公開日:2020年10月26日

後期高齢者の医療費自己負担割合の見直しとともにすべきこと~フリーアクセスは金科玉条か~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

医療費の自己負担割合ですが、今後75歳以上であっても現役並み所得者に関しては原則2割負担となるようですね。

後期高齢者医療費の直しを推進、首相が所信表明

増大する社会保障費を鑑みると仕方ないことかと思いますが、それとともにしなければいけないのは無駄の削減・・・介護の分野では介護保険や傷害サービスを食い物にしている事業者が多々存在するのは見てきていますので、こちらの方はこちらの方で早急に対応してもらいたいと思いますが、医療に関しての無駄を削減するのであれば、やはり高齢者のかかりつけ医制度の確立は必須だと思います。

 

国民皆保険制度は自分は素晴らしい制度で今後も将来的に必ず残すべきかと思いますが、正直フリーアクセスの制度に関しては半世紀前の制度であり劣化が著しいため、今後は金科玉条の如く扱うのはやめるべきかと思います。

地域包括ケアの時代ではどう考えても、また実際の現場で診療していても、高齢者医療に関してはフリーアクセスによるデメリットはメリットを上回っていると感じます。

ポリファーマシーの問題、介護医療の連携の問題、認知症や在宅緩和ケアの問題などなど・・・・これらはかかりつけ医機能をもった医師がきちんと地域で活動していればほぼ9割方解決できる問題だと考えますが皆さんはどう考えるでしょうか?

 

医療費の自己負担を増やすのと共に、無駄を省き制度を根本から見直す、そんな抜本的な改革も同時に行っていってほしいと切に願います。現場からは以上です~

 

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