公開日:2020年05月19日

クラスター対策に対して、札幌市の行政の対応は遅すぎです。

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

朝日新聞から以下の記事がでていましたのでご紹介します。是非一読してください。

隔離徹底・介護者確保に苦慮 集団感染のアカシアハイツ

気になった部分を引用すると

<・・・・現地対策本部は16日、同施設と1階でつながる「茨戸デイケアセンター」(休止中)に設けられた。>

<現地対策本部では、介護従事者の確保も担う。感染者87人のうち21人が介護・看護職員が占める。通常であれば介護職員、看護師30人程度が必要だが18日現在は24人と、足りない状況が続く。

市高齢福祉課は、道老人保健施設協議会など複数の関係団体に支援を文書で要請する準備を進める。口頭では頼んでいるが、感染リスクに備えた保険などの確認が必要なため、正式な要請に時間がかかっているという。

札幌市の山口亮・感染症担当部長は「現地対策本部をもっと早く設置すべきだったとの指摘については、その通りと受け止めている」としつつ、「入所者の様子がすぐに把握できるようになり、関係機関ともその場で迅速に連携できている」と話す。(芳垣文子、原田達矢)>

 

↓以下文中の時系列

茨戸アカシアハイツをめぐる新型コロナウイルスの感染拡大

4月21日 隣接するデイケアセンターで1人の感染確認

26日 茨戸アカシアハイツで入所者1人の感染確認

28日 札幌市が施設をクラスター(感染者集団)と認定

30日 施設内で入所者2人が死亡

5月1日 札幌市が施設の感染者の隔離を開始

3日 感染者が50人超に

12日 施設にいた陽性者1人が初めて入院

16日 札幌市が現地対策本部を設置

18日 感染者が87人、死者15人に

 

 

 

ということで個人的な見解としてはやはり遅くとも5月1週目には現地対策本部を作るべきで、もっと早期の対策が必要であったとは思いますが皆さんはいかがお考えでしょうかね?

今回の対応が今後の札幌での施設発生時に同じようになされるのであれば、基本的には高齢者施設での感染初期対応は施設側の責任でしていくしかなさそうです・・・本当にそれでいいのでしょうかね?

 

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