公開日:2019年11月01日

これからの在宅医療はSPDCAがスタンダードに!!

こんにちは、札幌は宮の森のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

全国老人保健施設協会のHPに以下の資料が載っているのを見つけました。「リハビリテーションマネジメント加算等に関する基本的な考え方並びにリハビリテーション計画書等の事務処理手順及び様式例の提示について」という資料なのですが、内容としてリハビリのみならず在宅医療一般的にも言及できるような普遍的な内容かなと感じましたので皆さん時間ある時にでも一読してみてください。

どんなところが在宅医療にも普遍的かと言うと、これまではPDCAというサイクルでリハや医療を回していこうね!っていうことは結構言われていたと思うのですが、そこにS、つまりSURVEY(調査)も加えていきましょうね、という部分です。

本文から抜き書きすると、Sに該当する部分の内容は

以下にリハビリテーションマネジメントにおける SPDCA サイクルの具体的な取組内容を記載する。
① 調査(Survey)
イ 事業所の医師の診療、運動機能検査、作業能力検査等により利用者の心身機能や、利用者が個人として行う日常生活動作(以下「ADL」という。)や手段的日常生活動作(以下「IADL」という。)といった活動、家庭内での役割、余暇活動、社会地域活動、リハビリテーション終了後に行いたい社会参加等の取組等といった参加についての状況を把握すること。
別紙様式1「興味・関心チェックシート」を活用し、利用者の興味や関心
のある生活行為について把握すること。
ロ 介護支援専門員より居宅サービス計画の総合的援助の方針や解決すべき具体的な課題及び目標について情報を入手すること。また、事業所とは別に医療機関において計画的な医学的管理を行っている医師がいる場合にあっては、適宜、これまでの医療提供の状況についての情報を入手すること。

とあります。↓以下一部のみPDF抜粋↓

 

単純にPDCAを行っていくのではなく、きちんとその人の社会的、生活的背景を調べた上で必要な医療を提供すること、当たり前のように聞こえますが、やっぱりその当たり前のこともしっかりと認識して行うことって重要なんじゃないかなと思いますよ。

これからの在宅医療はSPDCAがスタンダードになる、リハビリの資料をみて在宅医療全般の普遍的なことだなと考えた次第です。皆さんは何か考えることはありましたでしょうか?

 

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