公開日:2021年01月29日

コロナワクチンの接種体制について~在宅患者さんは自宅での接種は難しい??~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

コロナワクチン接種の方法どうなるのかな、特に在宅患者さんで集団接種会場に行くのが難しい患者さんってどうなるんだろう?と思っていましたが、ワクチン接種の予約に関して以下のような記事を見つけました。

↓道新さんより

LINEでワクチン接種の予約 自治体にシステム提供

「LINE(ライン)は28日、無料通信アプリを使った新型コロナウイルスのワクチン接種の予約システムを全国の市区町村に提供すると発表した。自治体の公式アカウントから接種する会場や日時を選択できるようにし、住民と職員両方の負担を軽減する。既に神奈川県寒川町や和歌山県紀の川市など、全国約100の自治体が導入を決定または検討しているという。

 公式アカウントで、自治体から通知されたワクチン接種券の番号などを入力して予約する。新型コロナに関する情報の検索や、人工知能(AI)を活用した自動対話システム「チャットボット」が質問に回答する機能も利用できる。」

 

とのことで予約に関してはラインなどのシステムを使うことになりそうですね。確かにスマホでの管理は必須ですよね。時間、場所、事前の問診、副反応の報告など紙ベースでやるのは無駄が非常に多くなりそうです。

 

・・・とこの記事を読んでいてふと思ったのですが<既に自治体レベルではどのようなワクチン情報を得て導入を検討しているの?>ってことですが、調べてみたらありました。厚生省からきちんと都道府県向けに情報発信されているんですね。

以下厚生省の資料です。令和3年1月15日付けで厚生省から公開されています。

新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業に関する都道府県向け説明会 資料

からワクチン接種について興味ある方は

資料2 新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保について[PDF形式:5.3MB] 

を確認してみてください。結構面白い資料です。以下に特に自分が興味をもった、<医療機関での接種体制モデル>の部分の資料少しだけ提示します。

 

資料ではファイザーとモデルナのワクチンは基本的には集団接種がメイン、アストラゼネカのワクチンのみが保管方法の点から居宅の在宅患者さんに使用できそうですが、こちらも資料を読む限り在宅での接種はまだ想定していなさそうな感じですね。

特養やGH、サ高住などの施設は集団接種の対象となるでしょうが、居宅の患者さんの扱いはどうなるのでしょうか?認知症とかALSで呼吸器ついている患者さんとか、集団接種の会場まで行くのハードル高い患者さんたくさん診ているですけど・・・国や市町村にはここの部分もきちんと考えて頂きたいと思います。

追加の資料が出次第確認したいと思います!皆さんも何か面白い資料見つけたら教えてくださいね~

 

 

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