動いています。

昨年和田先生と南区でも充実した在宅医療をうけられるように自分達が頑張ろう!!って決心してから9か月・・・・あっという間に時間が過ぎました。振り返るとドタバタしていたこともあったけど楽しい時間だったな~・・・

 

一緒に行くスタッフは、入職してからずっと和田先生と一緒に診療についていた兼村看護師、最近入職した川島看護師さん、旭川で和田先生と一緒に診療していた川合先生、MSWの斉藤さん、在宅医療の事務のスペシャリストの小松田さん、そして事務スタッフを束ねる木田さんと、周囲のスタッフは精鋭がそろっています!!

 

7月から2診療所でさらにパワーアップして診療していきます。中央区でも西区でも南区でも、在宅医療や在宅緩和ケアの相談があれば気軽に電話くださいね~。

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

「在宅療養支援診療所の開業、経営、運営の教科書」書いてます→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加