公開日:2020年02月27日

「がんだから入院」ではなく「がんだから自宅で」と考えてみませんか?

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

がんの患者さんは外来でも在宅でも診療はさせてもらっていますが、療養の場の選択は本当に患者さんや家族の方の考え一つで大きくかわりますね。

 

自分の実感としては患者さん家族のうち

2割:自分の意思で方針を決められる

6割:自分も家族もどう決めたらいいかわからない

2割:家族の方の意思で方針が決まる

のような感じで最後の療養の場が選択されていくような印象です。

大抵病状が進行してくると、多くの患者さんや家族の方が「がんだからそろそろ入院して・・・」とか「不安だからもう入院する時期かなと思います・・・」って話を一度はしてくることはあるんですが、そこはやっぱり在宅医や訪問看護師が「がんだからこそ自宅で過ごしていいんですよ」とか「不安は入院したら解消されますか?」とか色々掘り下げて問うことで、「最後はどこで過ごしたいか」という問題をきちんと考えていけるようになると考えています。

 

在宅医や訪問看護師さんの中には在宅での療養や在宅医療をあまり強く勧めないで入院希望があれば入院を優先、という風にニュートラルに考えている方結構いますが、自分は入院か在宅かを迷っている患者さんや家族の方がいた場合は積極的に「自宅での療養のほうがいいですよ」とお伝えしています。なぜかって?それは経験上在宅で看取った患者さんの最後の満足した表情や家族の方が「療養の場を在宅にしてよかったです」といった声を多く聞いているからです。少なくとも病院に行くよりは圧倒的に満足している患者さんや家族の方が在宅のほうが多いって実感しています。

 

「がんだから入院」ではなく、「がんだから自宅で」と考えてみませんか?そのお手伝いはいくらでもしたいと思っていますよ!!

 

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