公開日:2020年05月05日

コロナ後の在宅医療の世界において、重要性がさらに明確になるのはどの職種?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

緊急事態宣言が5月末まで延長になりましたがここまでは皆さん予想の範疇だったのではないでしょうか?個人的には5月末までの宣言延長が自営の方に耐えられるギリギリの線だと思っていますので、6月から(状況により5月末くらいから)は経済活動が再開され夏の経済活動のピークまでにはできる限りの策を行って社会経済活動をコロナ以前のような軌道に乗せていきたい、というのが国の考えかと予想しています。

その間、5月中に必要なことを医療側から考えると、一番は医療提供体制をシステムとして整備すること、ですね。救急医療の整備、コロナ患者さんの治療医療機関とその後のフォロー体制、コロナ以外の疾患の治療体制、あとクラスター管理(本当に施設に全員隔離したままでいいの?)の問題などなど・・・考えるべき、準備すべき事柄に優先順位をつけて取り組むことが重要ですが、考えている通りうまくいくのでしょうか?

個人的には3月末~5月頭までの行政の対応や医療行政上のリーダーシップの欠如、システム構築の進まなさ具合をみていると(札幌レベルの地方都市でもそうなんです)、とてもではないけれど6月以降の経済活動再開時に医療現場が大混乱となるのは目にみえていると思いますが皆さんはどう考えますか?

おそらく札幌市の保健行政では現場レベルでは努力はものすごいしているけれど指揮命令系統の統一ができておらず、誰が、どの決定の責任をもつのか、そもそも誰が決定するのかもあやふやなんでしょうね・・・・・5月中にどのような対応となるのか注視していきたいと思います。

 

さて表題の如くコロナ後の在宅医療の世界において、重要性がさらに明確になるのはどの職種?って問いですが、皆さんはどう考えますか?自分はまさしくこの職種しかないと思います。

ずばり「訪問看護師」です。

コロナ後の在宅医療においてはどの患者さんも残念ながら「医療機関の都合」という状況を甘受しなければいけなくなるでしょう・・・「○○病院から熱があったら来るなと言われた」「その状態なら入院はできません」「当番病院に行けと言われた」「ホスピスには入れません」「バックベットは無理です」等々・・・・そんな医療機関同士の都合を埋めて、さらに混乱している医療者会システムを理解しながら患者さんや家族が困らないように医療面と介護面の問題、両方を見ていける職種は在宅医療においては訪問看護師さんしかいないと自分は考えていますが皆さんはどうお考えでしょうか?

ただ如何せんそこまで考えて行動できる訪問看護師さんは少数です・・どんどん増えてもらわないと札幌の地域医療は崩壊していきます。ということで札幌で訪問看護やりたい方、当院までご連絡ください。札幌の在宅の現場から、できることを少しずつ一緒にやっていきましょう!

 

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