在宅医やかかりつけ医に必要な”患者さんの身近にいること”が実践できる医師は今は少ないのかも・・・
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
よくいい在宅医やかかりつけ医の見つけ方ってどうしたらいいですか?と聞かれますが、一番大事なのは「近くにいる医師が一番いいかかりつけ医&在宅医となりえますよ」と話ししています。
この”患者さんの近くにいること”の意味って二つの意味があります。一つは単純に距離的な意味。自宅近くの医師であれば何かあればすぐ相談できますが、電車や地下鉄、バスで乗り継いで1時間かかるところにいる医師がいいかかりつけ医となれるか、というとなかなかそうではないかもしれません。距離的に近くの医師こそあなたにとってベストなかかりつけ医や在宅医になってくれる可能性が高いと思います。
もう一つの”患者さんの近くにいること”の意味は精神的な意味での距離感です。距離的に近いところにいる医師でも結局は精神的な距離が離れたままだと、どれだけ長く通っても、在宅でみてもらっても本当にいいかかりつけ医や在宅医にはなれないかもしれませんね。
自分は少ないながらもこれまで色々お医者さんをみてきましたが、患者さんに本当に精神的に限りなく距離が0にまで意識して近づける医師って実際はかなり少ないのではないかなと思います。どうしても今の医師は医学的なことが全面にでてしまい、患者さんとの本当の意味での信頼関係の築き方っていうのがうまくないんじゃないかなとどこかで感じることがあります。
でもこればかりは医師に教えることは難しいですよね・・・意識的に患者さんとの距離を限りなく0に近づけていける方法って技術論もそうですが、どの患者さんでもその患者さんにあわせて自分を対応させていける人間的な柔軟性、人間力が必要になってきますよね・・・そういう意味では”患者さんの身近にいること”が実践できる医師が増えていくことは難しいかも・・・
皆さんももしかかりつけ医や在宅をお探しなら、フィーリングのあう距離的にも精神的にも限りなく距離が近い先生をみつけることができればいいですね。
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