公開日:2022年04月04日

最善の医療が最善の選択肢とはならないこともある

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

在宅医療の現場では治療に関しては色々な要素を考えて選択することになります。患者さんの状態、家族の状況、医学的な治療の選択肢の有無、治療後の経過がどうなるか、地域で利用できる医療・介護資源の状況、などなど・・・

なので医学的に一番いい選択肢、最善の医療が患者さんや家族にとっては最善の選択肢とならないこともままあります。

例えばですが重度褥瘡があることで医療保険での訪問看護が入っていて、その医療保険の訪問看護で生活自体が成り立っている場合、必死に褥瘡の治療をすることっていいことなんでしょうか?褥瘡が治っても生活自体が成り立たなくなってしまえば・・・・その患者さんにとって本当にそれはマストなことなんでしょうか?自分はそうは思いません。

自宅で療養することに必要なことを考えて医療をどのレベルまでの提供とするのか。匙加減まで調整してあげるのがいい在宅医だと思いますよ。(ただこの考えって病院では絶対通用しない考えですが)

 

医療はなんのため?何を目標とすべきなの?在宅医療の現場では一人一人がよく考える必要がありますね。

 

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