公開日:2020年12月09日

専門&認定資格を取得する訪問看護師さんに期待すること

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

ちょうど今来週に市立大学の在宅の専門看護師さんに講義するための資料を作成中です。資料内容は自分の専門領域でもある脳神経外科領域の在宅看護について、ということになりますので、その領域の学びになるように色々工夫はしたいと思います。

個人的には重要なことは、在宅の現場でその時点で患者さんの症状から病気を類推し、入院になった場合の治療のアウトプットやその後経過についての説明がその場ででき、入院しなかった場合はどうなるのかもある程度は指し示せることかなぁ、と思います。なので結構期待するハードルは高いです。

 

ただ勘違いしてほしくないのは、在宅専門看護師さんや訪問看護認定看護師さんに知識に偏った「ミニ医者」には絶対なってほしくない、とは思います。看護のバックグラウンドをあくまで大切にし、医療と介護、生活面全てを踏まえた上で患者さん家族にとって最も最適な選択肢を提示できる職種になってほしいと思いますよ。

特定行為なんか正直重要ではないんですよね・・・・そんなことしなくても、培った状況判断能力とコミュニケーションスキルで在宅の現場で活躍してくださいね~って是非是非お伝えしたいと思っています。

皆さんは認定や専門看護師さんって特定行為をするためにいると思っていませんか?自分はその行為を超えた先にこそ彼女たちの活躍する場があると信じていますよ。

 

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