公開日:2020年07月12日

コロナ禍の現状で考える医療のこれからの課題とは?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

コロナの影響が医療に、ひいては在宅医療に今後どのような影響を及ぼすのか、自分なりに日々思索、模索しています。7月現在の今週末も色々考えていたのですが、今後はいくつかのポイントに絞って自分の考えをまとめていった方がすっきりするなという結論になりました。なので今日は少しだけ「今後自分が考えていくべきこと」について書いていきたいと思います。

 

自分はコロナ禍においての今後の医療の将来、課題を考える際にひとまず次のポイントに絞って考えていくこととしました。

1今後の医療の在り方と在宅医療の担うべき役割について

2在宅医療や在宅緩和ケアはどうあるべきか

3病院医療と在宅医療の関係性

4在宅緩和ケアの在り方について

です。以下に少し各項目について書いてみます。

 

1については当たり前ですが、もっとも基本的なコロナ後の医療はどうなるの?っていうところを考えていきたいと思っていますよ。同時にその医療提供体制の中、つまり入院医療や外来医療が制限される中で、在宅医療が担うべき役割は何になるのかも検討していきたいと思っています。

2では次のステップとして、さらに具体的にではコロナ禍以降の在宅医療や在宅緩和ケアは、具体的にどのように医療を行うことが地域の人のためにとって役に立つのか、自分なりに考えていきたいと思っています。

3つ目は中々自由に患者さんの行き来ができなくなってくるであろう病院での入院、外来医療を踏まえつつ、どのように在宅医療が病院医療とうまく付き合っていくべきかも少し掘り下げて考えていく必要があると思っています。

最後の4つ目はもっとも具体的ですが、在宅緩和ケアの今後についてもう少し考えていきたいと思っています。在宅の緩和ケアにはヘルパーさんやケアマネ、リハセラピストは看護師などの多職種が関わります。経験も出身業務もバラバラですよね。そのような多職種の皆さんと熱発したり呼吸器症状がでることも十分ありうる在宅緩和ケア対象の患者さんをどうみていくのか、また体調変化時にどのような対応をとり病院とはどのような関係をつくっていくのか、入院した場合やしなかった場合の予測についてどのように患者さんや家族の方に話をし情報提供をするのか、さらには複数医師が在籍するクリニックで緩和ケアへの取り組みをどのように考えていくべきか、などなど・・・・

 

色々考えると思索の範囲がものすごくなるので今後はこの考えの枠の中でひとまず問題が何なのかを考え、その解決のためにどうすべきなのかを考えていきたいと思っています。

在宅医療がしなければいけないことは何なのか、今後はその重要性や役割がさらに拡大していくことは間違いないと思っています。出番が来た時にきちんと地域の役にたてるように事前に上記の問題を自分なりに考え答えを見つけていきたいと思っていますよ。

 

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