公開日:2020年05月24日

施設での家族の面会制限はまだまだ継続されそうです

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

訪問している施設の介護担当者と話しをする機会がありました。

「どの患者さんも施設内での面会は制限されていて、家族と会えるのは通院のほんのわずかな家族対応の時くらいしかありません・・・・かれこれ3か月近くそのような対応が継続しているので本当はゆっくり家族の方にも会って頂きたいんですが、施設内感染者が出た時のことを考えるとやっぱり怖くて施設として許可できないんです」

「感染者が出た場合風評被害で全て経営もダメになるだろうし、何より介護者もやめてしまいそうで・・・」

「あとかりに施設でクラスターが出たとしても結局はその施設内で頑張る以外にはないんですよね?」

などなど・・・在宅医個人としては家族との面会くらいさせてあげたい気持ちはあるのですが、上記のような介護者の考えも100%理解はできます。おそらくどの介護施設や住宅でも皆さん同じように考えていられるのではないでしょうか?

行政の支援が期待できないなか、住宅としてはどうすべきか・・・どの管理者も施設のスタッフのこと、患者さん家族のことを考え悩んでいます。当院としては出入りしている施設の医療面での心配に関してはできるだけ取り除いてあげたいと思っていますが、今回のことは当院でできること、できないことは結構明確になっています。できないことを考えても仕方ないので、できることを淡々と行い施設の管理者やスタッフさんに安心してもらえるように努力していきたいと思いますよ。

それにしても札幌市、茨戸のクラスター対策はネガティブな意味で大きな前例をつくってしまいましたね・・・・

 

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