公開日：2021年10月08日

それって患者さん中心のケアの視点はありますか？

こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

最近自分達もそうですが、既存の訪問看護ステーションさんがかなり忙しくて、新設された訪問看護ステーションさんと組むことが多くなってきました。

当たらいいステーションでもきちんと管理者の方がケアを考え訪問看護を組み立てている場合もあるし、逆にそれってどうなんだろう？と思うようなケアをしている訪問看護ステーションさんもあります。昔の自分は若かったのでそのような場合はかなり厳しくきちんと伝えていたのですが、最近は年を食ったのでしょうか・・・・最低限さえクリアしていればあまり他の事業所のまずいところに関しては指摘しなくなってしまいました。

今までの経験上、そのような指摘してもケアを改善してくれるステーションって結構少なかったっていうこともあるし、何より今は自分達の診療がいっぱいいっぱいだからっていうこともあります。玉石混合の事業所が多くなっていく中、他の事業所のできていないところ、どこまで自分達でカバーすべきなんでしょうか・・・・・自問自答しています。

上記のような経験の浅い訪問看護ステーションの場合、訪問看護を提供するにあたっての第一優先が本当に患者さんなの？？って思う機会が多いです。ケア一つとっても、訪問頻度をとっても、他職種への関わり方をもってしても、経営のことが第一優先になってるんじゃないかな、と・・・「それって患者さん中心のケアの視点がありますか？」と一回聞いてみたいと思うことありますね。

訪問看護ステーションにとってはその患者さんはone of them、かもしれませんが、患者さんにとってはそのケアこそがその患者さんにとっての全てです。

訪問看護師さんには一回一回の訪問が最後の訪問になるかも知れないから　ベストを尽くそう！！・・・そのくらいの気概をもって訪問看護をしてもらいたいと思っています。高く要求しすぎでしょうか？？

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