公開日:2020年04月13日

今後の札幌の医療提供体制のブループリント、誰がつくっていくのか全く見えません・・・

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

土日の外来は発熱者は完全時間で分けて診療する形にしましたが特段問題はなく対応できました。ただ気になる点もいくつかあったので改善しつつ今後の診療に役立てていきたいと思っています。

さて外来もそうですが、在宅医療の分野でも日に日に不安感が強くなってきています。現実まだコロナ感染症の患者さんや疑い症例が当院で出た訳ではありませんがいつでてもおかしくない状況・・・・そんな状況で何が不安かというと「今後の札幌の医療提供体制をどうしていくのか、そして誰がリーダーシップをとっていくのか」ということが全く見えてこないことです。

札幌市医師会なのか、市レベルなのか、在宅の分野で言えば公的な組織である在宅医療協議会が在宅医療の指針などを策定するのか等々・・・どうなるか注視していますが、現状では「個別に各クリニックがコロナ対策などをみながらうまくやってね」というレベルで、本当に救急患者さんや緩和ケアが必要な患者さんが出た場合にどうするのか全く将来像が見えないのが現実です。

本来ならばこういう時こそ医師会や札幌市が責任をもって医療提供体制についての医療機関の調整や医療機関の支援などに尽力すべきと個人的には思えますが・・・・末端のクリニックには全く今後の方向性が見えません。

 

今すぐにでも札幌市全市レベルで、現状の医療提供体制を持続して行っていくため、今後何をすべきなのかの施策と方針を早急に出すべきです。個別のクリニックの努力ではいかんともしがたい医療の現状がすぐそこまで来ています・・・医療崩壊を防ぐために早々に責任ある機関には方針を出してもらいたい、そう切に願っています。

 

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